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ピカソ 絵本画集 みんなのレビュー
- ピカソ (画), 森田 義之 (監修), 西村 和子 (責任編集), 小手鞠 るい (原文)
- 税込価格:3,203円(29pt)
- 出版社:博雅堂出版
- 発売日:1998/12/01
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絵本
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紙の本
暇つぶしにパラパラ見たけどびっくり。
2007/09/19 01:46
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最終形態のピカソやダリはなんだか興味がない。そういうわけで初期の「普通の絵」も見る機会がなかった。
偶然これで十代の頃の選外佳作「科学と慈愛」を目にし、非常に心打たれた。ただ医者の表情から読み取れる思いに感動しただけだが。
脳のしくみについての本を楽しんでいると「探求に溺れると人でなしになりそう」と不安になる。一つ興味を惹かれたそんなものを挙げる。
「盲視(ブラインドサイト)」という状態。
視覚に関わる機能全部働いて「見えている」となるわけだが、一部損なわれて「見えていない」となることがある。けれどどこかで理解しているようで、例えば「これ何これ何」とカードを選ばせる。相手は勘だか適当だかで「はいこれはいこれ」と選んで行く。
ところが「ある意味見えている」ので高確率で当たってしまうらしい。
思い浮かぶのは日本の『これからの時代に不必要』ということで自殺に追い込まれた『隠している文字を当てられる人』。
もしかしてそんな風に読み取っていたのかな?神秘じゃなくて。と。
それから「科学と慈愛」を再び思い起こす。
医者が科学、尼僧が慈愛、ではないだろう。医者の表情は慈悲深く、尼僧は医学の力を借りなければいけない大事な子供を抱いているのだから。
19世紀末の作品。二つの立場・役割がどんどん移り変わる頃だろうが、絵の中で調停させている。
文化の発展のためだかなんだか知らぬが人を殺す羽目になった日本のそれは大違いだ。というか発展したのは文明だけで文化は逆に失われたのでは?
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