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読むと、ニホンミツバチを飼いたくなる。
しかし飼うための条件を何一つ持っていない、賃貸ワンルームマンション住まいの私…
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最近はやりのミツバチの突然死が気になったので読んで見る。
著者はニホンミツバチが大好きなんだろうなーと思いつつ、あくまでも趣味の一環でニホンミツバチを育てている著者がビジネスセンスを持っているわけではなく、今のままでは経済的にニホンミツバチを普及させるのは難しそうな……。
今までハチは怖いものだと思っていたけど、慌てず引けばなんとかなるものだと知ったのがよい点でした。
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ニホンミツバチはトウヨウミツバチの亜種で日本固有の昆虫です。ミツバチの自然界での働きは周知の事と思いますが、それは輸入されたセイヨウミツバチの事。農家は養蜂家に養蜂箱を置いてもらったり、はたまた購入する方もいらっしゃる。それほど農業には切っても切り離せないパートナーがミツバチです。そのミツバチが急に姿を消す蜂群崩壊症候群という現象が世界を騒がせています。その原因が何なのかは、温暖化や感染症、雑木林の伐採、そして農薬。ミツバチが居なくなると困るのは養蜂家と農家だけ?いえ、人々はミツバチが居なくなると生きていけなくなるそうです。木々の受粉作業は追い付かず、そうなると木々や植物の繁殖が停滞し、実を結ばず、途端に人々は食料危機に陥ります。手作業でやれば良いとか、鳥だって他の昆虫だって居る。いろいろ言われますが、細やかな受粉作業はミツバチにしか出来ないのです。日本の養蜂はセイヨウミツバチ一辺倒です。ニホンミツバチより量産できるからという理由。しかし、トウヨウミツバチの蜜は美味しく薬効成分も数倍良いそうで、販売価格も貴重という事もあって数倍高いのです。また、トウヨウミツバチはセイヨウミツバチより言語が多く、生存能力が良いそうです。ミツバチの天敵オオスズメバチを団体で囲んで熱死させるそう。セイヨウミツバチは一旦オオスズメバチに狙われると全滅を余儀なくされます。日本古来の亜種トウヨウミツバチを見直さなければいけません。この著書は面白いですよ!
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ニホンミツバチ、知らなかった。
日本国土に適応し強く、性質も大変に優秀な蜂。
国レベルで復活・繁殖を助けるべきだと思った。
職を辞してから、長崎佐世保でニホンミツバチ飼い始めて増やしていった著者久志富士男氏。
実地で蜂に触れながら、蜂の性質について研究、巣箱の改良・提案、
「壱岐・五島ワバチ復活プロジェクト」の活動、その内容が大変にわかりやすく紹介されている。
驚くことに、ニホンミツバチは、人間ともコミュニケーションがとれる、といわれる。
敵ではないとわかれば、仲直りして関係をを温和に保つことができるという。
一般的に農家さんで使われているセイヨウミツバチにはその能力がないそうだ。
常に燻煙器と面布で顔を覆って付き合わねばならぬとか・・・。
驚いたのは、養蜂の天敵であるオオススメバチとも「会話が成り立つ」とのこと。
3回オオスズメバチに刺されながらも(通常3回刺されたら致命的。刺されるたび、蜂毒のアレルギーが強化するため)著者は言う。
蜂が豊かに育つ環境は、つまりは、人間にもよい環境であるということ。
森、野原、川、公園などに、緑と花があり、農薬に晒されていない場所。
なかでも、農薬被害についての手記は、身の凍る思いだ。
蜂はおろか、人間までもが壊れていく。
何も生産せず、ただただ消費しかしていない自分には何も言えないことだけど。
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文章も上手で読みやすい本でしたこういう本を読むと お馬鹿な私は ミツバチを飼ってみたくなるし 農薬なんて全部ダメ といいたくなるし 道を歩いていると ハチを探してしまう。
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日本在来種のニホンミツバチが持つ驚異の生態に迫る一冊。昆虫マニアなら一度は飼ってみたいニホンミツバチの魅力満載。
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ニホンミツバチとセイヨウミツバチの違いがわかりやすく書かれてあり、
ニホンミツバチを愛してやまない著者の、日本各地を奔走して、今までいたニホンミツバチをもう一度ひろめていこうとしている様子、熱意が伝わる本。
近年、ミツバチが集団でいなくなったり、謎の失踪をして世界中で大問題になっている。
我々の食卓に並ぶ野菜や果物…トマト、カボチャ、キュウリ、スイカ、ナスビ、メロン、菜の花、…エトセトラ…
蜜蜂が花粉を運んでくれるから実り、ありがたくいただけているのだ。
農業はミツバチのお陰で成り立っているといっていい。
私は小さい時に蜂に刺されたことはあるが、昆虫の中で一番高等な頭脳、感情を持って会話をしているというニホンミツバチの可愛らしさが分かり、飼ってみたいな…と思ってしまった。
農業をする、しないに関わらず蜂を取り巻く環境問題を知って貰いたいオススメの本です。