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考える力が身に付く社会学入門
不安に時代 自分たちの立ち位置を考えて見る
社会学は 社会が人と人との関係の絡まりあい、重なった全体を読み得く学問
自分とはなにか 考えさせる社会
自分とはなにか 考える自分
現在は「第二の個人化」
第一は伝統的共同体から都市部の小共同体への変化の課程。
第二はその小共同体が流動化し個人はそれに支えをもとめられなくなった
いろいろな立場でキャラをたてる
終わりのない自分探しを求められる
社会学からみた人間関係
人間関係は希薄化いるとは言い切れない
むしろ繋がりやコミュニケーションを重視している。
家族
家族の個人化 家族ではなく個人を単位とする。
子供は愛されるべき存在
しかし児童虐待が増えている。
結婚
だれもが結婚するのが当たり前
結婚の前提と恋愛がひつようと考える
しかし世界ではもっと多様な結婚形態がある。 事実婚・同性愛婚
専業主婦 1975年ごろ登場 今後はジェンダーに関係なく家事の分担が必要
少子高齢化
子供を増やし、老人への給付を減らすこと
ばかりの政策では限界
今後はどのように家族にするかではなく、どんな家族にするかの考え方が必要。家族を拘束要因ではなく、支援要因とする。
仕事 会社
正社員でいることがむずかしい。
労働者の非正規化が進展
ニート・フリーターは不況以外に選択の幅が増えたことも原因
日本型雇用の変化 グローバル化が大きい
非正規雇用でも生活できる施策
ベーシックインカム
文化・流行
流行の3つの特性
斬新性 一時性 多数性
スピレチュアルの流行の3つの理由
神秘性 スプリチュアルカウンセラーという肩書き 本当の自分を知るきっかけとしての興味
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今回は、以前の当ブログ(2005年11月 )で取り上げた『図解 社会学のことが面白いほどわかる本』のリニューアル版とでも呼ぶべき本をご紹介します。
前作『図解~』について、「あまり根気のない人でもとりあえず読みきれる程度の、日本語で分かりやすく書かれたテキストがほしい」という(虫のよい)ニーズに応えうる数少ないテキストのひとつとしてご紹介しましたが、今回のこの本は、同じ執筆陣(加藤篤志、苫米地伸、岩田考、菊池裕生)によって書かれており、前作の良さをそのままに温存しつつ、更にパワーアップしているように見えます。
どの点がパワーアップしていると見えるのか、3点挙げておきたいと思います。
まず、取り上げられる時事的なトピックや事例が一部刷新されています。心理主義化、婚活、ベーシック・インカム、江原啓之、など前作では登場しなかったものが出てきています。やはり何といっても、初学者に対しては、最近目につく話題や言葉について社会学がどう語れるのか、「基本的な視点を教えたから、あとは自分で考えて」というよりも、具体的な記述を通してアプローチの仕方を示した方がよいように思います。
次に、構成がシンプルになったこと。前作の後半に位置していた、ルールと権力、「政治的無関心」(以上『図解~』第6章)、グローバリゼーション、ナショナリズム(以上『図解~』第7章)、社会学史(『図解~』エピローグ)の部分がカットされ、5つの章にすっきりとまとめられています(「勝ち組/負け組」および社会保障については第4章に吸収される形になっています)。どのような議論を経て構成が変更されたのかわからないのですが、私が一読して抱いた印象は、先に述べた「あまり根気のない人(読者)」が退屈してしまいそうな部分をさらに省いた、という印象でした。こんなことを言うと、カットされたトピックを専門とする研究者の方々に怒られてしまいそうなのですが(もちろん、そのトピック自体が退屈だというのではありません)、思い切って内容を絞ることで、全体として約1割の分量を減らし、なおかつ(少なくとも私が顔をあわせているような)学生がいかにも関心をもちそうなトピックや事例に余裕をもってふれることができるようになったのではないでしょうか。
そしてこのようにして生まれた若干の紙幅の余裕が効いているのでしょうか、単に新しいトピックや事例が登場するというだけでなく、論述そのものが差し替えられて、より踏み込んでいる部分があります。たとえば、自殺を取り上げている部分(第5章)では、前作では、自殺の原因もしくは社会的背景に関する推論の域にとどまる内容であったのに対して、今回の内容は、男性の自殺率の高さに着目して解釈を試みたり(もちろんこれはあくまでも着眼点のひとつなのでしょうが)、精神疾患(うつ病)との関連を指摘したうえで、社会的なサポートのあり方というテーマ圏にまで目配りするなど、いっそう充実した感があります。
このようなわけで、今年度の入門授業(学部1年生対象)でも、社会学をまったく知らない人にも勧められる一番手の一冊として推薦しました。やはり、魅力は健在、といったとこ��でしょうか。
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『社会学』の説明から、
個人・人間関係・家族・仕事・流行、の5つについて、社会学見地から解説している本。
個人・人間関係、あたりまでは、消化不良だった部分もわかりやすく解説されていて面白かったけど、
家族・仕事・流行、あたりで急にレベルが落ちた気がしたのが残念。
とはいえ、各論の参考文献や補足も多く、入門書としての完成度はとても高いと思います。
私は社会学系の大学生なので物足りなく感じましたが、専門の違う人の最初の一冊にするには、★5でもいいくらいおすすめ。
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社会情勢に疎い、というか興味がないので、少しは知っておいたほうがいいんじゃないかな、と思って買った。
なんせ20代後半なのにニュースすらマトモに読まないタイプなので。。
「入門」がタイトルに付いているだけあって、分かりやすく書かれてあり、読みやすかった。
ただこの本が出版されたのは、2010年で、内容は2008年に書かれたようなので、ちょっと情報が古いのがネック。
とりあえず、俺みたいな社会というものに全く興味が無い・疎い人が読むにはベストだと思う。
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自分探し・婚活・ALL WAYS三丁目の夕日のヒット・スピリチュアル等の身近な事象や、人間関係・家族・会社と仕事、といった人生の大きな課題を、社会学の観点から解説し、不安定な現代社会での自分の位置を見定め、考えてみよう、という提案をしている。
常に前進・改善を求められる社会のなかで、自分のアイデンティティと位置を再確認し、方向性を定め、自分という個人の基盤を固めることをしなければ、流動化した社会という大海で、死ぬまで泳ぎ続けるような人生になってしまう、とも感じた。
ビジネス・自己啓発本を読むよりは、為になる一冊。
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社会学:距離をとって社会を多角的にとらえる。
社会の中でのルールを知り、上手くゲームをやる。
自己は二重の関係性を持つ。
1、他者との関係
2、自己との関係
様々な再検討が行われる現代。
近代社会は人々を古い共同体から引き離し、個人化させる運動だった。
ゲマインシャフト:地縁血縁で結ばれた全体的、包括的人間関係
ゲゼルシャフト:利害関係で結ばれた部分的、選択的人間関係
複数の小共同体への流動的な所属が強いられる現代において人々はその場や関係に応じた自分のキャラを作る。
→ 自分がわからなくなる。
人間関係には普遍的な側面=社会的、文化的側面
個人の人格が大きな意味をもつ。
ゲザルシャフト下ではルールが必要。
流行には3つの共通点。
「新しさ、一時的、多くの指示」
同調とのともに差別化したい。