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訳者まえがき
凡例
「マルクス自身の手による資本論入門」
はじめに
商品と貨幣
資本と労働
資本主義的生産様式の基礎
労働日
協業と分業
大工業
工場制度発展の諸結果
労賃
資本の再生産過程と蓄積過程
資本主義的人口法則
資本主義的過剰人口のさまざまの形態-大衆の窮乏
現代の資本の起源
むすび
『資本と労働』第二版の成立とマルクス自用本の来歴について
ヴィンフリート・シュヴァルツ
一 扇動家だったヨハン・モスト
二 『ダイジェスト』の制作と印刷の状況
三 科学のわかる叙述
四 マルクスによる『ダイジェスト』の改訂
五 改訂版へのマルクスとエンゲルスの態度
六 マルクス自用本の来歴について
訳者あとがき
用語解説索引
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日本語が頭に入りづらくてあんましわかんなかったです。多分、他の本も読むので、その時、読みやすくなるように大まかな内容を知ることを意識しました。
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おもしろかった。
剰余価値は未払いの賃金からしか生まれないとか、資本主義は必ず一定の失業者を必要とするとか、ほえ〜という感じだ。
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これは非常に平易な言葉で書かれており、面白い。プロレタリアたちは抑圧されており、搾取されているだから団結してプロレタリアたちの集団を作り、世の中を良いものに変えていく必要がある。と言うことを述べている。マルクスの資本論も読んでみたい。
翻訳者があとがきで、ですます調の資本論を翻訳中ということで期待したが、亡くなってしまったようだ。残念だ。
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マルクスの息遣いにも触れながら、その思想や理論の概要にも触れられる。
『資本論』は挫折した私だったが、「です・ます」調に統一された文体によって、まるでマルクスの講演を聞いているかのような分かりやすさがあった。マルクスが訂正した部分も分かるようになっていたり、用語の説明も丁寧だったりするので、マルクスの拘りや想いを感じられる。
読破してマルクスの考えを少しだけ知った気になれた身の感想としては、マルクスも、その後進者達も「社会を考える力」はあったのだが、「教育」というものを少しだけ易しく見すぎてしまっていたことが、現代の社会主義に対する評価の元になっているのではないかと感じた。つまり、完璧な分析と理論、叙述で作り上げられた(と自負されている)この内容を多くの人が理解し共感することを、実際よりも少しだけ簡単に見ていたのではないかと思う。
ただ、それを踏まえたとしても、この息遣い、熱量、理論は、資本主義真っ只中に生き、もがく私達に、社会を、あるいは働く自分自身を見つめるための視点をくれる貴重な1冊となると思う。
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マルクス自身が手を加えた解説書とのことで、チャレンジ。
原書の難解さはどこへやら。
モストの平易化の試みがよくわかる1冊。
いきなりこの本…だと半分以上が消化不良になったと思うが、白井さんや斎藤さんの書籍を読んだ後だったので、8割程度は理解できた。
マルクスの修正箇所がわかる構成になっているが、モストの文言の方がわかりやすいところも多々ある…笑