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読了。いかにデータを読むか、集めるかと基本的なことから、分析の方法、何が予測できるかという点まで広げて書かれている。ただし後半部は難しく何度も読む必要があるのではないかと思う。[2009/04/20]
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「べき分布」により、リスク分散を図った長期投資であっても安全とはいえないことが視覚的に理解できた。
分散・標準偏差・相関関数などの予備知識がないと、内容を取り込むのに苦労しそう。
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●未読◎◎◎
多くの報道、通説、専門家による解説の多くが、正確なデータに基づいて書かれているものではありません。
ほとんどの人が元データに当たることなく、あるいは、データを正しく扱うことなく、言説だけが一人歩きしているのです。
データを正しくとらえることができれば、誰でも評論家やジャーナリストに勝るとも劣らない「眼」をもつことができます。
そして、それは、この不透明な時代を生きるわたしたちの必須のスキルです。
本書では、数式を用いることなく、ウェブ上にある実際のデータを通して社会問題を考えていきます。
それぞれのトピックスの考察だけでも十分に価値あるものですが、さらに、その過程で、統計学の重要な部分が自然に理解できるように工夫されています。
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図表が豊富で、学部教養レベルの統計入門書としては良いのではないかと。トピックが、政治、経済中心なので、心理系のトピックでこういう本があれば欲しい。
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これだけインターネット経由でいろんなデータが拾える世の中ですから、それを統計的に有為な形で活用できる思考ができることは、ひとつの武器になるってもんです。統計というと高校数学でみんなが避けて通る「確率・統計」ってジャンルにもあるように、確率と関係が深いのですが、あらためて世の中のいろんな事象が統計を活用していることに気付く本です。
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■概要
統計の基礎知識について、世の中で言われている事象とそのデータ分析から説明した本。
−若者の読書離れは本当か
−小泉改革は格差を拡大したか
−連続する事件や事故に関係性はあるか、等々
生データを見ることから始まり、データの見方(平均と分散、標準偏差、相関関係、大数の法則、等々)をわかりやすく解説しています。
身近なテーマとあわせて、グラフも多く、視覚的に説明しているのが良いですね。
著者もなるべく数式を使わないことを心がけた、と書いていましたが、文章もわかりやすいものでした。
最後の章にあった
『自力で考えることの最大の敵は自分にはわかっているという過信です。一番難しいのは正気を保つことです。正気を保つには、データ分析ほど協力な薬は他にないでしょう』
という文章は印象的でした。
全てのデータには集め方と信頼性があり、そのデータの正確性・読み方を踏まえた上での建設的な議論が重要だと思います。
■仕事に役立つ点
データからメッセージを導くのはコンサルタントとして必須のスキルですし、世の中を見る視点として、生データにあたること、また、批判的な視点でデータを分析する(鵜呑みしない)ことの大事さを意識させてくれる本です。
統計の基礎用語に慣れるにも適しているので、一読をおススメします。
アセスメント等のサービスを展開するに際しても、こうした統計の基礎知識は常識として持っておいて欲しいですね。(はっせー)
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「数式に依存せずに統計・データをどう見ていくか、読んでいくか、利用していくか」ということを眼目とした書籍。
統計に今まで馴染みがなかった人はもちろん、昔統計を勉強したけど忘れたという人にも勧められると思います。
個人的に非常に感銘を受けたのは、標準偏差の説明が簡単に腑に落ちるほど明快だったことです。数ある数学書でもここまで簡潔に説明した書籍はそれほどないのではないでしょうかと思わせます。この点だけでもこの書籍の価値はあると思いますよ。
惜しむらくは、図・表単体だけで出典がわからないこと。読み直すときに出典を知りたい場合に本分の該当箇所を探さなくては行けないのがちょっと面倒くさく感じてしまうので、そこは次回以降の課題にしてほしいと感じました。
難易度は簡単すぎず、難しすぎずなので、何度か再読することをお勧めします。
値段も1600円(税別)と、通常のビジネス書と同じくらいなので、負担が少ない点もオススメのポイントです。
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諸事情により,今までスルーしていたのですが,
売上げランキングと中身を確認すると
意外と参考になりそうだったので,購入しました.
感想は読了後に.
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■目次
第1章 基礎編●データを読む
それ、ほんとう? まず元データに当たる習慣をつけよう!
1 生データを入手する
2 データを図にする
検証 若者の読書離れはほんとうか?
検証 小泉改革は格差を拡大したのか?
ジニ係数とローレンツ曲線/ワーキングプア・生活保護/
ホームレスとネットカフェ難民・失業と非正規雇用/
平均給与・GDP・貯蓄
検証 連続する事件や事故に関係があるのか?
ポアソン分布
3 専門外のデータはこうして読もう
バイオ燃料が地球を救う?
第2章 中級編●データを読む
統計の基本を知って、正しく読もう
1 基本をおさえる 平均と分散
株価の動きに規則性は?/標準偏差
2 足したら出てくる 正規分布
ワイプル分布
3 一を聞いて十を知る 大数の法則
開票率数%で「当確」?/アンケートの偏り
4 分けて考える べき分布
ブラック・ショールズ評価式/安全な資産運用は幻想
5 因果関係と間違えるな 相関
国際学力調査
第3章 上級編 データを利用する
過去データから未来を予測する
1 未来を予測する
ブラックスワン/失業率/日本の出生率/中国の繁栄はいつまで?
2 思考を錬磨する オープンコラボレーション
3 自力で考えることの最大の敵
■レビュー
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統計学を学ぶ必要性を感じて、友人から借りた1冊。
統計学の初心者でも分かりやすく興味を持ちやすい内容。この本を読むだけでは統計思考力を習得することはできないが、とっかかりにするには適当だと思う。
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理学博士からビジネスマンに贈る一冊。この本を休日タイムに読むのは疲れた。統計思考は論理思考の一環であり、そんな頭の使い方は自分にとって日常化されてはいない、ということを痛感させられた。
まず、数字を検証しない言説の危うさを指摘し、統計や数字を見ることの重要性を説く。マスコミなどで流布される言説(例えば、小泉改革は格差を助長した、とか)は本当に統計的に立証できるのか、という検証のくだりは著者の真骨頂。ビジネスの企画には数字の検証が必須で、この辺は既に実行している人も多いと思う。
次に中級編で平均や正規分布など統計学の基礎に触れながら、金融危機下におけるブラックショールズモデル、など時事的な話題に触れる。98年に破綻したLTCMは理論的には正しい行動を取っていた、と擁護する言説もあるが、著者はブラックショールズモデルが正規分布前提に立っていることを堂々と批判する。このあたりも一つの発見だった。
著者は「データ分析オタク」と紹介されており、本書でも数字で世の中を見つめる面白さが味わえる。ただ、わかりやすくするために数字を詰めたり論理を詰めたりする部分を薄めて書いているようで、その辺には物足りなさを感じた。思いっきりオタクした方が、より面白くなるのではなかったか。
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うちの業界の企画職、少なくとも自分の周りの人間たちに関しては、データというものを軽視する傾向にある。
統計データを見せても
「ふーん・・まぁそれは参考程度にするとして、今度のは特別だから」
と言われることがしばしば。
「企画は数字じゃねんだよ!魂でやるんだよ!」
と言われたこともあった。
そういう頭の柔らかすぎる人たちにこそ、是非この本を読んで欲しいと思う。
著者は数学に明るくない人に向けて書いてくれているので統計学に詳しくなくても問題なく読める。
この本は「統計思考力」を磨くという重いテーマにも関わらず、とりあげる題材が魅力的で文章も読みやすく、実際に読んでみるとその理解しやすさに驚くと思う。
副題の「小泉内閣は格差を拡大したのか?」というのはこの本の一節にすぎないのだが、これをキャッチコピーにもってくるあたりも、ずるいが、上手い。
問題は、読んで欲しい人たちにこの本をどうやって読ませるか・・だな。
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お仕事がらみの本だったので、本棚に
載せるかどうか少し悩んだが、数式も無く
読み物調だったので・・・
小ネタとして使えそうなところがあるが、
裏取りを考えると、参考文献をしっかりと
読む必要もありそうだ。
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第一章 基礎編 データを見る
第二章 中級編 データを読む
第三章 上級編 データを利用する
ベキ分布の話が面白い。
あと「ブラックスワン理論」
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パラパラ読みで流す。
時間を作り、じっくり読む必要があると判断し
リアル本棚へ残しておこうと判断した本。