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自分に言い聞かせるように書かれた言葉たち。
日常生活の中での、小さな発見。
シンプルな言葉の、その中の奥深さに鳥肌が立った。
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詩とか全く興味なかったけど、表紙の言葉に惹かれて衝動買い。
特に「落ちこぼれ」の詩がいいなと思った。
落ちこぼれって言葉が、自分の中でこんなにも良い言葉に思えたのは今までにない衝撃。
言葉に新しい解釈を与えるって素敵。
ただ全体的には、あまり共感できなかったというか、解釈が難しかったというか、自分にはまだ乙女心は読みきれないなと感じた。
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「わたしが一番きれいだったとき」も「自分の感受性くらい自分で守ればかものよ」も「よりかからず」も、・・・どの詩にも私はどんなに励まされたことだろう。そしてこんな女性の先輩がいることに嬉しくなったことだろう。
このアンソロジーの編者は高橋順子さん。解説もとってもいい。
そして死後発表された詩集「歳月」を読んだときの美しく情感豊かな感性をなんだかしみじみ思い出した。
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深い目と、言葉に対する尊敬と、人間としての威厳のようなものがこの人にはある。
けれども、柔らかい。
とても柔らかい果実のような感触。
すごい時代を生きたっていうのはこんなにも人の洞察力とか、感性とか鋭くするものなのだと思った。
「ぎらりと光るダイヤのような日」
「落ちこぼれ」
「この失敗にもかかわらず」
「時代おくれ」
「倚りかからず」
「ある一行」
が特に好きだった。
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『歳月』からの、あまりに艶かしくも鋭い真実の言葉に身体を射抜かれる。女であり、愛する人がいることにより出逢うことのできる情景。
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「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」という表紙が目に焼き付いて、買わずにいられませんでした。
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「わたしが一番きれいだったとき」
「自分の感受性くらい」
「女の子のマーチ」
あの時代にこんな女性の生き方が
できたということが信じられない。
今でもこんな生き方をするのは難しい。
少しでもこんな生き方ができればいいと思う。
人生の教科書。
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「自分の感受性くらい」を読むと、背筋がピンとなる。
うまくいかないことを他人のせいにしてしまうような
気持ちが弱っている時に。
たまには誰かにピシャッと叱ってほしい。そんな時に。
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気弱になったり、イライラしたり、他人のせいにしたい時に開きます。
喝、入れられます。スカッとします。
茨木のり子さん、有難う。
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決然とした詩。読んだ私の心が、しゃきっと背筋を伸ばすような。
それでいて、晩年の詩では、亡き夫への、暖かい恋慕が満ちていてこころがほぐれるようだと思った。この方の詩はどれも好き、みたい。
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なんだか色々うまくいかないし、
体調もいまいち。。。
という頃に手にとった本。
表題にもなっている
「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」
が、ガツンと効いた。
それから、
「一人は賑やか」
「汲む」
でハッとさせられ、
「急がなくては」
で泣いた。
厳しい言葉を綴っていても、
その裏にたしかに人への愛情が感じられるから、
むしろ温かい。
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手元に置いて、ときどき読み直そう。強くて優しくて、ホント、定規で背中を叩かれるよう。
晩年の亡き夫への愛の言葉に切なさを感じます。
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この本は、茨木さんのいくつかの詩集から、いくつかずつ詩が載せられていて、各詩に高橋順子さんという人の解説がついています。いつの間にか、間近でにらみつけられているのに気がついたような気分になる、茨木さんの若い頃の詩が衝撃的です。
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手元に戻ってきて再読。何度読み返した事だろう。一人ぼっちを腑に感じた時は誰に会ったって寂しさや絶望は埋まらない。この本を眺め、抱いて眠るのです。孤独にきく薬は人の温もりじゃなく、甘えるなよと背中をぴしゃっと叩いてくれる言葉。でもね、なにより彼女が亡き夫に詠うのが好き。メロディーつけたくなるくらいピンク色。寄りかからずの独立した女性が、愛を謳えばただの可憐な乙女だよ。
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読み応えのある詩。厳しくも優しい言葉に魅力を感じました。悩み苦しむのは人の性。誰が読んでも共感を感じるんじゃないかなと思います。茨木のり子の詩に勇気付けられながら自分も強く生きていきたいなぁと思いました。