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私の中で小路幸也と山本幸久は、名前のおかげか作風か、
区別がついていなかったんだけど、それはどちらも
今まで読んだ本が、悪かないけど、良いところがあるわけでもないという感じだったからなんだけど、
ひと先ず今作をもって、山本幸久という作家の存在を意識するに相成りました。
なかなか良かった。
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サッパリと読めた。
十代のかわいくて少し困難のある恋愛と小学校生活を思い出すような日常がある 読みやすい文章。
ちょっと 言い訳気味の主人公の少女がどこかリアルで くすぐったい感じがしたので読むのも面白い。(少しくどいけど)
その割りに 家族の構成やその立場なんかのキャラクターが薄い感じがした。主要人物像も簡単。今 小学生が 読書するにはいいのかも…。出てきた大人が大人じゃないなぁ…と。
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最近お気に入りの作家さんのひとり。
自分の初恋を思い出して、ちょっと甘酸っぱい気持ちになった。
日常の疲れを癒してくれる、ほっこりほのぼの小説。
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山田香な子、小学5年生。自称・クラスで8番目に可愛い。
ただ、名前に関してかなり不満…。なんで、「な」だけがひらかななんだ!?
しかも、名字もつまらない。お母さんの姓なら「福園」だったのに…。
無理矢理行かされた塾で、成績がうなぎ上りにあがり、特Aクラスになったら勉強に目覚め、中学受験を目指します。
そんな香な子が、転校先で新学年を迎え、様々な悩みを抱えながらもクラスメイトと過ごしていく日々が描かれています。
淡い初恋が可愛くてほっこり和みます。
さりげなく、『アカコとヒトミ』が出てくるところが山本さんファンには嬉しいですね
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ほっこり安心して読めました。
[BOOKデータベースより]
クラスで八番目にかわいい(?)香な子(小5♀)と深夜ラジオばかり聞いているコーモリ(小5♂)が、お花茶屋を舞台に織り成す感動の物語。疾走感のあるラストシーンが涙を誘う、初恋未満のリトルラブストーリー。幸福な未来へと走れ!書き下ろし短編「月食」収録。
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小学5年生の女の子が恋に友情に勉強に将来に自分自身にもの思う様子を描いた作品です。
さわやかな青春もので気軽に安心して読めると思います。
といっても、気恥ずかしくなるような純情ぶった文章ではなく、ニヒルでユニークな主人公の視点から茶化すように文がつづられ、それも見どころの一つです。
私自身、小学生が主人公の、いわゆる児童書的なジャンルの本を読むのは久しぶり(国語の授業以来)だったのですが、意外と楽しめました。
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香な子の心の中の突っ込みみたいなものが
おもしろくて、いつの間にか読み終わってしまっていた
きっとまたいつの日か読み返してしまうだろうなって
そう思った
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なつかしくて、あたたかくなった。
小学生女子特有のなわばり?へんな連帯感?
そういうの、とても懐かしかったし、
そんな中で毅然としている香な子がかっこよかった。
私もコーモリみたいな子はタイプです。
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時間に追われるなか図書館に行き、この著者なら、と中身もみず借りてきました。
冒頭、小学生の女の子が主人公ということが意外だったけど、今まで読んだ著者の中では星の数一番。いい本に出会えてよかったです。
何といっても出てくる女の子、男の子がみんないい味だしています。美人でさばさばした先生も、香な子の家族も皆個性がありつつ好感がもてます。
香な子のお父さんの、「お父さんの未来にはいつもカナがいる」という言葉にじんときました。
また、話しの中で本のタイトルがたくさん出てくる小説は、自分が普段読まないジャンルの本を知ることが出来得した気持ちになります。今回は、ウルフガイシリーズが気になりました。
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★こんな人にオススメ
長編が苦手だが、内容が深いものが読みたい人
★内容
小学生のラブストーリー
★この本を読んで
ほこほことした温かい気持ちになります
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山本幸久お得意の、いつものほっとあたたか切ない、よくできたお話。
今回は珍しくも小学生が主人公。
家族の話や、恋の話、友情、よくある素敵な題材が、小学生という不器用な年代を主人公にすることでまた、新しくて、あたたかくて、ほろり。とします。
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かわいい~!!の一言に尽きます。
香な子も、コーモリもいい!!
小学5年生、なんていうのか初恋の初々しさが本からにじみでてるような気がしました。
コーモリのさりげない優しさ、母思い、強さが素敵です。
息子よ!!こんな子になって~と願わずにはいられません。
私の一番のツボは町野さん。
こんな女の子いるよな~と思いながら
「300円以上のお菓子しか食べないの」っていう町野さんが一途にコーモリを思い、最後は香な子に味方する彼女を応援したくなりました。
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子どもの塾の教材で使われていて、続きが気になって読みました。うちの子と同い年の子たちの話だし自分が小学生だった頃も思いだしながら一気に読めました。町野さん、ごめんなさいと最後に思うこと間違いないです。
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おとなは、子供はわからなくていいって大事なことを話してくれない。それに、好きな男の子も、転校することを話してくれなかった。もうおとなになったつもりなの?
11歳になる前、香な子に起きた初恋のお話。
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2時間ほどでサクッと読めるし、小学生たちの物語だし、こりゃジュブナイルやな。
…と思わせておいて、実は大人読者を視野においてるあたりが、なんともニクい小説である。
まず何よりも香な子やコーモリの目を通して見る大人のカッチョ良さは大人だからこそ味わえるように書かれている。香な子の両親なんかは典型的だし、そうでなくても、モデルあがりの担任のツンデレ魅力やコーモリのお母さんの「女は努力すればきれいになれる、男は苦労してカッコ良くなる」なんて言葉もそう。
そして、香な子の読むダールや、極め付きは香な子のお父さんの蔵書、ウルフガイにヨコジュンに半村良にかんべむさしって…こりゃもう絶対確信犯。
ラストシーンは秀逸。香な子の純愛疾走とコーモリの純愛成長に大人は涙するんよね。大人だから自分の時を思い出して涙し、親だったら自分の子供たちのことを思って涙してしまう。
余談だけど、作者の名前、なんだか知ってる人に良く似てる(笑