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紙の本
出版社コメント
2009/11/19 14:53
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投稿者:ポプラ社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1969年、ふたりの鬼才が出会った! まぼろしのコラボレーション
が、いまよみがえる! 五木寛之のいっぷう変わったショートス
トーリーに、伊坂芳太良の華麗なイラストレーションを配した、不
思議な味わいの短編集。
★イラストレーション界の2大巨匠も絶賛!
日常の皮膜をペロッとひと皮剥くと、突然心の闇が現われる。そん
な闇の中に蠢く、滑稽さ、怖さ、悲しさ、エロティックさが上質の
死の香料で塗されている。
次元を異にする五木寛之氏の文と伊坂芳太良氏の絵が、絶妙な一致
とズレを醸し出しているのもおかしい――横尾忠則氏
伊坂芳太良は1960年代、ヨーロッパアンティークのような趣向性と、
マニアックな描写力で時代を席巻した。夭折だったが、その絵が五
木さんの本の中で華麗に再生した。むしろ当時以上に新鮮な表情で
ぼくらを射って、奇妙な小説の横でさらなる奇妙な視覚を伴奏する。
つまり小説が倍に楽しめるのである。この企画はなかなかすごい―
―宇野亜喜良氏
★小説と絵の見事なコラボレーション!
横尾忠則、宇野亜喜良という、イラスト界の巨匠たちも絶賛する
『奇妙な味の物語』は、ホラーとユーモア、エロスが混じり合う17
のショートストーリーからなる短編集。
車と深い愛情で結ばれた美しい夫人の悲劇、返本の山を抱えた編集
者が作家に仕掛けた復讐など、まさに“奇妙な味”の物語がぎっし
りつまっていて、ゾクゾク、ワクワク、ドキドキ…読む喜びがたっ
ぷり味わえる作品集です!
カバーや挿画にふんだんに使われている伊坂芳太良のイラストも、
大きな魅力!
伊坂芳太良は60年代後半に広告や雑誌で大活躍したイラストレー
ターで、70年に42歳の若さで夭折しましたが、その独特の画風に惹
かれる人は多く、今も根強いファンがいます。
雑誌連載でコンビを組んだこともある、五木寛之と伊坂芳太良です
が、作品集としての共作は本書が初めて。
たった一度きりの、まぼろしのコラボレーションが堪能できる、極
上の一冊です!
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