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簡単にいうと、厭な人間が出てきて厭な出来事が起きる作品です。
人間の厭な感情を浮き彫りにした描写に加え、奇怪な出来事が読み進めるごとに徐々に日常に入り込んでくるような感覚がとても厭でした。
いちいち共感のできる嫌悪感なのですが、日常生活で普通に感じうる部分も多く、それを文章化しているのはさすがといったところ。
結局、奇怪な事件は解決もせず、何なのか分からず、オチがつかない終わり方なので、その辺も計算された厭さなのでしょう。
過激な不快さではなく、じわじわくる感じで、気が付くと深みにはまっているのがまた厭ですね。
これらの話はどれも怖くて、汚くて、気味が悪くて、得体の知れないという、そんな話ばかりです。
とここまで書いてみて、なんだこれって人間そのものじゃないかと思いました。
本を読むことで一番厭なのは、全く面白くないことなのですが、この作品に関してはそれはありませんでした。
しかし、こんなに厭な話が、こうして読み進められるクオリティなのは果たして歓迎すべきことなのか。
厭だ。
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読中〜 その3〜(3日目)
ようやく「厭な扉」終了。。。
200ページ越えました…
(遅っ!)
一日一編のペースwww
なんか体力使う。。。つかれた。。。www
読中〜 その2〜
なんか段々と雲行きあやしげー↓↓↓↓
徐々に盛り↓がっております↓↓↓↓↓
とりあえずご贔屓の作家センセなので、★は4つで…
(読了時は、いくつだろwww)
読中〜
超久々に(去年は読んでないよーな気が…)、
京極センセーです。
今日、店頭で購入ー
まだ60ページ程しか読めていませんー
なので帯に書いてある不快感は、まだ序の口なのかも…
たしかに、いつものよりも読み辛い気がするのは…
気のせいか?
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京極お約束の短編が集まったら長編になりましたスタイル。とにかく厭なシチュエーションを集めた…ようで。ホラー読み過ぎなせいか、非現実なシチュエーションが多いせいか、あまりピンと来ない…。上司の人を普通に置いておくだけの方がよっぽど厭なんじゃないかなーという気も。
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書き下ろしを含む七編からなる連作短編小説。
とある広告代理店を中心として勤め人からその家族から辞めた人まで次々と、
厭(いや)な目にあい厭な結末を迎えていくという、
ひたすらに「厭だ」を詰め込んだ、不快で不可解な怪奇小説です。たぶん。
「一読、後悔必至の怪作」という売り文句につられて読んだら本当に後悔しました。
百鬼夜行シリーズのように事件を解体したりしてくれないので読後感最悪。
えぐいよ重いよ彼女怖いよ。消化不良も起こしますし「厭な小説」として成功してると思います。
ですがまぁ、もっともっと上下関係のえぐさとか集団のえぐさとか介護のえぐさとか、
真にせまる感じのえぐさがあっていいように思いますね。
「怪奇」をからめたせいで「厭さ」が薄らいでしまっていて残念。
しかし何よりも賞賛の声を上げたいのがこの装丁、というかブックデザイン!
是非書店で手にとってご確認頂きたい。
『厭な子供』のタイトルページに、わざわざ印刷された「もの」の姿を――。
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非常に不快な小説でした。
まさに名前のとおり!
おもしろかったけどもう一回読むのは厭なので★ひとつ!
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なんて厭な話。
タイトルからして厭な小説ですよなんて宣言されてしまっているから厭な話だったという文句もつけられない。
この本に嫌悪を表明しても、塩にしょっぱかったと文句をつけるようようなことにしかならない。
厭すぎる。
ていうかこの娘の名前なんだっけ?がリアルすぎてすごい厭。
好きだ。
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厭な小説は、本当に厭な感じをする小説でした。
怖いとか、趣味に合わないとかいったの文章の怖さではなく、ヌルっといった感じを感じさせる書き方が、厭な感じを増幅させます。
さすが京極夏彦さんだと思いますが、それゆえに人には薦めることができないのが残念です。
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ええええええ〜〜〜〜!!!!って感じ…。
最初から最後までずっと厭な小説だったな笑。京極ファンじゃなきゃ読めないんじゃないか。ここから京極に入ったひとはたぶんもう作品読まないと思うわ…。
なんか、最後の最後でつながったりするのかなって思ったら別段そうじゃなくほんとに普通に厭な感じで終わったからちょっとムフーンと思った。ていうのはある。
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こんなことあったら厭だなぁ、とか、
こんな状況になったら厭だなぁ、と思うものをギュッとつめた小説。短編集になっているが、すべてのストーリーに登場する男性が、ある古本屋で見つけた「厭な小説」。
それは、見た目も内容もこの小説そのものになっている。
(『はてしない物語』のような構造)
ホラーテイストではあるが、現実味のある生々しい「厭さ」が詰まっているにも関わらず、どんどんと先が気になって読んでしまう。読後感はさほど「厭」ではないところもポイント。
個人的には、ページの間に挟まって死んだような蚊?の死骸が、かなりリアルに印刷されているのが一番厭だッ!
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内容紹介
「知りませんからね、読んで後悔しても。」悪寒、嫌悪、拒絶……あらゆる不愉快、詰め込んだ日本一のどんびきエンターテインメント登場――「厭だ。厭だ。厭だ――」感情的パワハラを繰り返す馬鹿な上司に対する同期深谷の、呪詛のような繰り言にうんざりして帰宅した私を、マイホームの玄関で見知らぬ子供が迎えた。山羊のような瞳。左右に離れた眼。見るからに不気味だ。なぜこんな子が、夫婦二人きりの家に? 妻はその子の存在を否定した。幻覚か? 怪訝に思う私。だが、これが底なしの悪夢の始まりだった……(「厭な子供」より)。「恐怖」と「異なるもの」を描き続ける鬼才が繰り出した「不快」のオンパレード。一読、後悔必至の怪作、ここに誕生! “ゲラを読んでいて、重~い気分になっちゃいました”って、著者が語っていいのか!?
内容(「BOOK」データベースより)
「厭だ。厭だ。厭だ―」感情的パワハラを繰り返す馬鹿な上司に対する同期深谷の、呪詛のような繰り言にうんざりして帰宅した私を、マイホームの玄関で見知らぬ子供が迎えた。山羊のような瞳。左右に離れた眼。見るからに不気味だ。なぜこんな子が、夫婦二人きりの家に?妻はその子の存在を否定した。幻覚か?怪訝に思う私。だが、これが底なしの悪夢の始まりだった…(「厭な子供」より)。「恐怖」と「異なるもの」を描き続ける鬼才が繰り出した「不快」のオンパレード。悪寒、嫌悪、拒絶…あらゆる不愉快、詰め込んだ日本一のどんびきエンターテインメント。
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厭
厭だ
とにかく臭ってきそうな話が厭。
上司に一言ビシッといってやって、
それで「めでたし」にならない不快さ。
厚いけれど「厭だ」「厭だ」と思っているうちに読み終わる。
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ほんとにイヤな小説だなこれ。自分がこの人たちと同じ状況に置かれたらと想像するだけでもう耐えられん・・・。ああ厭だ厭だ。
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「厭な小説」―――帯には、「知りませんからね読んで後悔しても」と書かれてある。
これが、挑戦以外のなにものであろうか(…と思ったのはきっと私だけじゃないと思いたい)。
…確かにどんびきでした。
まぁ、これでもかっ!と言うくらい厭〜な事が書き綴ってあるのですが
一つ厭になったら全部厭…につながる様な心境です(←?)。
普通の常識・理屈が通じない、意味不明な事って日常生活でありがちだけど
繰り返されると怖いですね。特に「厭な子供」・「厭な老人」は、
ぞー……んとしました。
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100冊目がコレかよ・・・
装丁に惹かれて買った。が、内容は、帯に「知りませんからね、読んで後悔しても」と書いてあるとおり、ブルーになる話ばかりだった。
京極夏彦は初めて読んだが、とにかく文章が濃い。そして、段落や改行、漢字の選び方にまであらゆる面でこだわりを感じる。
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どんな「厭」なんだろう?と読み進めて行ったけど、あ〜こんな厭さ加減か。
一話目の「厭な子供」の厭さは表現しずらいです。
わたしも厭だわ。こんな子供。
生理的に厭なもの・ことの表現が上手。