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「忘れないでくれ、あなたが自身が黒い白鳥なのだ。」最後にこの言葉を読むと感動すること間違いない。証券マンなどはもちろん誰が読んでも面白いと思う。「エクセレント・カンパニー」トムピーターズは「ブラックスワン」の表紙の間には、現実のありようについて、図書館1ダース分以上の内容が詰まっている」と言っているがその通りだと思う。人生はブラック・スワン。人生を読もう!
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果ての国と月並みの国の概念は心に響いた。世の中どんどん果ての国化している気がするけど、人間の本来の性質からすると不自然で負担のかかる状態なのかも。下巻は参考資料や注釈がたっぷりで中身が薄い。これなら1冊にまとめて欲しかった。
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ブラックスワンの下巻です。
この本でちょくちょく取り上げられている、有名な作家らしく、文学史上最大にして、もっとも奇妙な成功を収めた「イェフゲニア・クラスノヴァ」にはやられます。
面白い。表紙はかっこいいです。
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今まで読んだ本の中でもこれ程知的興奮を覚えたことはあっただろうか。経済や統計学の知識があれば作者の考えをもっと深い部分まで読み取ることができたのだろうが、未来が自分たちの想像している以上に複雑だということが理解できただけでも読む価値があったと思う。社会人の方もこれから社会に出る方も読んでおいて損はないビジネス書だと思います。
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内容は高度であるものの、エッセイとしては冗長かと。もっとコンパクトな訳文のほうが読みやすいのでは…。上巻よりも、下巻のほうに価値があります。
巻末の註解と文献一覧は、とても参考になります。
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「まぐれ」のNNT(ナシーム・ニコラス・タレブ)の大ヒット経済書。
この人の本は小難しく書いてあり、とっつきに難があるが、
最初そこさえなんとか慣れることさえ出来れば、
真実を知りたいという知の欲求に風穴をあけるような、そんな読後感を得られるような良書だと思う。
ビジネス本ではあるんだが、手の込んだ経済哲学書といった趣き。
本書は難しい単語と回りくどい言い方で書かれていたり、2冊の超大ボリュームに面くらってしまうのだが、
筆者NNTの主張は実はそんなに難しくはない。
①バタフライエフェクト(ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こす)
という言葉に代表されるように、 世界は我々人間が想定しているよりはるかに複雑で込み合っている。
よって、世界のことをわかろうとしたり予測したりするには、
それこそ、世界中の蝶の羽ばたきレベルの事象を観察しなければならない。
当然人間にはそんなことは絶対に不可能だ。よって、世界の大部分は予測なんて出来ない。
②しかし、①のことが人間は全く分からない。もしくはすぐ忘れていしまう。世界は過去から連続しているもの(線形のもの)だと安易に信じこみ、
まれな事象を考慮から外したりする。
結果、思い込みの安易な予測をもとに行動してしまう。
※専門家なんて信じるな。
主張はこの2点に集約されるとおもう。
そんな愚かな人間達にNNTは警鐘をならしているのだ。
(というよりもバカにして遊んでいるような・・・)
あとの本文での肉付けは、いかに人間が判断を誤りやすいか、
いかに世界は予測不可能、理解不可能かの説明が皮肉たっぷりに盛り込まれている。
ここではエッセンスだけ紹介する。
・黒い白鳥(白い白鳥をいくら集めても黒い白鳥の存在は否定できない)
・7面鳥の一生(7面鳥からみると。彼の飼い主は毎日律儀にエサをくれる良い人だ。世界は線形では出来ていない。)
・果ての国と月並みの国(ベル型カーブ=壮大な知的サギ)
・生存者バイアス(成功者の自伝、死人に口なし)
このあたりの内容が面白いと思えるかどうかがこの本を好きになるかどうか。
僕はとおして2、3回読んでしまうほどがっつりハマりました。
この本を読みこめば読み込むほど、
専門家ですら太刀打ちできない複雑な世界で、
どう生きていけばいいのか。なんか頭が真っ暗になるような感覚に襲われる。ああ、「まぐれ」の時もそうだった。
多分人間は「成功者が語る成功のための10の法則」
みたいな分かりやすい単純なアドバイスが死ぬほど好きみたいだ。
ああそうだ僕の本棚にもたくさんの自己啓発書がならんでいるさ。
そんな中、本書でのNNT流の生き方の指針はこう書かれている。
・悪い方の黒い白鳥(予測できない出来事)には最大限の注意を払ってはなるべく自分を遠ざけ、
出来るだけ良いほうの黒い白鳥の恩恵をなるべく受けやすい生き方をする。
・つまり、損失は限定したうえでのチャンスには片っ端から手をだせ。
→これらのベースとなるのは新聞やテレビ、わかってないことのわかってない専門家の言葉に出来るだけ惑わされず、
自分の力で考え、推定して、判断していくようなそんな力だ(人間が元来もっているバイアスに気をつけながら)
そんな力だ。
ううう。抽象的で実践が難しいんだなこれが・・・
ちなみに僕が最近めっきり日経を読まなくなったのは本書の影響。
(←ここでも愚かな人間の単純さが、、、)
冗談はさておき
「まぐれ」と併せて色んな人に読んでほしい本。としておススメする。よ。
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不確実性に対する深い洞察は、作者の生まれ育った環境に
根付いており単なるビジネス書の域を超え、新しい思想の
形成に近づいた作品となっている。
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翻訳が下手なのか、自分の頭が悪いのか、文章が難しくて内容が分かりづらかった。時間をおいてもう一度チャレンジ。
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世の中をわかった気になったら、ヤバイことを認識させられた。正規分布からの外れ値である、ブラックスワンの影響度について考えるきぅかけになる本。特に、世間では外れ値は無視される傾向にあり、外れ値が起こった場合は、百年に一度とかの言い訳をする。
覚えておくべき
果ての国では、格差が大きい。データ一つが集計量や全体に、圧倒的に大きな影響を及ぼす。
間違った前提で、完璧な議論をする人には注意が必要。
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正直理解しきれているとは言いがたいが
あまりないけどあり得る事が、実際起ったらダメージが大きいのでそれを念頭に置いとく。
現代の評価って短いタームで決められるが、そんな事実と照らし合わせると見合ってないというのは、いろいろな状況でおきてる。
仕事も株も原発も同じ構図だ。
この本を読んでフラクタルって言葉を覚えた。
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順不同のピックアップ・最初の暴落には前例などなかあったし、過去が典型的な未来を表現した一番信頼できる予測だと思い込むことが・私たちは要約や解釈を好み、まぐれに後講釈を加える。「それはたまたまそうなっただけ」と言うよりも「なぜなら」と口にするほうが賢いと思い込んでいるからだところが実際は歴史や社会は流れては行かない。ジャンプする。それなのに、少しずつ変わっていくと信じ込んでいるから簡単に予測ができると思う・ガウス分布においては、平均から20シグマを越える確率は21シグマを超える確率の1兆倍になる。だが、現実社会においてはリスク管理の手法が徹底してきていることに加えて、勝者総取りのルールが広まっており、20シグマを超えた存在にとって、21シグマを超えることはさほど難しくない。・ブラックスワンには二種類あり、講釈のついたブラックスワン(宝くじに当たった人の話、飛行機事故で死ぬ確率)などは過大評価されるし、ありえなさそうな話は過小評価される・投資においてはバーベル戦略というストラテジーをとっているそうだ。資産の大半を超安全資産におき、残りほ10%程度をオプションのようものすごく投機的なものに賭ける。ちょっと投機的な程度のものでは、べき分布になっていない。ガウス分布で説明できる程度のバラツキしかないので、凡庸な結果にしかならない。■信じることの優先順位は、確からしさの順でなく、それで降りかかるかもしれない被害の順につけるのだ意思決定をするときは、確率(これはわからない)よりも影響(これはわかるかもしれない)のほうに焦点を当てるべきなのだ。
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これを経済分野の本としてくくるベキではないと思う。
最後の最後に少し意外な締めとなるが、これが作者の本意なのであろう。
Bフラーの「宇宙船地球号操縦マニュアル」とアプローチは違えども世界観は近い気がする。
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ものごと解釈したり、予測したりする際に人間が陥りがちな認識の誤りについて書いてあり共感できる部分が結構あった。理論から実践へと移る際には理論の枠組みにとらわれてしまうというのはわかるけど、実際には気づきにくいのだろうな。
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当たり前の事なんて無いと、あたりまえの事をひたすら説明されたきぶん。
結局なんだったんだろう〜ってのが正直な読後感。
東洋古典を読んでるほううがためになる。