紙の本
メイドさまは偉いのです
2010/02/07 18:26
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼少の頃からメイドオタクとしての王道を歩んできた五秋陣がいつものようにメイド喫茶経由で帰宅すると、家の中には金髪美少女メイドさまがいた。彼のことをご主人と呼ぶ彼女に、思春期にふさわしき妄想にふける五秋陣だが、そこには誤算がいくつかあった。
最大の誤算は、メイドさまの方がヒエラルキーの遥か上位に君臨すること。あれやこれやをしてもらおうと思った五秋陣だが、彼の方がメイドさまに尽くすことになる。
そして、次から次と襲撃してくるメイドたちの存在。なぜ彼女達は襲ってくるのか?そしてなぜ、五秋陣の元にメイドさまは来たのか?
変な世界のメイドさまラブコメディ。全てをイラストにしたら、肌色の絵の具が一番先になくなることだろう。
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素晴らしきおバカさ加減。某魁な塾を彷彿とさせる武具や技の数々。そしてテンプレ気味ながら、いい意味で無駄にアツい展開。ただ終始このノリには疲れる人もいるかも。個人的にはアリで。
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第16回電撃小説大賞<銀賞>のこの作品。ある意味で気になる作品名。あの『とらドラ!』の竹宮ゆゆこさんが買う気がそそられるコメントを帯についています。見かけたら、手にとって帯を見てください、買いたくなるから。
そして中身の感想ですが、脱衣系メイドバトルラノベ?とりあえず、壮絶に意味のわからないバトルラノベです。意味のわからない力で、なぜかメイド服を脱がすことで戦いに勝利し、主人公はただのメイドスキー。何を言ってるか話からねぇと思うが(ry
しかし、あんなテンプレな設定になってるなんて思わなかったのでした○
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第16回電撃小説大賞銀賞受賞作ということで期待して読んでみましたが、個人的には面白い作品だと思いました。しかし、本の内容は賛否両論ありそうな気がします。基本思考が変態方向であり、メイドメイド連呼し、メイドに対し熱い情熱を持つ主人公。そんな彼の元に突然やってきた「メイドさま」と名乗る謎の金髪メイド服メイド。そんなメイドさまが彼女を連れ戻そうとする人々と戦闘をしたり、ドタバタがあったりと次から次へと色々なことが起きていきます。ギャグ系小説が好きな方にはお勧めできる作品です。
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五秋陣(高校生)が家に帰ると、金髪美少女ポニテ傲岸不遜メイドことメイドさまが出迎えてくれた! 筋金入りのメイドオタクである五秋は単純に我が家にもメイドがと狂喜し、服を破り捨ててパンツ一枚に。こうして五秋はメイドさまと一つ屋根の下で暮らすことになった。
少しずつメイドさまのことがわかってきたある日、彼女の婚約者だというウィリアムズ・エヴァリンス王子が、彼女のことを母国に連れ帰ろうと武装メイドを引き連れて空からやってくる。そう、メイドさまは実は王女だったのだ! メイドさまは命努力と呼ばれる命道を極めたものだけが使うことができる力を駆使し、同じく命努力を武器に襲いかかってくる武装メイドを追い返そうと攻防戦を繰り広げる。根っからのメイドである武装メイドに、メイドさまは押され気味。それを見かねた五秋は真の主人だけが使うことできる護種神力を使い、メイドさまを助けようとする。しかし力及ばず、圧倒的な差で負けてしまい、メイドさまを連れ去られてしまう。
それで黙っているほど、五秋のメイドオタクっぷりは薄くない。メイドさまを取り戻すため、五秋は同じくメイドオタクである高木の力を借り、犠牲にし、母国に向け離陸したウィリアムズが乗った飛行機に飛び込んだ。メイドさまのため、五秋はウィリアムズに護種神力を振るう。
一方、メイドさまも武装メイドと戦っていた。ウリィアムズに無理やり着せられたウエディングドレスから命努力を使ってメイド服に着替え、五秋を想う気持ちを力に代え、武装メイドを撃破する。
その頃、五秋は瀕死の状態だった。ウリィアムズにめちゃくちゃにやられていた。しかし、ウエディングドレスからメイド服に着替えたメイドさま(しかもノーパン)を見て、護種神力がみるみる上昇! かくして、ウリィアムズを撃破したのだった。
壮絶な戦いの末、飛行機は粉々に砕け散った。落ち行く中、メイドさまは五秋に対する自分の気持ちを再確認する。
もうずっと昔、王位継承のことしか頭にない姉や親戚にいじめられ、城を抜け出して公園で一人、時間を潰していた時のこと。五秋が無邪気に笑いかけてくれた、可愛いと言ってくれた。次の日、パレードに来て欲しいという約束を守り、その上パンツ一枚で時計台からダイブしてきた彼……メイドさまは初めてあった時から、五秋のことが好きだった。彼のために命努力を身に着け、日本に渡ったのだ。
巫女メイドに墜落死を助けられた二人の前に、メイドさまの母、つまり女王様が現れる。身分の違いを越え、主従の関係を守ると誓う二人に、女王様はメイドさまとウィリアムズの婚約を破棄。メイドさまは晴れて五秋の専属メイドになったのだった!
(おまけ)後日、五秋は今回の活躍をメイドさまに讃えられ、傲岸不遜なメイドさまに初めて「お帰りなさいませ、ご主人さん」と最高の笑顔で言われたのだった。
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なんというか、中二病と(メイド)オタク趣味設定のオンパレード。
そういうのが中途半端に出てくるとイヤになるが、これだけ突き抜けてると、もはや笑うしかない。
バカです(笑)
しかも、ストーリーは完璧王道展開。
幼い時の約束やら、
押しかけメイドやら、
とらわれの姫君やら、
その救出やら、
設定だけまともなら普通の恋愛冒険小説。
いや、作者は、そういうののパロディとして狙ったのか?
とか穿ってみてしまう(絶対違うだろうな・笑)
なんにしても、その怒濤の勢いは買う。
笑ったモン勝ちの小説。
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そんなわけで読んでみましたよ.
なんでも電撃小説大賞の銀賞受賞作なんだって.
というわけでデビュー作なんでちょっと荒いのかな.
えー,メイド好きの主人公君,五秋陣(ごしゅうじん)の元にある日
メイドさまがやってきて同棲することに.
で,それを快く思わない幼馴染のお隣さん,桜条沙天(おじょうさあま)とか.
で,そのメイドさまを追って彼女の祖国から追っ手がかかったり
メイドさまの許婚が勝負を挑んできたりする話.
しかし,このネーミングはどうにかならんかったのか.
五秋陣でご主人ってのはまぁ,良いとして
お隣さんで一般家庭の幼馴染なのにおじょうさまってどうなのよ.
うん,それなりに面白いんだよね.
メイドどうしの戦闘ではメイド服を脱がせれば勝ちとか
そんなルールがあるらしく
戦闘に敗北した敵メイドは全裸になると,
で,メイドさまの攻撃は激しいので相手は気絶.
さっきまでメイド服を着ていた美女が全裸で気絶するとか,なんだよそれ.
ごしゅじん力やらメイド力でなんだかんだって設定はもう,どうでも良いかな.
変な当て字をしてて逆に読みにくいぜ.
基本的に勢いだろうから
読むときのテンションを選ぶんだろうね.
うん,面白い場所もあるんだよ.
でもやっぱデビュー作というのはこう,慣れていないと言うかなんと言うか.
次回作に期待しよう.
え?2巻があるって?
・・・次回作に期待しよう.
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読書録「ご主人さん&メイドさま」3
著者 榎木津無代
イラスト 双龍
出版 電撃文庫
P14より引用
“目を細めて見れば美人と言えなくもないメイドさんの天使のよ
うな営業スマイルを堪能し、五秋陣とその友人はメイド喫茶を後
にした。”
目次から抜粋引用
“日本刀&テニスラケット
割烹着&巫女
貴族&M4
ママチャリ&ネコミミ”
メイドさんが好きで仕方が無い高校生を主人公とした、痛快娯
楽ライトノベル。
帰宅と称して日々秋葉原のメイド喫茶に通う主人公・五秋陣、
ある日本当に帰宅した玄関で待ち受けていたのは…。
上記の引用は、第一章の冒頭の一文。
うまく化粧して上手に笑顔を作ることが出来れば、大体の女性は
美しく見えるものなんじゃないかなと思います。頭で何を考えて
いても、表に出てくることはあまりないでしょうし。
異性の笑顔には、よくよく気を付けたいものです。
気晴らしに読むにはもってこいの一冊だと思います。
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