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欲望、怒り、迷い。
客観視して自分と切り離す。
湧いた感情を「・・・・」と思っていると客観的にみる。
やってみよう。
cf 三毒追放:怒らない、妬まない、愚痴らない
三毒(仏教):貪・瞋・癡(とん・じん・ち)
煩悩を毒に例えたもの
三楽歓迎:褒める、笑う、感謝する(ほ・わ・か)
cf そうじ・笑う・感謝する(そ・わ・か)
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目次
はじめに—もう、怒らない
第1章 欲望はストレスの素
第2章 怒りは体を痛めつける
第3章 迷いは能力を曇らせる
第4章 心はなぜすぐ乱れるのか
第5章 欲・怒り・迷いを減らすレッスン
第6章 穏やかな心を保つレッスン
おわりに—ささやかなる拮抗線
「ムカつく」「ケチをつける」「妬む」「悔む」「悲しい」「虚しい」…仏道では、これらのネガティブな感情を、すべて「怒り」と考る。
「怒り」こそ、人の世のあらゆる不幸の元凶。
だから怒りのコントロールは仏道の中でも最も重要な教えの一つ。
本書で紹介するお釈迦様の教えを実践することで、怒りにまみれた毎日が、穏やかで清々しい日々へと生まれ変わる。
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年越しの除夜の鐘は人間の煩悩の数と同じ88回鳴らされるという。本書は、その煩悩の中から欲望、怒り、迷いの3つを引き合いに出し、日常におけるストレスを受け流すための自分自身の在り方について書いている。仏教がその原点とはなっているものの、書中に著者が何度も言っているように、これは道としてのいわば仏道である。平易な文章による穏やな語り口で終始説法されるが、東京大学出身のインテリ住職で、若干31歳ということで驚かされる。怒りというストレスは、身体にも結果的に大きな負担を掛けることとなり、全くもって生産的ではない。現代社会で特に都会で生活する人は、ストレスから解放されることは難しそうであるが、結局のところストレスというのは自分の頭に生じるものである。心の在り方で、それは抑えることができるという。理論的な心理学ではないので、当然、いろいろな矛盾点や疑問点は残るものの、それは著者の唱えるところの仏道とは本質的に合わないものであろう。大きな心を以って煩悩を理解し、客観的にそれらを見つめることができれば、ストレスをうまく回避することも可能となるのではないかとも思えた。
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目前のことに本当に集中すれば無になれる。
目前のことだけに集中することは視野の狭い人間のすることだという認識があったが、この本のいうことも一理あると思った。
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「ムカつく」「ケチをつける」「妬む」「悔む」「悲しい」「虚しい」…仏道では、これらのネガティブな感情を、すべて「怒り」と考えます。怒りこそ、人の世のあらゆる不幸の元凶です。だから、怒りのコントロールは、仏道のなかでも最も重要な教えの一つなのです。本書で紹介するお釈迦様の教えを実践することで、怒りにまみれたあなたの毎日は、穏やかで清々しい日々へと生まれ変わるでしょう。
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いまの作業に集中する。一心不乱に。何も考えずにやるのが、一番疲れない。
あまり自分の事ばかりしゃべらない。
怒る事で、元気になるという
錯覚があるが、その後の疲労と苦痛が残る。
怒っている人は可哀相な人。
怒りを鎮める方法
→「XXX」…って思っている、と他人からみた自分を考える。
迷い、はありきたりでつまらない状況から生まれる。これが何かに集中しようとすると、その意識をすぐにどこかに持って行ってしまい、効率が悪くなる。
→ ひたすら集中する。好き、を越えた集中が、雑念なき最大限の集中。
何かにひたむきに打ち込んでいるとき、意識のぶれがなくなり、雑念が静まり返り、ただただ美しい充実感だけがある
つまらないことを細部までまじまじと観察する。ありきたりではないことの発見。
他人に対してのイライラは、結局自分の心を傷つけている。
心は外から入ってきた情報から、主観を通して勝手なイメージを作り上げ、それに対して我々は怒ったり喜んだりのリアクションする。
→ 心の安定を得るためには、外からの情報に対してありのままに受け止め、余計な主観で編集しないことが大事。
できるだけ心を脳に引きこもらせず、身体感覚や目や耳の感覚の中にとどめておくこと。これが情報処理の空回りをさせずにストレスから解放される秘訣。
批判は、自分自分!という欲望のエネルギーを増幅させる。また、相手のために言っていると、自分を騙すことで、迷いのエネルギーまで増幅する。
十善戒
欲望を抑える
怒りを抑える
迷いを抑え真理を洞察する
嘘をつかない
批判をしない
悪い噂話をしない
無駄話をしない
生き物を殺さない
盗まない
浮気をしない
悪いエネルギーはそのダメージをしっかり感じとって繰り返さぬよう条件付け、善いエネルギーについてはポジティブな条件付けを自らの心に課す。
欲の苦…怒りの苦…と心の中で唱えて、自分の感情を冷静にとらえる。
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心が荒れている時に読んだためか、ものすごくためになった。
怒りからは何も良いものは生まれない。
イライラは周りを不快にさせ、自分を醜くする。
分かっていてもつい感情に身を任せてしまうが、それではいけないと痛感させられた。
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自分の心境が今小池龍之介さんの書いていることがすっぽりとはまる感じです。
このタイミングが合わないとこの方の本は好き嫌いというか、はまり具合が全然違ってくると思います。
自分の心のコントロールは永遠のテーマに思うけれど、小池龍之介さんの本を読み続けていればぶれなくなってくる気がしてきました。
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・欲望があるから疲れたり、怒ったり・・・
・一口食べるごとに箸を置く
・感情と自分を切り離す
・脳内の幻
・「歩行禅」
・観察すること
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怒りからは何も生まれない。毎日接する貴方に是非とも読んで欲しい。
私の気持ちを代弁してくれている本だった。目前に集中し、一瞬を生きていこうと思う。
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さらりと読める内容で、1時間程で読み終わった。
ふむふむと読み進んだけれども、自分の心に
すとんと入っていかない点もあり、今の自分が
「もう、怒らない」自分かどうかは疑問・・・。
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スマナサーラ師の「怒らないこと」「怒らないこと2」を読み、小池氏による「超訳ブッダの言葉」を読み、心を平静に保つことの大切さを学び、慈悲の瞑想など、ある程度の方法論についての知識も得ました。
ただ、一方で、静かな心を保つことと生き生きと暮らすモチベーションをどうやって同居させられるのか、自分に向けられた怒りや仕事上のクレームにはどう対処すればいいのか、といったより具体的で実践的な疑問が湧いてきました。
そんな中で、またしても小池龍之介氏による「怒らない」ことの解説書に手を伸ばしたわけです。
スマナサーラ師の思想や思考と基本的に同じなのは当たり前ですが、小池氏の解説、例え話のほうが、私には理解しやすいようで、モヤモヤしていたものが、ずいぶん整理された気がします。
例えば、昨日も書いた、「ゾーン」の話は、この本の「何も考えずただやるのが、一番疲れない」というパートで語られている「空(くう)の状態を維持すること」からの発展でした。
そこでは、勝ちたいと思うこと、その欲求自体については否定的ではなく、むしろ、その「ゾーンに入る」という感覚を得たいがために精進することも正しい在り方として説明されています。
否定されなければならないのは、勝負のその場面において、勝ちたいという欲望によって心のコントロールを失い、本来の力が発揮されないこと。小池氏の説明はそのように読めます。
そうなってくると、私の疑問は、一気に解決の方向に向かいます。
自分に向けられた怒りや仕事上のクレームへの対処についても、かなりのヒントが見つかりました。
ムリに商品を売りつけようとする店員に対して、穏やかな気持ちを維持しながら、その場をスルリとすり抜ける方法。
いない人の悪口をみんなでする場面で、自分だけいい子になってしまうような想いをせずに、かつその場のなごみを壊さない対処法など。
とにかく、色々な観点で、参考になる解説がたくさんありました。
ここまでの3冊の積み重ねもあるのでしょうが、結果的に、この本が、一番納得感を得ることができた、という意味においては、「お徳感」を味わえた一冊でした。
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怒りという感情をいかに無理なく認められるか。その方法がこの本にはまとめられている。方法論としての仏教なので、宗教観がない自分にも抵抗なく読めた。方法は集中と想像力に尽きると感じた。そのためには心を常に整えておかないと。例示が多く、途中中だるみをしてしまったが良本と思う。
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著者が仏教僧との事で仏教の教えを訳す形で、
自分の中の心の変化とどの様に付き合って行けば良いか
と言うことが書かれています。
そっち関係の本は基本的に目を向けないのですが、
タイトルに釣られて内容を確認せずに買ってしまいましたが、
拒否反応もそれほど出ずに読めました。
仕事についての事に言及する部分では、
GTDの考えと通じる部分もあり、
一度挫折したGTDをもう一度、試してみようかと思っています。
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#FeBe の #オーディオブック で読了。ただいま倍速にて読書中です。身につくまで、何度も耳読書します。
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小池竜之介と言う方を友人に薦められて、適当に買ってみた。
お坊さんによる、仏教の説法なのだが、東大卒ということもあってか文章が非常にわかりやすい。特に理系にとって。
一番参考になったのは、
脳内フィードバックで脳に不安定信号が増幅循環しさらなる不安定を起こすという解釈。
人間の5感に加えて脳自身からのフィードバックを第6感と定義したのはなるほどと思った。
確かに、フィードバックしている時は5感をほとんど使っていない。そして5感からの信号を脳の信号に強くすれば、フィードバックのゲインが下がり、あんまし怒らなくなる。
という理屈。(若干制御用語を勝手に付け加えました)
ただ、理屈はわかるけど、そんな事考えている余裕があったら怒らないという根本的な問題は解決していない。
解決方法も書いてあるが、なかなか実践できないでいる現状。
いろいろと新しい視点と仏教ってこういうもんなんだという意味で面白かった。