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いじめを題材にした衝撃作。
どんなラストになるかと思ったら、想像を超えたまさかの結末。結末を知った上で読み返してみると、「あー、ココはこういうことだったのか!」と新たな発見。
久しぶりに寝る間を惜しんで一気に読んじゃいました。
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ひたすら続く、いじめの描写。
つらい。
DQNネームを付けた、親も恨む。
いじめてくるクラスメイトも恨む。
なにもわかっていない、学校や先生を恨む。
ついには、自分だけの神を崇め始める。
そんな少年の日記の合間に、
その日記を読んでしまった母親の動きが挟まれる。
いじめを知った親がどうするのか。
この日記の存在が、物語をどんどん右へ左へ進めていく。
二段組もまったく気にならない面白さ。
加速する、ラスト。
最後の一ページにやられた。
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いじめにあっている中2男子の日記。いじめられている様子に暗くなる。
ラストにそうかぁ
初めて読んだ「葉桜の季節に…」が良かったので。
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前からそのうち読もうと思い買ってた為、自宅の本棚並んでいた。最近のいじめによる自殺の事件で本の事を思い出して読んでみた。
…とにかく、重たい。今、学生じゃないからこそ他人事と捉らえられるが、自分が中学生の時であれば同調してしまい、辛くなっていただろうと思う。大人でよかった。内容的には大部分が日記として書かれているせいか、基本的にはすでに起こってしまったことなわけで、結局、日記が書かれてる時点でとりあえず主人公は生きてるんだ、と読む前に確認できてしまい、ドキドキ感はあまりなかった。強いて言うなら、父と副担任のことをもう少し詳しく書いて欲しかった。
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14歳、太刀川照音は絶望ノートを作った。いじめられる日々を、ノートに書き続けた。そして、ある日、いじめっこが死んだ。
ジョン・レノン被れの父親をもつ照音(ショーン)の日記と、母親をはじめとしたまわりの人々の視点で物語が進んでいく。
ミステリーではなく、サスペンス?
ラストの怒涛の種明かしはなかなか面白かった。
それにしてもDQNネームは罪深い。
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いじめ問題が毎日TVや新聞で取り上げられていた時期に、この作品の広告がやたら大きく新聞に載せられていましたが、ちょっと違うなぁというのが率直な感想。自業自得とはいえ、救いがない。いつまでも子供のままのような父親の姿が嫌悪感と共に強く残った。
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読んで見てまず思ったのは、とんでもないモンスターペアレントやな、と。
うちの子がいじめられてる!先生は何してるん?!加害者の親に謝らせろ!賠償金もよこせ!!
…っていうのが、よく言うモンペだけど、これはとんでもない、てか、たちの悪いモンペだ。
たとえ自分の子供でも一方向からの意見を聞くなかれ。
ましてやそれが言葉ではなくノートに書き綴った文字だなんて。
他者を殺める前に調べることは調べるできることはやる、そういう風に行動しないと…。
結局蛙の子は蛙ということか。
卑屈でプライドの高い子供を育てたのがすべてのはじまり。
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ただのいじめられっこの物語だと思ってたら、なんか話が大きくなってきて引き込まれた。人あやつりすぎ(笑
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ジョン・レノン、オノヨーコ、息子のショーンの名前をもじった家族。息子は学校でいじめられてる事を絶望ノートと題して日記に書いていく。親はその日記を見て対策を考えていくのだが実は・・・という後味の悪い話。
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ネット動画の件のオチは流石に無理があるだろうと思ったけれどそれ以外は面白かったです。とても読みやすい。
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暗いイメージだし、長そうなので読むのに気合いが必要と思ってたけど、続きが気になって一気に読めた。
語り手が変わるのところも、飽きなくて面白かった。
最後はなかなか衝撃。
なるほど、日記形式じゃないと成り立たない。
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途中までは、いじめの描写と主人公のうじうじした様子に暗い気持ちになる。
真相が分かってからは、事実の救いのなさに悲しくなる。
登場人物それぞれがどこかズレていて、どこか気の毒。
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胸糞悪いし後味も悪い作品。
日記型式にしてたのはこういう意味なんだと思ったけど種明かしがストレートすぎ。オイネプギプトをベヘリットと脳内変換してた笑
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全部作り話だったんだ・・・
読んでると気持ちが暗くなる。もう少し明るい話題が混じってる話の方が好きだな。
確かに、盗み見た日記に書いてあることは本当のことだと思っちゃうと思う。そしたらこんな風に人を操るのも現実に可能な気がして怖い。
----内容紹介----
いじめに遭っている中学2年の太刀川照音は、その苦しみ、両親への不満を「絶望ノート」と名づけた日記帳に書き連ねていた。そんな彼はある日、校庭で人間の頭部大の石を見つけて持ち帰り、それを自分にとっての“神”だと信じた。神の名はオイネプギプト。エスカレートするいじめに耐えきれず、彼は自らの血をもって祈りを捧げ、いじめグループ中心人物の殺人を神に依頼した。「オイネプギプト様、是永雄一郎を殺してください」―はたして是永はあっけなく死んだ。しかし、いじめはなお収まらない。照音は次々に名前を日記帳に書きつけ神に祈り、そして級友は死んでいった。不審に思った警察は両親と照音本人を取り調べるが、さらに殺人は続く―。
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前半はいじめと主人公のうじうじした様子が綴られ、飛ばし飛ばし読んでいました。正直あまり面白くないと感じました。
いじめっ子たちが事件に合うようになってからは展開が速く、事件がどんどん起こり面白くなりました。そして歌野氏お得意の叙述トリックで、後半びっくりさせられ、読み終わりには「うわ~!!」と唸ってしまいました。
確かに明るい要素がまったく無い、多くの不幸が入り混じる話ですが、ぐんぐん引き込まれ読む手が止まらないのは、さすが歌野氏という印象でした。