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選組へ入隊した少年・深草丘十郎は、父の仇を討つべく剣の修行に励む! 謎の少年・鎌切大作、近藤勇、沖田総司、坂本龍馬など剣客たちとの出会いを通じて、少年は成長していく……。独自の解釈で描く、手塚治虫版『新選組』! ほかにシルクロードが舞台の冒険活劇『鉄の道』を併録。
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手塚治虫版「新選組」。深草丘十郎と鎌切大作の友情や揺れ動く気持ちの葛藤が、幕末という題材のもと生き生きと描かれています。
萩尾望都氏の、「時代の動乱の中、登場人物が集団と個人に引き裂かれていくいくつものドラマ、『陽だまりの樹』『シュマリ』『アドルフに告ぐ』遺作の『グリンゴ』等の出発点」がこの「新選組」だとする解説には唸らされました。
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手塚 治虫の新選組。
あんまり期待せずに読んだのですが、けっこうおもしろいです。なんていうか、古くさくなくて、今風な感じ。
もっとストレートな新選組かと思っていたけれど、主人公のキャラクターは、オリジナルです。でも、近藤さんも、坂本 龍馬も出てきます。沖田と土方さんは、ただの乱暴者みたいな感じです(笑)
栗本 薫がこれに影響をうけたという話を読んだ気がしたけれど、あとがき読むと、萩尾 望都だったみたいです。
栗本 薫も、なにかで書いてた気がするけどちがったかな。
確かに、なんていうか人を引きつける色気が、キャラクターにも、お話にもあります。
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手塚治虫の描く新撰組。新撰組を英雄化したり、美化するのではなく、手塚治虫ならでは個性が光る。劇画を取り入れたかったようだが、当時の学習漫画ではNGだったようで、
加えて人気も出なかった為、池田屋事件の所で物語は頓挫している。これから物語が動き出しそうな所で終わってしまっているのは残念。
「鉄の道」は二人の勇者を描いた物語で、冒険活劇。
二人の対決が最後の最後のみなので、もっと
絡みがあったらな~というのが正直な感想。
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2010年1月17日読了。
手塚治虫独自の解釈というかまったくフィクションの新選組。
父を討たれた少年・深草丘十郎は近藤勇と出会い、新選組へ入局。父の仇をうつため剣術に励む。さまざまな出会いにより、人を斬ること、仇を討つことについて考え、疑問を感じる。
昭和30年代の作品で、絵的には違う人だと言われても違和感ないくらい、その当時の少年漫画な気がするが、題材が少年剣士だから、赤胴鈴之助を連想するだけ? 動きや台詞回しはやはり手塚さんですね。
同時収録の「鉄の道」は「新選組」より前の作品。連載時期は少し重複している。シルクロードの隊商と、それに同行することになった日本の少年タケルの物語。
劇画が読者に受け入れられ始めた時代で、いろいろ迷いもあった頃だというが、この躍動的な力のある作品にそんなことはまるで感じない。むしろ少年たちには勇気を与え、漫画家になりたい夢を持つ子たちも増えたことだろう。
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先日読んだ 萩尾望都さんの影響を与えた中の作品の一つに
挙げられていたので気になって読みました。
新選組そのものというのではなく
その時代にいた
父親を殺されて そのかたき討ちをする青年が主人公でした。
友情もあるけど 苦悶しながらも命令に従う。
この組の中で生きていく青年。
何が正しいのか 間違ってるのか
葛藤しながらの 成長でした。
手塚先生は 多ジャンルに渡って色々描かれているのですね。
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2024年春ドラマ化
「独自の解釈で描く、手塚治虫版「新選組」!新選組へ入隊した少年・深草丘十郎は、父の仇を討つべく剣の修行に励む! 近藤勇、沖田総司、坂本龍馬など剣客たちとの出会いを通じて、少年は成長していく…。」