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紙の本
軌道に乗ってきた学園編に新たな動きの予兆
2009/12/03 17:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻に続く学園編。壮大(?)だった旅の末に激闘(?)を繰り広げた前シリーズから舞台を学校へと移した本シリーズにあって、こう、何と言うか、引っ越ししたばかりみたいなぎこちなさもあった前巻よりも随分とセリフ回しややり取りがスムーズになっており、くだらなくて馬鹿馬鹿しいがタメにもなるうんちくネタやギャグも冴えてきている。
【一話】
生骸(ゾンビ)と言えば本シリーズらしいが、実際は幽霊と怪談がモチーフの話。前巻の「サメ」を含めて、生骸を出現させた人物が判明する話にもなっている。本田聡子と行動を共にすることになった(復活の)サロメが小学生ばりにエキサイトする様と、その困ったちゃん振りに嘆息する聡子の方が面白かったりする。
【二話】
軽音楽部の面々が部費を調達するためにバイトする話。シエラに対抗心を燃やす姫小路ミルカがこれに横やりを入れる展開である。ここでも生骸を出現させる人物とその従者とのやり取り、この含みのあるやり取りを示すための話になっている。結末に至る展開が少し強引で、陣とシエラの気持ちがすれ違うところの描写も少し無理矢理感アリ。ここでもサロメと聡子のとぼけた会話が面白い。
【三話】
意外な面白キャラだった雛菊先生からの結構無理のあるお願い話。教職員対抗ソフトボールとバンド「プリプリ」とのコラボレーションである。シエラに対する意識に戸惑うばかりの陣がヘンに考え過ぎて勝手に諦めムードを醸すヘタレ野郎になっている。もどかしさ満載ながらもそれぞれの気持ちが進展の気配を見せ始めたのに、それが災いして却って距離を生んでますますもどかしくなる悪循環である。
学園編は学園編で何かと騒動が持ち上がるであろう、その下準備に費やされた第2巻と言える。ミルカに従う謎の女性【富士峰子】の思惑が断片的に見え始めてきたた。今度の敵はメイド・イン・ジャパンな神仏融合か?
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