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絶妙なバランスですね。3人の悪友、舞子、鮎美、溝呂木、署長、寺尾...と多彩な登場人物たちへの踏み込み方が、深すぎず浅すぎない抜群のバランス感覚で描かれていると思います。24時間という時間制限の不自然さも、逆に緊張感を盛り上げる演出として効果を上げています。事件やその背景のやるせなさにも関わらず読後には爽快感があり、改稿しているとはいえ処女作としてはかなりの出来映え。横山秀夫は3冊目ですが、カチカチのお堅い作品ばかりじゃなかったんですね。俄然読む気が湧いてきました。
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横山秀夫さんの初作で、父に薦められて読みました。
その時読んでいた「天使と悪魔」を中断して読み始めたのですが、
朝、電車の中で1項目を開いてから、乗り換えが何度あろうと読み続け(流石に講義中は閉じてましたが)、家に帰っても読んで・・・結局最後まで一気に読んでしまいました。
また、この人の別の作品も読んでみたいと思います。
それにしても「天使と悪魔」が一向に進まない・・・先が気にならない訳じゃないのにな。
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「ルパン大作戦」と「三億円事件」…
時効切れぎりぎりに少ない情報から事件を解決しようとする日本警察の頑張りに感嘆です。
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横山秀夫の初期のころの作品らし。
横山秀夫はトリックにきちんとしたつじつまがあるので読んでてすっきりするなあ、と思った。
でも、横山秀夫の本当の良さは、こういった純粋な推理物ではなくて、「動機」とか「半落ち」とか「クライマーズ・ハイ」とかの熱い男たちの綺麗ごとぬきのぶつかりあいとかなんだなあとも思った。
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15年前、自殺として処理されていた事件が、時効前日にタレこみから
殺人事件と疑われることになり、捜査が開始される。
関係者の洗い出し、確保だけでも大変なところへ、
事件のあった同日に時効を迎えた、三億円強盗事件も絡んできて・・・・
時効まで24時間という切迫感の描写が、もうちょっと最初から
あった方が、緊迫感が出てぐいぐい読める気がしますが、
まぁ、処女作にしては、よく出来てると思います。
まとまるべきところにまとまってる感じで、落ち着いて読めます。
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最後に向かって収束していく様が見事。
どんでん返しは若干読める部分もあるが(あの人物を放置して物語が終わるとは到底思えなかった)そこまで気にならなかった。
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図書館。
面白かった!
デビュー作ということで荒削りな感じだけど、
勢いがあって楽しく読めましたです。
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十五年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人―。警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。当時、期末テスト奪取を計画した高校生三人が校舎内に忍び込んでいた。捜査陣が二つの事件の結び付きを辿っていくと、戦後最大の謎である三億円事件までもが絡んでくるのだった。時効まで二十四時間、事件は解明できるのか
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15年前の女性教師の自殺事件が実は殺人だった。高校生たちの友情と試験の問題を盗む計画に3億円事件が絡んできて、大きな展開を見せる。
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7月半ば ぜんぜん最近のねちっこいのよりこの頃のほうがすきなのかも。軽やかで、時代背景があって、そこに物語がある、どこか青春の香りも感じるミステリだった。
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久しぶりの横山秀夫だった。タイトルに惹かれて買ってみた。面白くなくはなかったが、なんとなく肌が合わない感じ。もう一度読もうとは思わないかな。
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横山作品というところから想像して読むと、ちょっと違和感が
あります。まじめなストーリーをイメージしますので。
でも、面白いです。ギャグは苦手なんだと思います。
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東野圭吾の「容疑者Xの献身」を思い出した。
誰かのために罪を犯す…その計り知れない感情に、読後もずっと引っ張られてる。
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どちらかというとミステリープロットに重きが置かれているような構成で人物や組織を生々しく描写する横山作品の中では異色に感じた。デビュー作らしい筆の勢いと(他の作品の重さとは異なる)若干ライトな感覚に新鮮さを覚える。展開は上手く話も面白いのだが、作中で描かれている昭和の高校生に(実際に昭和に高校生だった自分が)いまいちリアリティーを感じられなかったところが残念。やっぱり横山氏は、ばりばりの「大人」と彼らが所属する「組織」を描く方が得意なんじゃないのかなあ。
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いくつかドラマ化や映画化されたものは観たことあるけど、原作はまだ一冊も読んでません。
刑事ものがすごくおもしろいというイメージ。(でも「半落ち」はあんまり好きじゃないかな)
最近姉からおもしろかったから読めば〜といってもらったから、これから読む予定。