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図書館で借りて期限切れで一回返してまた借りた本。
読むのに時間がかかったというより他の本を平行読みしてたので。
装丁がなかなか綺麗なのに画像が表情されなくて残念。
京都の風景やくずし字の手跡の写真とかも入ってて気合い入った本だなーという印象。
あと元々雑誌に連載してたやつだからか文章の説明が一般向けでわかりやすいからすいすい読める感じ。専門用語もそんなになかったしね。
中身は段ごとではなくて、ある人物に関係ある段を一つにまとめて展開している。だから順不同。
それはそれでいいんやけどやっぱりこの時代は人がごっちゃごっちゃしてるから相関図つけて欲しいなー。
期待したほどわくわくはしなかったから☆3つ。
話の進め方が淡々してるし。
一番印象的なのは百人一首の伊勢の歌を皮肉として捉えてたとこかな。
私はあれをすっごい思いやりあるもんだと思ってたし。
江口の遊女とか檜垣の御とかは全然知らんかったから興味深かった。庶民でも教養があると貴族と関われるんやね。
大和物語の歌は掛詞だの縁語だの技巧的やわ。