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紙の本
史料批判とは何か?
2009/09/22 21:32
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本には以前、読売新聞が「発見」したと騒いでいた昭和19年に支那派遣軍総司令部で行われた三笠宮殿下の尉官教育の講話を、それ以前に論文で使っていた筆者が「諸君!」誌上で批判した小文が掲載されているので、その頃の事を思い出した。
読売新聞が果たした役割は全文掲載した事くらいだったから、「三笠宮文書」を発見した(阿部信行大将の文書から、という)学者が弁明していたのを思い出した。
この本を読んで気がつくのは、史料批判の大切さだ。何も昭和史の本に限らないが、結構元になる史料(価値は色々あるにしろ)の中から自分の論理に都合のいい史料を無批判で利用したり、都合の悪い史料は軽視するならまだしも、時には偽証言や偽史料、改竄された史料を使って書かれた本やテレビ番組があるから。
ただ、甘粕正彦大尉について、満映社長の経歴に触れていないのが、玉に瑕だ。
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