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今度は祇園祭を妄想!次に祇園祭に行ったときは、今までとは違う景色を見れるような気がします。もしかしたら森見さんの妄想だけではなく、赤い金魚のような少女たちを自分も見ることができるかもしれない、宵山様は本当にいるのかもしれない、なんて思えてしまうくらいの面白さ。特に「宵山回廊」と「宵山迷宮」のあの不思議な世界観にドキドキした!二つの話の間に流れた時間に背筋が寒くなるほど。今までの森見作品とはちょっと違う。「宵山金魚」や「宵山劇場」は今までの森見ってかんじで、しかも『夜は短し歩けよ乙女』の文化祭であった偏屈王ネタも出てくる!
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装丁かわいい。画像だとわかりにくいけど、キラキラしてて綺麗。
「お祭り」というもの独特の非日常性を森見さんならではのファンタジーで描いた作品なんだと思う。
祇園祭行ってみたい。『宵山金魚』で藤田くんが御輿で運ばれてるときのはちゃめちゃ描写がすごく好き。
乙川くんと藤田くんに萌える。すごくお人好し×悪戯っ子でかわいかった。乙川くんの不思議ちゃんぷりがたまらない。
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宵山前夜祭にて購入。
お祭りの非日常さと怖さと、そういった雰囲気が滲み出ている。
どうしてこういう描写になったのか?と理詰めで考えるよりも、
感触や雰囲気を楽しんだほうがいい。
お祭りの前に読み終えることを強くオススメ!
久しぶりに万華鏡を覗いてみたくなった。
宵山に行ってみたくなった。
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個人的にはやっぱり高藪が久々に登場したのが嬉しいです。
こういう作品を超えた出演というのは自分だけがわかっているような気になって優越感に浸れます。
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森見文章によるめくるめく宵山世界の妖しさ美しさは勿論のこと装丁が・・・!!!
読み終わってから眺めるにそこかしこにあんなひとやこんなひとが描かれて・・・!!
そしてカバーをはずしてびっくりの宵山様!!!!怖い!!!!!
持ち歩きたいくらいです。多分持ち歩きます。
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全部宵山で絡まりあってる6作の短編。
森見氏作品中一番ファンタジー色が強いと思った。
いつも強烈キャラがたくさんいる森見作品だけど、
今作そういうキャラは乙川だけかなー。
でもどんどん面白くなっていくストーリーに
ページをめくる手が止まらなくなった。
あ、それと表紙メチャメチャ奇麗ですね!
電車の中でブックカバーかぶせるのが勿体無いくらい
キラキラ!でもいざ外して読むと恥ずかしいw
森見氏は本書のことを「夜は短し歩けよ乙女」に次ぐ
”次女”と表現してたけど、「四畳半神話体系」に
近かった。ザ・コピペ文学!
一度読んだだけじゃ噛み切れないなー。
結構ナゾナゾなストーリー。も一回読もう。
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モリミー大好き。
前半は”きつねのはなし”のようなホラーっぽくもあり
中盤は相変わらずのモリミー節炸裂な文章へ。
ラストは全てをてんこもり。
なーる!が可愛すぎるよ、なーる!が。
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森見登美彦の書く作品には『腐れ大学生』と『幻想的なファンタジー』っていう2つの面があって
この作品はどっちかと言うと、後者の方。
現実と幻想世界の境目が融けて無くなる感じは『太陽の塔』に近い物があるかもしれない。
完全に伏線が解決するような展開でもないので、それが許容できるかどうかが好みが別れるところかもしれない。
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祇園祭りの前夜祭である、宵山を舞台に描く、ファンタジー。とても、おもしろいんだけど、「才能におぼれた作品」なので、また、直木賞を逃したな…。
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「きつねのはなし」のような不思議な話。宵山7月16日に読んだ本。地元だから通りとかリアルに思い出せる。オレンジと藍が交錯する
賑やかで、どこか寂しい宵山を見事に表現できている!
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祇園祭の真っ只中である京都。いつもは閑静な街が、このときだけは特別に変わる。ごった返す人混みの中で起きる事件の数々。超金魚をつくり上げた男や、宵山で大切な人を失ったり同じ一日を繰り返す人々。妖しの世界と現実が入り混じる中で立ち上がった祇園祭司令部とは何なのか。宵山様とはいったい誰なのか。普通の人とは思われない不思議な少女の正体は?宵山の日に限って突然人が消えるのはなぜなのか。京都を舞台に繰り広げられる珍事件や謎が短編綴りで語られる。
森見作品の中でもファンタジー要素が特に強い気がします。一番笑ったのが宵山劇場。こき使われつつも相手を必要としていると自覚する主人公がいいです。素敵だなぁ。宵山迷宮はホラーっぽくて会談を聞かされた気分(笑)どの短編も微妙につながっていて、出てくる人物が同じだったりします。この頃この人たちはこうしてて、あの人はこんなことしてたのねとワクワクしながら読めるのが良い。森見ファンの間でも評価が分かれているようですが、私にとっては一番か二番目におもしろかったです。表紙もカラフルで本当にかわいい。
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「俺は大変ワガママだが、己のワガママがもたらす苦しみに耐える男だ。己の行為の報いは己で引き受ける−ただし、文句だけは人一倍言わせてもらう」
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久しぶりにきつねのはなしのようなテイストが戻ってきて、
個人的にはとっても嬉しかったし、もっと読みたかったです。
一晩で完読。
森見さんの妖怪ファンタジー感が素敵。
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久しぶりの森見作品。
普段の破天荒ぶりは抑えられ、幻想的な作品に仕上がっている。景色を読むという感覚の小説。行ったことも見たこともない祇園祭を経験することが出来たようで楽しかった。ちょっと祭りに行きたくなった。表紙が作品の世界観を助力しているように思う。
僕はどちらかと言えば派天候的森見作品のファンであるので少々物足りなさは感じたが、十分に楽しむことができた。
(2009.07.19)
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森見登美彦品はあらかた読んでいるが、間違いなく最高傑作。
うっとうしいが愛すべき若者、というのがいないのがよい。