紙の本
吹奏楽青春小説
2017/02/01 21:01
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投稿者:ひめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
*ハルチカ*シリーズ第二巻。
「退出ゲーム」の続編。
「スプリングラフィ」「周波数は77.4MHz」「アスモデウスの視線」「初恋ソムリエ」の四部構成。
第一巻に引き続き、弱小吹奏楽部に所属するチカちゃんとハルタが奇妙な事件に巻き込まれて、解決していく。そしてこのふたりは恋のライバルで…。
『スプリングラフィ』で才女クラリネット奏者でアンチ吹奏楽部の芹澤さん。
「周波数77.4MHz」で打楽器奏者の界雄
と新たな仲間に出会う。
芹澤さんは音楽家として決断を下さないといけなくてすべてそれをひとりで抱え込んでいたから態度も頑なだった。けどこれからチカちゃんと接することによってだんだんと抱え込んだ重みがすこしでも軽くなってほしいと思う。
『周波数は77.4MHz』なぜかチカちゃんとハルタが同じラジオを聞いているという。お前ら以心伝心か仲良しかってつっこつくなるん、だけど(笑)。秘密のラジオ局の人生相談。某美男子はあきらかにチカちゃんとの恋のライバルについてしゃべって……。
きっと界雄はいい孫になる(確信)
困憊疲労で倒れる先生。恋する先生のためにはりきるハルタ。ハルタかわいい。結局、真犯人の目的がわからなかったけど胸を打つ結末だった。
『初恋ソムリエ』
初恋とはどんな匂いだったのだろう。
叶うことがなかった初恋。
甘酸っぱくも、切ない芹澤さんの叔母の初恋の話。
今回も「ブラックリスト」の方々が個性的で面白い。こんな自由に生きてみたい。
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凄い、凄い、凄い、凄い、凄い!!
面白過ぎます!! 傑作!! 当然前作の「退出ゲーム」の
続編ですが、この高校...本当にアホの子しかいないのか!?
新たに登場する地学研究会の部長!! キャラ濃すぎますw。
当然、この流れからだと続編もありそうですよねー。
今から楽しみで仕方ないです。うー。待てない。待てないようー。
きっと全国の書店員の方々がこんなレビューよりも、もっと
この作品の面白さを伝えてくれるだとうから...自分には
凄い、凄い、凄い、凄い、凄い!!
としか書きようがないのだ。
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初恋に秘められた謎(ミステリ)を追え!吹奏楽の“甲子園”―普門館を目指す弱小吹奏楽部で繰り広げられるチカとハルタの名推理。『退出ゲーム』の続編にして青春ミステリの決定版。
《ブックデータベース より》
《2009年10月20日 読了》
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タイトルに惹かれてたまたま借りた本がたまたま初野さんで、しかもそれが退出ゲームの続編だったなんて。狂喜乱舞!2人の良いテンポは相変わらず。
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▼二話まで。すげー、前作より格段にパワーアップしてる!! というか、書き手が乗ってきたのかもしれない。だんだんミステリではなくなってきている。けど、それでもいい! 無理にミステリにしない方がいい! 無難にミステリに偏らないほうがいいのっ!
▼「スプリングラフィ」。糸電話! くそう、やられたぜ青春の光! きちんと挫折を描いて屈折しないところが、本当にきれいだよ。
▼「周波数は77.4MHz」。ラジオネタ。いやこれ好きだわー。それしか言えない、勿体無くって。こういう人間関係の繋がり、普通は考えつかないんだよ! もっと読みたい!!
▼「アスモデウスの視線」。序盤から驚愕の展開にスタジオ騒然! するする読んで決着。くああ、次はこう来た。目に見えないかまいたちみたいなので斬られている感じだ。どこから攻撃されるか全く読めない。そして、最後の最後に、感情の「揺らし」、せつなさアタックでオトす。感動せざる得ない。うまい。これはたまげた。悔しいけどこの本は、初野晴の最高傑作だ。もっと評価されるべき。
▼「初恋ソムリエ」。いやいやいや、ここまで引っ張ったんだからこれだけ内容がダメなんてことがあるはずもないのだけど、やはりこれが一番刺さる話だった。初野の真骨頂、歴・史・万・歳の時間でした! 俺のターン、ドロー! が延々と続いた。
▼超堪能。超濃厚。この値段も仕方なかろう。文句なしで★5つです。急にどうしたのっていうくらい中身が前作と違う……。びびった。
▼どの話も、話すと根底に触れちゃうので話せない。悔しい……! すぐ読んで。今すぐ読んで。これまでの過去を振り返って、何で読んでなかったんだろうって、絶対思うから!(09/11/15 読了)
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2年生になったチカとハルタ。今作は部活動よりも、補習や席替えなど高校生活に焦点をあてたものが多かった。
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このテンポはハマる!・・・ミステリとしても完成度が高いし、何よりチカとハルタの会話が面白すぎるっ。
たくさんの資料を調べ尽くしているからこそ、ユーモアあふれる多彩なストーリーがつくられているのが分かります。
次作にもっともっと期待!雑誌などはもっとこの本について取り上げるべきだし、この本は評価されるべきだと思う。
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チカ&ハルタシリーズ2作目。
高校2年目に入り、部員集めは続く吹奏楽部。
青春!な感じでとても好き。
最後の大会までぜひシリーズを続けてほしい。
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<内容>廃部寸前の弱小吹奏楽部に所属する穂村チカと上条ハルタ。吹奏楽部の甲子園「普門館」を目指して日々練習を重ねる二人に、難事件が? 話題作『退出ゲーム』待望の続編!
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退出ゲームの続編。チカとハルタの掛け合いがやっぱ好きです。あほで。健全で。ミステリーとしてはちょっとイマイチだけど、吹奏楽部青春奮闘記としてはすごく良いとおもう。
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前作の「退出ゲーム」よりもこっちのほうが個人的には好きでした。
出てくるキャラクターも個性的で楽しめました。
3年生のときのお話も出るかな?
しかし毎回の説明はちょっとうざいです。短編だからしかたないかもしれないけど。
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ろくに解説も読まずジャケ買い。女子高生、手紙、向こうに男の子、吹奏楽部……これだけのファクターが揃っていながら青春ミステリとは! ミステリがこってりというわけでもなく、コメディや青春ドラマなど色々な要素を取り込んでいるんだけど読みやすいという稀有な本です。前作を読んでいないのにこれだけ楽しめる作品ってすごい。
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「退出ゲーム」に続くシリーズ第二弾。あいも変わらず個性的で魅力的なキャラによる、ユーモラスな会話の数々に笑わされます。
お気に入りは表題作「初恋ソムリエ」。実はこれ、かなり恐ろしくてどろどろしたものがあるのですが。独特の読み口と、そしてなんとも爽やかなこのタイトル! それだけで作品の雰囲気が一気に変わります。真相が明らかになる部分ではぞくぞくしながらも、読後はほんのりとした気分になれたのでした。
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退出ゲーム続編。日常ミステリー。主人公の女の子がなんともいえぬ味を出していてとても好きだ。
2010/1/28
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初恋に秘められた謎(ミステリ)を追え!吹奏楽の“甲子園”―普門館を目指す弱小吹奏楽部で繰り広げられるチカとハルタの名推理。『退出ゲーム』の続編にして青春ミステリの決定版。 (「Book」データベースより)
青春ですね~
良かったです。吹き出した事数知れず、涙ポロリもあって、高校生でこんな経験できたらな~と羨ましくなったりしました。
それにしてもチカの周りには変わり者が多いですね。
ただの変わり者ではなくて、強い信念を持っている人が多いんです。
物事をあまり突き詰めて考えられない私は、考えがあっちにちょろちょろ、こっちにちょろちょろと定まらないので、奥深くまで突き進むことができないんだな~なんて考えちゃいました。
高校内で起きるお話をチカ・ハルタを中心に描いていく短編なんですが、私は「周波数は77.4MHz」が一番好きでしたね。高校生と7人の老人のお話。
そしてそれにでてくる地学研究会の麻生さんが最高。何故か強く強く引かれちゃいました。
まだまだ続きそうな気がするのは私だけでしょうか・・・・
もっともっと読みたいんです。