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紙の本
選挙報道の「現在も過去も未来も」「現実も限界も希望も」コンパクトに提示。今後の選挙報道を考える上で「今」読んでおきたい本です。
2009/08/14 22:15
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:半可通 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の選挙報道は 「公正」「平等」を旨とし、選挙区の情勢紹介ではとにかく泡沫候補でも 紹介しないとならないなど、制約が大変多くなっています。
一方 アメリカでは、選ばれる可能性がある人の情報をより多く伝えるのは当たり前という前提があり、新聞は社説で一人の候補についての支持を明らかにすることも多く、それがいいのかの論議はありながらも、今回のオバマ大統領の誕生にはメディアの報道姿勢も大きくからんでいます。
作者の小栗氏は 元NTVの報道記者で 「きょうの出来事」キャスターも務めてきた方です。当然、日本でも選挙関連の報道に関わってきました。その小栗氏が実際にアメリカで選挙報道に触れ、日米の違いを肌で感じた上で、「日本でも候補の支持を明らかにすべきだ」という立場を表明しています。しかしながら、今、日本のメディアが支持表明に踏みきれない理由を新聞やテレビ局の立場のある方々へのインタビューできっちり説明しています。
メディアには政治の今をきちんと切り取って 読者・視聴者にきちんと提示する大切な役割があるはずです。メディアのあり方や今後の日本の選挙や政治のあり方を考える意味でも間もなく選挙が公示され、月末には開票特番が放送される今、読んでおきたい本だと思います。
この本をきっかけにいろいろな形で議論が深まることが日本の今後にも役立ち、作者の望んでいることだと思いますので・・・。
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