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最近ループものが多い中で注目されていたので読んでみたものの、ちょっと食傷気味なのか特に強い印象は持たなかった。終盤の時空を縦横無尽に行き来する描写は、映像表現の方が映えるのかなあ。脇役にもっと活躍してもらいたかった。
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「他の生き物がロボットに見える女の子を中心とした話」ということを念頭に入れて読んだが、それだけでは無い様々な要素を上手くまとめていた。
伏線の貼り方も上手いし、キャラクターもそれぞれが可愛いししっかりしている。
素晴らしかった。
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良作。
私が見ているものとあなたが見ているものは同じであって違う。異なるクオリアである。
そして今この瞬間を確定できるのは一体どんな”存在”であるのか。
私たちにはわからない。
だからこそ、私が信じる道をすすむのだ。
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ラノベらしいのですが、ラノベにしては色々と実験的な要素があり面白い作品です
哲学論平行世界などがテーマになりいろんな可能性を考えていくお話です。一読しただけではよくわからないので2周目をオススメします。
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ライトノベルとして考えないほうがよい。幾度と渡る思考実験においてそれが真実であるという不確かな自己観察性。平行世界という無限の人生。それは人の観念。感情という眼には見えない他者不観測的概念。シュレディンガーの猫の正当性と斉一性はいずこ。匣の中の函数の数式はどこにあるのか。「目」に見えるモノはそこにあり、どこにある。彼女を守るための壮絶なるトライアンドエラーの果てに何を見るのか。嗚呼!このレヴューを書かない私は今頃何をしているのだろうか。
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ある警告の一文を区切りとして始まる圧倒的なスピード溢れる展開。パラレルワールド、ループ物として押さえておかないといけない一冊です。
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ネットでおもしろいと評判を聞いて買っただけだったが、本当に面白かった。
ただのタイムリープ物のラノベと思うなかれ。
そんじょそこらのSFよりよっぽどSFしていた。
様々な専門用語が出てくるが、全く知識のない文系の自分でもスラスラ読めるほど分かりやすく話の中に説明がなされていた。
これだけおもしろいタイムリープ物はなかなかないと思う。
まだ読んでない人は是非読むべきである。
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一つ目の話は、事件はあれどおおむね平和に読めたのですが、
二つ目がすんごい・・・。
SFとしての評判を耳にしてよんでみたんですが、これはすごい。
SFはほとんどかじったことがないので、色々と圧倒されましたが、それでも面白かった。結末読むまでとまらなくなります。
紫のクオリア。
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シュレーディンガーの猫とフェルマーの原理をテーマにした、人間がロボットに見えるという毬井ゆかりを中心にしたすこしふしぎな物語。
最初は日常パートになっており、短編ながらも結構だらだらとゆりゆりしてます。どこがSFなのかと思ってました。途中で事件が起きるところから物語は急展開。ひさびさに最後まで一気読みした作品となりました。
一度下げておいてぐっと上げてきたので、差が大きすぎて自分の中での衝撃は相当のものでした、やられた。
(ゆかりをまゆりになぞらえる方が多いと思います。
Steins;Gateが同時期の2009年10月に発売してるのも不思議な縁ですね)
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100ページくらい読んで、おもしろい能力ものだなーと思ってたらそこから二回くらいサプライズがあってびっくり。後半のアレの途方もなさというか果てしなさにぞくぞくした。
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うえお久光「紫色のクオリア」読了。これ、もしかしたらシュタゲの元ネタなのかもしれん...と思うくらいに、話の構造がシュタインズゲートに似ている。話として洗練されているかどうかは別として、よくこんなアイデアが出てくるもんだと感心。
「少し不思議な日常系ストーリー」という帯の文句とは随分と印象が異なる。かなり不思議な、(時間的な面で)スケールの大きいお話。そして、物理学の小ネタは、訳わからんが面白いやね。
シュタインズゲート以前だったらもっとこの話に驚いただろうなぁ。シュタゲはこの話よりも後発で、似たアイデアなわけだけれど、一方でそれをドラマとして見せる技量はものすごかった。「紫色のクオリア」も、アイデアのユニークさについて十分に評価されるべき作品。
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量子力学の視点で平行世界を扱った物語。ラノベというよりSFと呼んだ方がしっくりくる文章と構成で、ハヤカワ文庫で大原まり子でも読んでいるような、そんな感じだった。アマゾンの評価が高いので気になって読んでみたが、2009年出版、そうか、『Steins;Gate』や『まどか☆マギカ』より先にこんな物語が存在していたのか。この二作を知っていたら必ずやどこかで重ね合わせて思い出すであろう。
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自分以外が「ロボット」に見えてしまう紫色の瞳をもった少女との物語。
作品としてはスゴク作り込まれているなぁという印象は受けましたが、ラノベとして読むとどうしても展開が重くて個人的には好きになれなかった。
構成は2部構成で、前半部で少女の存在を書いているときは結構引き込まれていったけど、後半部は小難しい単語が多く、似たようなことを繰り返している感じがして萎えてきた。
特に最後は精神論のようなことで締めくくられたのはどうもダメだった。
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ループ物の傑作としてシュタゲと比較される『紫色のクオリア』読んだ。
表紙がこれなので購入時に悩んだ…が、
確かに怒涛のSFで伏線もきっちり回収する傑作。
主人公は明確な目的に向かってぶれないんだが、
私は思い悩むオカリンの方が好きだ。
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不確定な「わたし」、でも揺るがない「わたし」。それは何か。
生きているものがすべてロボットに見える女の子とその友人。
同じものを見ることはできないし、感じることもできない。
ふたりの物語を通して見えてくるものが、その答えなのかもしれないと思います。