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最終号!!
はじめてちゃんと購入
いつもより字数が多く読むのが大変だが
その分内容は充実だし
最終号にふさわしい
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いやー、なかなかヘビーだった笑
雑誌は読み飛ばすのがいつもですけど、
今回はちゃんと隅から隅まで読みましたよー。
やっぱり表現者は温故知新の精神を持っていないとダメですね。
お疲れ様でした。
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この雑誌が休刊ということで、やはり広告という分野が一時代区切りがついたように感じた。テレビCM、新聞広告、雑誌広告…それだけではない他の動きがここ10年くらいで異様な早さで進んでいるような気がする。とにかくスタッフの皆様お疲れ様でした。このあとも日本の広告業界はますます発展していけるように頑張りたいと思った人間がこの雑誌を読んで、広告業界の隅っこにいたということです。
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村上隆→
・アニメ
アニメーションのコアの部分のモードを覚えれば、
脳内ドーパミンが一定以上出るんです。
忙しくて眠れないときは、youtubeでアニメを見るんですよ。
すると脳が覚醒してきて、あと一時間頑張れるみたいな。
今は行動を起こす時代なんです。
行動するのが現代のアーチスト。
宮崎駿さんにしても、美術館を作る、保育園を作る、
もちろんスタジオもオーガナイズして作品も作る
ウォーホールがすごいのは、表現領域を確定できないところ
彼には技術力が無い、アイデンティティがない、色の調和が無い。
何もないんです。でも、それはドラッグカルチャーとリンクしている。
日本のドラッグカルチャーは何か、ずばりそれはオタク文化であると
横尾忠則→
・音楽のジャケットつくるとき
その人の好き嫌いとか、いろんなことをダーッと書いてもらって、
そこから僕の趣味や嗜好と一致するものをピックアップして、
イメージをふくらませて絵にしていく。
・隠居
孤独になるのを恐れるんだったら、やめたほうがいい。
だから僕は携帯ももたないし、できるだけ一人でいたいわけ。
・絵の終わり
疲れたときに終わるんですね。
常に瞬間瞬間に完結していると言えるんですよ。
芸術の中核にあるものはインファンテリズム(by三島由紀夫)
いかに少年の視線でものを見るか。
天野→
知性っていうのは、三つの”チ性”がより合わさったもの
知恵の知。幼稚の稚。白痴の痴。
副田高行→
人は広告を選んでいるんですよね。
広告が広告であるためには、広告を超える表現をしていかないといけない。
年を追うごとに、その確信は深まるばかりです。
いまの日本には、いろいろものが多すぎますよね。
たまにロケで海外に行くと、ちょっと異常だと思うくらい。
服部一成→
・植原さんの作品について
アイデアにどういう情景やモチーフやフォルムをもってくるか、
どんなデザインで仕上げるかが実は大事で、ホントはそっちで成立している
だけど、一見アイデアの面白さが前に見えているところがミソなんだなと
いろんなテイストがてんこ盛りになってて、その厚みで突破していく印象がある。
四角い画面にあんまり縛られていない気がする。
割と柄っぽいというか、どうトリミングしてもあまり価値が変わらない。
・キューピーハーフの雑誌広告
透明感の秘密は内容や撮り方もあるけど、たぶん商品がはいっていないからだと思う。
植原亮輔→
何々っぽいテイストというより"擬音"
ふわっとした感じとか、キュッとした感じとか、
その時代の擬音みたいなものが自分のなかにはいってきて、それでやってる気はします。
佐治晴夫(理学博士)→
男性と女性のあいだには、あと三つくらい性があるらしい。
男性はあと2300万年後���滅びることはハッキリわかっています。
永久の未完成これ完成である(宮沢賢治 「農民芸術綱要」)
我々が生きているということ自体もですね、永遠に完成しないんです。
完成に向かうってことと、破滅に向かうっていうことは、
同時進行で起こっているわけです。
宇宙を成り立たせている根源的原理は、詩的な表現をすれば、
「共感」みたいなものです。
人間とは何かを考えるために、
対極的な性質のものが結びついて、互いに足りないものを補っている存在
だということを認識しなきゃいけないと思うんです。
誰かが言葉を口にしたとき、何と言ったか、言葉自身を気にするのが「こども」、
何を言いたかったのかを理解できる、想像できるのが「おとな」である。
魅力的な人とは?
自分の知らない世界を知っていて、その世界へやさしくいざなってくれる人
森本千絵→
魅力的な人とは?
波打ち際みたいに、変わっていける人。
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時代をうつす一番身近なクリエイティブを集めた雑誌。
例えば、仕事で高い目標を持ちたい時、
辻褄のあわないことで自分の仕事を嘆きたくなる時、
そんな時に、姿勢を正してもらえる雑誌というのが
私にとっては、この広告批評でした。
A5サイズが丁度よく鞄にも、机にもおさまって
当時の仕事はどちらかというと、
別雑誌の販促会議寄りだったけれど、
ADのインタビューや、今の広告の背景などを読むと
私も現状をこえていこうという力がもらえました。
今もどの号を読み返しても
そういう力がもらえます。
復活してほしい雑誌のひとつです。
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参加しております下北沢B&Bのゼミ「働くキュレーターLAB」の河尻所長が幕を引きました広告批評最終号でございます。せっかくなので購入いたしました。
実はワタクシ広告批評なるものを読みましたことが一度もないのでございます。それならばなぜ今のゼミを受けたのかという根本的命題が立ち上がってくるのでございますがそこはそれ「説明会がなんだか面白そうだから」というノリで参加した次第でございまして、いやもうホント良いゼミでよかったよかったと心の底から安堵しております。
さてさてそれで本書を読んでみたのでございますが、これ、凄まじい読み応えですね。他の号がどうなっているかは存じませんがこの厚みこの分量この内容。これで税込1260円というのは、いや、素晴らしき安さでございます。
内容につきましてはワタクシのような広告素人が書けることなどたかが知れておりますがそれでも書いてしまうという暴挙をしてしまうワタクシは永遠の素人であるここに宣言いたしたい!
そんな戯言はさておき面白かったのは以下の通りでございます。
本当にもう色んな人が広告批評の最後を惜しんでいるのでございます
村上隆×佐藤可士和「アートとデザイン」
これは面白かったですねー。特に村上隆氏の「日本は幸福論を構築しきっている」という言葉でございます。角度を変えれば不幸のどん底的状況にある日本人が幸せそうにしているというその状況は実はスゴいことなんだというその視点は素人なワタクシには驚きビックリってなものなわけでありましてこの時点で買って良かったと思った次第なのであります。
辻川幸一郎×児玉裕一×ピエール瀧「ネット空間に浮遊する映像と身体」
これはワタクシの敬愛するピエール瀧大先生の動画と語り口が最高であるとそこに尽きます。あと身体性はやっぱり重要ですね。はい重要です。
宇川直宏×倉本美津留×ひろゆき「テレビとインターネットの未来」
メンバーが良いです。板尾創路の動画を見たいです。ドミューンは時々観ます。以上です。
石川直樹×河尻享一「現代の冒険者と新しいジャーナリズム」
坂口総理との対談以降気になっておりました石川直樹さんと我らが河尻所長の対談でございます。所長、この頃は髪長かったんですね。それはそうと冒険という極めて主観的な行動をできる限り客観的に描こうとするその姿勢は在りし日の新聞ジャーナリズムを思い起こさせます。いえモノの本で存じている程度ですが。それが機能しているあたりジャーナリズムについて考えを巡らせないわけにはいかないのでございます。いえモノの本で存じ上げている程度ではございますがw
えー、以上のようにですね、広告とはですね、直接関係のないことも広告とがっつり関係することも含めましてですね盛り沢山な内容となっておりましてですね。これはね奥さん、買っておかないと損ですよ。いや、これ、本当です。そんじょそこらのムックやらツイッターやらにウツツを抜かしているヒマがありましたら是非ともご一読いただく事を高らかに進言いたしたい! そう思う厳冬の夜なのでございました。