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“文学少女”見習いの、傷心。 みんなのレビュー

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みんなのレビュー38件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (16件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
38 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

動き出した時間

2009/12/25 22:43

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 前作と同様に日坂菜乃が関わる事件が起きるのだけれど、前作に比べると外伝としての意味合いが強くなっているかも知れない。前作は日坂菜乃を中心においた新作という印象が強かったけれど、今回は井上心葉はもちろんのこと、琴吹ななせや竹田千愛などの、本編終了後の様々な想いが語られている。

 表題作の「傷心。」は、姫倉家の別荘で催されることになった文芸部の合宿のお話。菜乃に対して全く感情を揺れさせなくなった心葉に対して、破れかぶれの特攻を仕掛ける菜乃。それに心葉はどう対応するのか。
 次の「怪物。」は、合唱部のスケットとして文化祭の劇に参加することになった文芸部。ところがその練習を妨害する事件が起き、その背後には一年前のトラブルが関係していた、というお話。

 天野遠子以外の存在に対し、笑顔という見えない壁ではじき返すことでしか応じられなくなっている心葉。心葉のことがまだ好きでたまらないのに、自分の言葉ではその心にさざ波すらもたてられない事に無力感を感じているななせ。超がつくほど不器用な生き方しか出来ない二人に、超がつくほどポジティブにしか考えられない菜乃がぶつかっていく事で、双方に少しずつ変化が生じてくる。
 とある人物が再登場したり、最後にまた爆弾が投げ込まれたり、次は菜乃自身のあり方をさらに揺るがす展開になりそう。

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紙の本

深層心理という真理を学んだ菜乃

2010/02/04 23:32

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

喜怒哀楽(『中国の五情』という括りでは、これに「怨」が加わるらしい)という、主に人と人との関係に端を発し、因縁や遺恨という形でエスカレートする暗澹とした感情が見え隠れしながら、人の業が蠢いて図らずも他人を傷付けてしまうやるせない物語が今回も真っ正面から描かれている。これは同時に、理想ばかりを思い描く夢見る少女な菜乃ちゃんが、人の心に巣食う闇のようなネガティブ感情を知り、これに戸惑いながらもどう理解するかを見付け出す「初体験」物語でもあった。全編が菜乃ちゃん視点、その独白はフツーの女子高生らしい無邪気に満ちていて眩しいくらい。その眩しさを遮るように心葉から、そして次々と現れる本編の主要メンバーから意味深な言葉を投げ掛けられては悩んで落ち込む菜乃ちゃん。そりゃあ、本編で愛情と怨嗟がぐるぐる交錯した果てに死線すら彷徨った面々からすれば菜乃ちゃんなんて能天気なお子ちゃまに写ることでしょう、いーよいーよ、菜乃ちゃん、あの人達は異常体験者だから、菜乃ちゃんがフツーなんだから、などと擁護のひとつもしたくなるところだが、そこはタフ過ぎる前向き雑草魂の持ち主。真摯に考えて、悩んで、省みて、一歩ずつ着実に真相という名の真理に近づいていく、その成長の過程が豪胆な行動とともにじっくり描かれていた。パンドラの箱に残された最後の1つを見付けるような一縷の望みを感じさせる展開である。「ここでアイツが出て来たか」という驚きのある結末も良かった。しかし、心葉クンも変わったねぇ。随分となよっちい部分がとれて、芥川君とのやおい疑惑まで生じる後輩からの人気者になっている。遠子先輩を追いかけながらも良い意味で依存を脱して自立しようとしている。最後に現れた思わぬ伏兵をどうあしらうのか楽しみである。それとも、いつの間にか出来上がっていた“心葉ハーレム”に仲間入りか?

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2009/12/27 22:05

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2010/01/02 00:04

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2009/12/29 01:42

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2010/01/03 19:58

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2010/01/03 22:46

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2010/01/06 20:00

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2010/01/13 16:37

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2010/02/07 21:16

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2010/08/16 09:22

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2010/05/23 13:23

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2010/07/19 19:15

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2010/10/30 17:04

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2010/12/11 17:18

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