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【読書メモ】
●リサーチと販促は厳密に分けるべき…販促とわかれば、対象者も景品等があたるように主催者側の意図に沿うような回答内容になります。これを防ぐにはインターネットリサーチは、インターネットリサーチ専用のモニターを使うことが必要になります。大量の会員を抱えていても販促や懸賞サイトのモニターを利用するきは、最新の注意が必要です。
●デルファイ法…結果を同じ対象に返して、同じ調査をする。→極端な予測値が少なくなる。→このプロセスを何回か繰り返すことである数値に収斂する。
●調査目的明確化の三つのステップ
1)「一番知りたいことは何か」を一つに絞り込む
2)一番知りたい項目を先頭において、知りたいことを箇条書きに羅列
3)箇条書きされた各項目のターゲットを考える
●調査目的を明確にするために、当該のリサーチで「一番知りたいことは何か」目的を一つに絞り込んでみることです。こう考えることでリサーチの全体像が見えてくるとともに、なにもかもわかるわけではないというリサーチの限界もわかってきます。結果として目的が一つに絞り込めずに、二つ目的があっても三つになっても仕方ない場合もあります。ただし、三つ以上になったら、目的をもう一度考え直してみる必要があります。
●ネットリサーチ会社の簡単な探し方
1.ネット検索でリサーチモニター数が30万件以上あるか、きちんとした料金表があるかを基準にして、各社にメール添付で概算見積もり依頼を出す
2.その時は、サンプル数の割付、質問数、地域、集計方法(クロス集計)、報告書の有無だけを明示して依頼
3.その日のうちに、内容質問文の作成や、納品方法についての問い合わせレスポンスがない会社は落とす
4.それに回答しても、概算見積もりが数時間後に出ない会社も落とす
※各社のモニタ数は数値をそのまま鵜呑みにせず、「リサーチの専用モニター」の数を確認。
●打ち合わせで、業務内容のすり合わせとともに、担当者の力量をテスト。企画内容を開示せず、主要なポイントだけを話す。
→サンプル数や設問などの基本項目の質問が出てくるか?
→質問文の作り方、集計方法などの提案が出てくるようなら優秀な担当者
●三重クロス以上のクロスは考えないのが得策。
→セル母数の問題のほか、プロファイルが描きづらくなるから。
●AIDCASモデル
→注意・関心・欲求・確信・行動(購入)・共有
●分析するときに、「買回り」か「最寄り」かという商品の二つの方向性を意識した視点を持つと分析しやすくなる。
●エヴォクトセット
・消費者が買ってもいい(候補)と思っているブランドの集まり
・通常は認知ブランドより少ない
・認知ブランドの質問の次に「買うことがある」「買ってもいい」「買うつもりがある」などの質問文で把握。
●バラエティーシーキング
・最寄り品の中で次々と購入ブランドを替えていく行動
・「もっとよい自分に合ったブランドがあるはず」と思ってい���
・同じものではすぐに飽きてしまうと認識されている製品やジャンル
●認知的不協和
・「自分が選んだAブランドで本当に良かったのか?(Bのほうが良かったかもしれない)」という後悔に似た感情
・「自分の選択が正しかった」という情報を集めようとする
●プロービング…「発言の真(深)意の追及」と「場の共感性醸成」が目的
・単純な繰り返しの後に理由や細部を追求する
→ex.AよりBが好きなんですね。Bのどこが好きですか?
・自分のこととして発言してもらう
→ex.そのAの甘さはあなたにとってよい甘さですか、よくない甘さですか?
・何かに喩えてもらう
・時間的な広がりを促す
→ex.昔から好きでしたか?これからも好きな味ですか?
・空間的な広がりを促す
→ex.家にいるときもそうですか?旅先だったらどうですか?
●リサーチャーのスキル
・言語表現能力(折衝、調査票づくり、分析)
・データ読解力(数値の意味がわかる)
・ストーリー構成力(あらゆることの関係性を考えながらまとめる力)
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インターネットリサーチでは
母集団が特定できないから
統計的な価値は薄いみたいな話から入って、
その解決方法が書かれている事を
期待して読んでいたのに、
具体的な解決方法は書かれていなかったように思えた。
簡便で安い方法だけど、
問題はある、という事を改めて学んだけれど、
微妙に消化不良気味な感じ。
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ざっと目を通した。平易に説明されていてわかりやすい。
カバーしている範囲も広くて基礎を学ぶのによさそう。
業務に使う機会が出てきたらまた読み返してみようかな。