投稿元:
レビューを見る
“カップを口に運ぶ。あったかくてあまいミルクティー。ほのかにマシュマロの味がする。
マシュマロが溶けているのか、ひと口目よりもあまい。
お茶とか、お菓子作りとか、なんてしあわせな魔法だろう。
だとしたら、萌流は、
「すごいなぁ、『魔法使い』みたい」
心の中でつぶやいた科白が、口からこぼれ落ちた。なにげなくだった。
そう、なのに、
「――――ッ!?」
萌流が、ビクッ、と身を震わせた。”
表紙可愛ゆす。
マシロン可愛ゆす。
この話もしにがみ。と繋がってるの?
うん?
“「だいじょうぶよ」
という誰かの声が聞こえた。
目を閉じて、夢で聞こえるあの声。不思議な響きの声<ウィスパーヴォイス。
傍らに目を向ける。散切りボブの少女が、眠っている。
「……土曜日の夜にね。ひとつだけ、嘘をついたんだ」
眠っているから聞こえないと思う。でも、何故か届くような気がした。
あの日、萌流も夢の中で誰かの声を聴いた。だから、夢の中で届けばいいんだ。
「フランスの名前があったりするかって訊かれて、ないっていったけど。……本当は、もうひとつ名前があるんだ」
それは“あのひと”が付けてくれた。もうひとつの名前。魔法の名前。
たいせつなひとにだけ教えることが許される。
散切りボブの少女がそうなのか、まだ、ぜんぜんよく判らないけど。
「ボクのもうひとつの名前。たいせつな名前……――ダニエル。ってゆうんだ」”
投稿元:
レビューを見る
もうマシロもめぐぅも可愛くて仕方ないです!
千尋ちゃん好きな私としては、もっと千尋ちゃんとマシロのところを増やしてほしいって気がしないでもないですが←
でもこれは『しにがみのバラッド。』読んでる人には是非読んでほしい1冊ですね!
投稿元:
レビューを見る
しにがみシリーズが好きな方にはぜひ読んでいただきたい。リンクしている部分が今まで以上に多くて、そういうことか!といちいちテンションがあがります。
私は気づくのに時間がかかりましたが、全部知ってから考えると、どうしてわからなかったのかわかりません(笑)めぐぅ可愛い!
投稿元:
レビューを見る
再読。
黒猫な萌流と魔法の話。
猫耳しっぽが可愛らしい。
"死にバラ"と話がリンクして盛り上がってきて、次はお調子者な忍の話か!というところで残念ながら続巻はなし。
読みたかった。