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面白かったんですけど、自衛隊三部作みたいなのがまた読みたいなー。
弟を筆頭に皆甘ちゃんでイライラしたw「鉄血宰相」とか言われてるけど、兄ちゃんは正しいし、いや当たり前でしょ?
ベタ甘に少し期待してたんだけど、まあそういうのもなくて…w
2009.12.16 初版/購入/2009.12.17 読了
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春川巧が主宰する劇団「シアターフラッグ」は巧が知らぬ間に増えてしまっていた負債300万円が発覚し解散の危機に瀕していた。
発覚の原因となったのは若いながらも芸歴10年を数える実力派の人気声優羽田千歳が自ら進んで入団してきたことにあった。
巧は畑は違えど、役者のプロが自分たちの劇を認めたことで自らの劇団もプロを目指すための(商業的に成功するための)脚本を書こうとするが、その結果劇団員の半分以上が抜けてしまうという事態に。
そこで発覚したのが、実は会計担当が劇団の赤字を肩代わりしていた。ということ。
300万円という金額に困った巧は兄の司に泣きつくのだが、これまで厳しいことを言いながらもなんだかんだと劇団を支えてくれた兄は、プロを目指すとの巧の言葉を聞いてある条件を出す。
それは「2年間で300万を返すこと、ただし劇団が上げた収益しか認めない」というものだった・・・。
劇団公演の赤字でできた借金を2年間で黒字にして返済する。
この厳しい条件の下、残された「シアターフラッグ」の面々は・・・。
小劇団が成功を収めるまでの奮闘記・・・というほどではない。
すでにマイナーメジャークラスの評価はありチケットはある程度売れていて優秀な脚本家もいる、さらに人気声優の加入と条件は整っているからだ。
それでも、商業的にプラスになれないのはなぜなのかというのを掘り下げてみた作品と言うところだろう。
まあ、見所は頬を緩ませられる兄弟のやりとりであったりする。特に兄の司には色んな意味でにやにやさせられた。
有川作品にしては恋愛要素はかなり薄い方だけれど、今回はこのぐらいがバランス取れてよかったのかもしれない。
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そこそこ売れてる劇団でもお台所は火の車。鉄血宰相、司が容赦なく切り込みまくり…。友人に演劇やってる子がいるのですが、内情はくわしくは知りませんでした。そういや他に職を持ってる。演劇だけでは食っていけないとは分かっていましたが。
功と司、兄弟がお互いを大切に思っていることがそれとなく染み出ているところに暖かくなりました。表紙に女の子(千歳)が出ているので有川浩さんお得意のラブコメ?かと最初期待してたけど、読み進むにつれてむしろ兄弟のからみにその要素は薄くでOKと思いました
ただ、読み終わった後は各キャラクターが強烈な個性がある割りにあっけなく終わってしまった感がありました。まだまだこの設定でストーリーが作れてしまいそう。これは続編があるってことでしょうか?
あらかた想像できてしまうのでないほうが良いのかな…ラブ多目路線も、「兄ちゃん、また事件です」路線も…
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2009年、もっともハマった作家さん、有川浩さんの新作。文庫だし早速購入して読了。
感想としては、続編希望!
登場人物が多いけど、キャラがたっていて、読んでいてわくわくするような楽しい本だと思う。それぞれの成長も恋愛も続きが読みたいなぁ。
演劇・劇団という知らない世界を覗けて、それもまた楽しかった。
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2010/01読了
有川作品のベタ甘は十分堪能できました。が、書き下ろしだからかな、どうも中途半端な印象が拭えず残念。シリーズ化してもっとブラッシュアップされて、ドキドキさせて欲しいです。って上から目線だなー。
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突如300万円の借金を背負うことになった、小劇団シアターフラッグ。この突然の危機は、劇団主宰者である春川巧の兄、春川司が借金を肩代わりすることで何とか切り抜けるのだが、その肩代わりの条件が「今後2年の間に、芝居の収益のみで300万円を自分に返済すること。それができなければ、シアターフラッグは解散すること」。
この条件のもと、債権者たる兄・司(その厳しさのあまり、ついた渾名が「鉄血宰相」)の資金管理下、劇団員たちの悪戦苦闘が始まる。
と、そんな筋立てなのだが、シアターフラッグを利益を生み出す劇団にするために実質的なプロデューサーとなった司が繰り出す指令は、突飛なことは何一つない。
非常にオーソドックスで、普通の社会人であれば、普通に日常の仕事で実践していることなのだが、夢に生きる弟たちにはそんなことすら思いつかず(あるいは、わかっていても実践できず)、司の繰り出す指令に右往左往する様が、情けなくも、面白い。
この作品はストーリーはとてもシンプルなのだが、面白く飽きることなく読めるのは、常識人・司vsその他大勢のギャップが魅力的だからだろう。
兄の司(鉄血宰相)の輪郭が際立っているためか、弟を含めてそれ以外のキャラが何となく薄味な気もするが、ストーリー展開の巧みさで、そのヘンはカバーできているかな?
それよりも自分が関心を持ったのは、小劇団の運営がリアルに描かれていること。収益構造、稽古の方法、スタッフの役回り、実際の公演の裏側などが非常によくわかって興味深い。
「2年間で300万円の収益」というのは、1ヶ月あたり13万円も利益があればOKなはずなのだが、それすら難しいのだから、小劇団の運営というのは大変なのだ。これじゃあ小劇団の役者じゃ食っていけないよねえ……。
きっとこの作品には続編があるのだろうと思うが、そこでは劇団がどのように成長しているのか楽しみにしていたい。
余談だが、シアターフラッグの設定は「決して少なくはない観客動員数があるにもかかわらず、専門家から『面白いけど軽い』という評価を受けているため、演劇のメインストリームとして扱ってもらえていない」劇団である。
ここには、ライトノベルに対する世間的評価への、著者自身の苛立ちがこめられているような印象がある。そこがまた作品に生々しさを与えているように思う。
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小劇団シアターフラッグ。
解散の危機迫る。
お金がない。
負債額300万円。
悩んだあげく劇団主宰者春川巧は兄に頼み込む。
兄司は、貸す代わりにとんでもない条件を出す。
『2年以内に劇団の収益から返せ、できない場合は劇団を潰せ』
十名の劇団員。
覚悟を決める時、迫る。
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有川さんの書く男性が素敵すぎます!!
何を読んでも、毎回きゅんっときてしまいます〜。
一緒に緊張したり、かなしくなったり、どきどきできる小説っていいですね、やはり。。。
やっと読み終えることができました!
明日、2巻を買いにいこうと思います♪
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小劇場を舞台にした本が出るって!?
しかも、あのTheatre劇団子に取材してる!?
小劇場界では名前が知られているし、演劇ぶっくでもお目にかかる劇団。
これは読まなければ!ということで手に取りました。
制作側からの話ですが、私も制作側にいたこともあって
「そうそう、そうなんだよ」と思う点がいくつもありました。
でも、役者をやりたがる人が圧倒的に多くて、制作として腕の立つ
劇団員って、なかなかいないものです。そしてこの本の「鉄血宰相」くらい
ビジネスプロモーションが出来る人も少ない。
この部分が備われば、面白い作品を作れるところならば売れるはず。
的を得ている部分もあるし、いやいやこんな上手くはいかないし
ライトじゃないよという部分もありますが、1つの視点から描かれた
この作品はとてもよくまとまっています。きっと制作ってお金の側から
劇団を操れる面白い仕事なんじゃ?と興味をもってくれる人も
いると思います。
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ファンが多いが赤字経営で解散の危機に追い込まれた小劇団「シアターフラッグ」が舞台。主宰の弟は兄に300万を借りるが、2年間で劇団収益から返済、出来ない場合は劇団を潰すとの条件が。
有川浩さんの作品では自衛隊シリーズが特に好きだが、この作品も小劇団というまた特殊な場所が題材で面白かった。一気に読んでしまえる読みやすさだった。
お兄ちゃん、とても良いキャラだった。厳しく言うけど、結局は弟に甘くなってしまっているっていうのも、弟がいる私にはなんとなくわかるなあ……。「吊るすぞ」が良い。
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大変失礼ですがやっつけ仕事っぽい。
初出が文庫だからでしょうか?
演劇が好きで期待していた分、残念が大きかった。
普段はダメダメだけどやるときゃやる人と
素っ気ないけどデキる支援者の構図はちょっと飽きてきたかも。
続編はあるのでしょうか?
劇中劇が登場するくらいの大作を期待しています。
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小劇団「シアターフラッグ」―ファンも多いが、解散の危機が迫っていた…そう、お金がないのだ!!その負債額なんと300万円!悩んだ主宰の春川巧は兄の司に泣きつく。司は巧にお金を貸す代わりに「2年間で劇団の収益からこの300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」と厳しい条件を出した。新星プロ声優・羽田千歳が加わり一癖も二癖もある劇団員は十名に。そして鉄血宰相・春川司も迎え入れ、新たな「シアターフラッグ」は旗揚げされるのだが…。
《ブックデータベース より》
《2009年12月22日 読了》
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大人向けライトノベルという感じで、サラッと楽しく読めました。それを深みがないと批判するか、というのが作中に出てくるのは作者の気持ちを反映しているのかな、と思ったり。
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弟は赤字まみれの劇団員。
お金を貸してくれと言う弟に、現実を突きつける為につけた条件は…。
2年で全額返済できなければ、劇団解散。
内部から見て分かったいろいろなこと。
解散させたいのか、させたくないのか。
兄の立場は複雑。
読みやすい!ライトノベルですね。
特に何か事件があるわけでもなく、特に何かを示唆しているわけでもなく、ラブラブしているわけでもなく。
ただただ楽しいだけの物語です。
2時間で読み終わりました。
楽しく時間つぶしをしたい人にはお勧めな作品かな。
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大学の生協で発見してラス1を即購入。
司お兄ちゃん格好いいよううううううううう。
有川せんせー久しぶりに読みましたがやっぱりこの一気に引き込まれる勢いが好きです。