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紙の本
縦書きと横書きの視点。
2009/05/30 23:45
20人中、17人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:和田浦海岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自由社「日本人の歴史教科書」を開いてみました。
左側から、右へのページに、横書きの歴史教科書ははじまっております。
そうそう。学校の歴史教科書はそうでした。
この自由社の市販本には、もうひとつ
カバー右側から、左のページへと、縦書き文がはじまっております。
そして、両方あわせて、一冊にまとめてありました。
一冊の本に縦書きと横書きの頁がある。その境目から、
なんだか、付録の袋とじをめくるようにして、
歴史の幕を、あなたがあけるのですよ、
と語りかけてくるような。
そんな気分になれる一冊。
ところで、私は、縦書きの文を読んでみました。
「日本を読み解く15の視座」というのが縦書きです。
「15の視座」は15人の文が並んでおります。
それを、最初の1から読むのか。
それとも、15番目の最後から読むのか。
わたしは、最後から読みはじめました。
一人が、2ページの文なのです。
堤堯氏の「『戦力放棄』と戦後日本」が印象深い。
さっそく、古本屋へ
堤堯著「昭和の三傑 憲法九条は「救国のトリック」だった」を注文しました。これって、新刊本屋では手にはいらないようです。
うん。新刊本屋では、読めない歴史があるように、
50~60年たってからでしか、書き始められない現代史がある。
そんなスタンスを、あらためて学ばせていただきました。
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