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リスク管理についてわかりやすくまとまっている。
グループリスクマネジメントなど、新しい話題にも触れている。
その反面、少し中身は薄い感あり。
入門書としてよい。
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《内容》
監査法人で実際にERS部門で勤務している方の著書。
見開きで右ぺージに文章、左ページに図と分かり易い構図。
リスクマネジメントについてもう少し詳しい学術書のような本を読んだが(次回紹介、ただしそもそも本の趣旨が違う)、リスクマネジメントの体系を掴むにはこちらだけで十分だと感じた。というか、こちらの方があとは実践してみるしかない。必要があれば要再読。
《私的メモ》
・「リスク」とは様々な概念があるが、良い意味も悪い意味でも両方で考えるメリットは、「リターンを増大させるために積極的にリスクテイクする」といった活動に結びつきやすいことである。
・「内部統制」の目的は、①業務の有効性及び効率性、②財務報告の信頼性、③事業活動に関わる法令等の遵守、④資産の保全の4つと定義されるが、このうち、日本版SOXは②財務報告のみを対象としているに過ぎない。
よって、日本版SOXの対応だけではリスクマネジメントとして不十分である。
つまり、内部統制=日本版SOXではない。内部統制は汎用的なリスク対策である。よって、リスクマネジメントとしての内部統制は、①、③、④をもアプローチさせることにより、日本版SOXを発展させていくべきである。
・何でも、まずはPDCAサークル(Plan→Do→Check→Act)で考えてみること。
Plan(①基本方針の策定:企業として進みたい方向を明示する、②基本計画の策定:優先順位を決め、計画をたてる[回避/低減/移転/受容])
Do(③対策の実施:低減について計画にもとづき具体的な対策を講じる)
Check(④モニタリング:活動が形骸化しないためにチェックする)
Act(⑤是正:活動の結果、発見された問題を解決する)
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リスク・マネジメントについて書いた類書は少ないと思うが、
その中では簡潔にまとめているほうだと思う。
第1章 リスクマネジメントとは何か
第2章 リスクマネジメントの基礎概念を理解する
第3章 リスクマネジメントの体制
第4章 リスクマネジメントの実務
第5章 いま、企業が気になるリスク
第6章 ワンランク上のリスクマネジメント
内部監査、内部統制関係の人も一読しておいた方がよいと思われる
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リスクに前向きに取り組むことのできるリスクインテリジェントな企業を目指し、
リスクが何で、どう取り組むべきであるのか?を綴った内容。
リスクマネジメントに業務で携わっているビジネスパーソンにとっては、
基本的な内容であろうが、網羅的に学ぶことができる1冊。
今後、日本企業にとって、M&Aに絡むリスクはより増大されると想定される中、
この点はより戦略的にマネジメントする必要があると感じる。
各ページのタイトルがやや体系立って書かれていないこと、
ページ見開きの右を読めば、左の図がいらない等の不満も残るが、
内容は総じて分りやすく、理解しやすい。
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リスクマネージメントについて、広範な内容を網羅している。具体的な対応は他書での深掘りが必要であるが、リスクマネージメント初心者が、今後自組織のリスクをどのように管理していくかを考えるには良い本である。