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醜の歴史 みんなのレビュー

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20 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

様々な「醜」

2010/03/20 06:50

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kako - この投稿者のレビュー一覧を見る

あのウンベルト・エーコが編著したこの「醜の歴史」。
ずっと欲しくて欲しくてたまりませんでしたが、いかんせんお値段8000円。。。
ネットで情報を眺めては溜息をつく日々を送っていたところ、あまりに騒いでいたおかげでお友達よりプレゼントして頂きました。
あまりにもったいなくて1日2ページくらいしか眺めることができません(笑)。
1ページ読んでは本を閉じてうっとりし、一人でほくそ笑んでまたページを開くの繰り返し。
読み終えるのが怖くて、ずいぶん時間をかけて目を通していった次第です。
美術館に行って有名な絵画を見るのも楽しいのですが、こちらはあ~ぁ、なんて贅沢な時間。
好きな時間に自分の好きな絵画を眺めることができるんです。
しかも解説は絵画にそった多くの引用文献もともに記載してあり、読み物としてもかなり読み応えがあります。

実際に私が読んだことのある小説の一節を読んだ時は「ん?こんな素敵な文章あった???」と新たなる発見があったり、反対に自分の知らなかった世界がどんどん入っていく楽しみがありました。

さてこちらの作品の素晴らしいところは、有名な絵を見ながらウンベルトさんが解説をしてくださるところです。
薔薇の名前を読まれた方ならばその描写の細かさは解るかと思いますが、彼にかかれば一枚の絵画に無限の世界が広がるかのようです。
お勧めの読み方はまず絵をじっくりと眺めた後、デザートを食べるかのように解説文を読むという進め方です。
最初に文章を読むのはもったいない。
どうぞじっくりじっくりお読みください。

私のお勧めの章は第6章。
「古代からバロック時代までの女性の醜さ」
垂れ下がってしまった皮膚、落ちくぼんだ瞳、この世には存在しえない女性像。
様々な過去の人物が女性に対しての詩を描いています。
醜いものを醜いと単に言ってしまうのではなく、女性に対して賞賛したり、憐れんだり、恐れたり。
様々な表現で醜さをより堪能できますよ。

何回見ても読んでも飽きることのない素敵な書籍。
これは是非、以前に出された「美の歴史」も手に入れなければいけなくなりました。
今から欲しい欲しいと騒ぎ出し、二匹目のドジョウを得なくては・・・。




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紙の本

シリーズ第二弾。

2024/02/01 01:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『美の歴史』に続く、シリーズ第二弾。
無数の引用で織りなすヨーロッパの、「醜」についての歴史。
そもそも、イタリア・ヨーロッパで醜という言葉に込められた意味が、日本とは違うかもしれない
エーコ自身序文で、文化の違いからヨーロッパの他の地域についてはわからないと言ったようなことを書いている。

醜いと言っても、表現されたもの、あるいは神の創造物たるものは、何かしらの魅力を放つものである。
繁々とあるいは恐る恐る、怪物の姿を見ることは、一つの快感である。

澁澤龍彦や、荒俣宏などが紹介してきた、怪物の話に近いが、ユニコーンをはじめ、美しい怪物もおるだろう。
醜って言葉のニュアンスの違いかなー。

龍と異なり、ドラゴンは醜さと結びつけられているようだが、これは醜(しこ)が強さと結びつけられてるのと関連するんだろうか。

二十世紀に話が及ぶと、価値観の転換が、本題となる。
多分この辺りが、本書の肝である。
私たちの価値観がいかにうつろってきたか、そしてこれからもうつろいいくか、あえて言葉にしないが、道義的なものも、エーコは語っている。

本書は、『美の歴史』と異なり、エーコの単独作品であるようです。
翻訳はレイアウトの都合上、直訳に近いものとしたそうです。
いくつか映画のタイトルを誤って訳しています。

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2010/02/04 20:37

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2010/03/10 23:30

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2010/05/29 01:06

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2010/10/24 15:55

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2010/11/18 06:20

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2011/03/01 10:46

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2011/06/26 00:08

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2009/11/22 13:03

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2010/04/23 13:38

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2012/04/15 00:38

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2012/07/23 14:18

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2012/10/16 15:04

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2014/04/20 14:46

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