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11月刊行なので、わずかに惜しい。12月刊行ならば、表紙絵も中身も季節ネタばっちりだったんですが。
クリスマスとサンタさんの存在を初めて知ったフィアにとっては、これは見逃せないイベント。
黒絵と共に春亮の部屋に忍び込み、プレゼントを入れてもらうための靴下を物色するあたり、サンタの存在を純真に信じているフィア。
そんなフィアに「プレゼント」をサンタとして渡してやりたい春亮の元にケーキ屋からのバイト依頼が舞い込んでくる。
クリスマス前の商店街は大忙し。とりわけケーキ屋さんともなれば主力のクリスマスケーキの販売にネコの手も借りたいくらい。
夜知家の面々は用意されたサンタ衣装に着飾って、ケーキ売りに勤しむ事に。
そんな中に「堕ちてくる」闇曲拍明の研究室長国に所属するン・イゾイー
彼女は大秋高校理事長・世界橋ガブリエル宛の書状を持参していた。
彼に書状を届ける際、〈竜島/竜頭師団〉(ドラコニアンズ)の強襲を受ける。
拾ったもののどうすべきかと錐霞に相談したのがまずかったか?
ン・イゾイーが持つ封筒と小さな箱に対し、用心のためにと思った結果が、
お泊りセット持参(加えて春亮の拒否権ナシ)で、夜知家にやってくるという、さらなる混乱を予想させる事態に発展。
ン・イゾイーが、というより闇曲拍明が理事長相手に何の目的があるのか?
ドラコニアンズが彼女を襲撃した理由は何か?
謎の小箱から端を発した奇妙な戦闘が、ある過去を紡ぎ出す。
そして、今回は夜知家にお泊りした、いんちょーさんが多少壊れ気味(笑)
前巻(短編集)のネコミミが尾を引いている・・・わけではないんでしょうが、黒絵とこのはの会話といい、思わず連想してしまいました。