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紙の本
冗談か!、それにしても面白い
2009/11/02 15:33
12人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:としりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「金正日は日本人だった」とは、ふざけてるのか!、冗談もいい加減にしろ!、とでも言いたいところだろう。だが、このタイトル、より正確に表現するなら、「金正日の実父は日本人だった」とでもするところ。
いささか信じがたいが、元航空自衛隊空将の著者が、独自の調査で大真面目に書くものである。
金正日は金日成の養子であって、実父は別にいた。終戦時に、帝国陸軍が半島に残した残置諜者が、彼の実父だというのである。
これだけでも仰天モノだが、終盤まで読み進むとさらにスゴイ内容である。
ところで、本書も指摘するとおり、金正日の周囲には意外と日本との接点が多く存在する。2番目の夫人は日本生まれの在日だった。藤本健二氏という日本人寿司職人を長年側近として重用した。
藤本健二氏の著書『核と女を愛した将軍様』などは、極めて有用な情報をもたらしている。本書の著者・佐藤守氏も、何度も引用するなど藤本氏の情報を重視している。
余談だが、評者は藤本健二氏の行為は評価していない。『核と女を愛した将軍様』の書評にも書かせてもらったが、将軍様に重用され、正雲王子らファミリーからも大変慕われたにもかかわらず、将軍家の私生活まで面白おかしく暴露する行為は、極めて信義に欠けるとしか思えないからだ。
さて、本書終盤では、朝鮮戦争やベトナム戦争にも触れた上で、これまでの歴史観がひっくり返るほどの驚天動地!な結論を導き出している。
正直なところ、信じがたいと言わねばならない。素直に信じろという方が無理だろう。これが真実であれば極東の現代史がひっくり返る?、いや、我々日本人のアタマの中がひっくり返る。
とは言え、内容的に信じがたくても、話としては実に面白い。北朝鮮問題に関心ある人は一読の価値はあるだろう。
北朝鮮に関してはいろいろな情報があって何が真実かわからない。
またまた余談だが、横田めぐみさんの遺骨問題で、遺骨をニセモノと鑑定した帝京大学の鑑定結果は確定的なものではなく誤りだ、という情報もある。つまり、不確かなDNA鑑定での冤罪事件、足利事件と同じことになるわけだ。
本書も、こういう見方、こういう一説も成り立ちうるということでは興味深いものである。
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