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日本よ、「戦略力」を高めよ 「憲法九条」「国連至上主義」の呪縛を解く みんなのレビュー
- 櫻井 よしこ (編)
- 税込価格:1,153円(10pt)
- 出版社:文藝春秋
- 発売日:2009/10/13
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紙の本
民主党の外交・安保政策は「亡国」への道
2011/02/20 13:57
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MtVictory - この投稿者のレビュー一覧を見る
編者の櫻井氏が理事長を務める国家基本問題研究所の一行が2009年4月に訪米し、米政府関係者やシンクタンクらと話し合ったという。本書はその一行に加わった櫻井氏を初め、田久保忠衛氏、島田洋一氏、冨山泰氏らによる訪米記である。
「はじめに」で既に結論は書かれているが、「日本がなすべきことは、日米同盟関係をより強固にする」一方で、外交・安全保障において「自力を強めること」だという。そう言うのも、「おわりに」にもあるように、外交・防衛問題に関して政権交代後の「民主党には方向性が感じられない」という危機感が、本書の執筆陣にはあるからだ。最近の尖閣諸島問題や北方領土問題に対する民主党政権の対応を見ていて、不安を感じている国民も多いのではないだろうか。編者らは今後、日本が、関係を強める「米中関係の陰に埋没していく」ことを懸念している。今後、日本はどういう外交・防衛戦略をもって乗り切るべきかを本書は検証している。
田久保氏は「米中両大国の狭間で、日本は常におどおどして両国の顔色を見ながら生存の術を考える情けない立場」になりかねない、と述べ、日本の選択肢は限られているとする。日米同盟を双務的な関係に転換するか、日中同盟か、自主防衛かだ、と。その上で田久保氏は、民主党には日中同盟を指向している者が多いのではないかと見ており、政権の「米国離れと中国接近」を懸念する。
島田氏は政権交代後の民主党幹部の安保・外交に対する「無気力な姿勢に失望」し、「今後の日米関係や日朝関係は、肝心の「日本の意思」が希薄なまま漂流しかねない」と同様な警告を発している。そうした分析の上で各氏の提言が述べられている。
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