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これまでの代表チームの戦術やシステムの流れがつかめて楽しめました。昔からのサッカーファンにはとても楽しい本だと思います。
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2010/2/1 Amazonより届く
2010/5/1~5/2
1984年の森監督時代から、南アワールドカップに出場する現在の岡田監督まで、日本代表がどのようなサッカーをしてきたか、フォーメーションを縦糸として戦術を語っている。日本サッカーの歩みがコンパクトにまとめられている。昔の代表分析を見ていると、懐かしいなぁ、と思う反面、最近の代表は本当に進化しているのか、あやしくなってくる。
既に南アワールドカップは諦観で、その後の代表に期待を抱いてしまっている自分がいるのが少しさびしい。
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W杯前になるとサッカー書籍バブルが起きる。そして近年は「日本代表のまとめ」本なるものが出るようになっている。今年はこの本である。あの"伝説のフリーキック"の85年から現在の代表チームまでの戦い方を追っており、中身としては大きな驚きはなかった。
ただ、最後のあとがきで西部さんが気になるコメントを書いている。
(「ない」を前提に日本は戦っているが、その長所を消された時点で弱点をカバーできなくなる、と受けて)「サッカーが「日本化」されるのはいい。しかし、それがこじんまりした日本人の現状の枠にとどまり続けるなら、発展性はない。ブラジルやフランスや、いくつかの国々がそうしたように、日本は日本の枠を超えなければならない。オリジナリティーを残しながら、「ない」ではなく「ある」を前提にしたチームに変わる必要がある」
すばしっこいだとかというのが、本当に長所なのか。ただ小さいという弱点をよく言っただけに過ぎないのか。そうではなく、本当に胸を張って「これが日本のサッカーで、世界に誇れるんだ」というものを、僕が死ぬ頃にはみたいものだ。
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西部さんの著書。
W杯イヤーらしい、歴代の日本代表のシステム変遷をそれらの時代の関係者へのインタビューにて迫った一冊。
個人的なサッカーへの注目は2002年だったので、その前も色々と戦術的な決まりごとやシステムもあったことに新鮮味を覚えた。
一通りさらっと歴史を触れた後、最後に提言部分がある。
非常に示唆に富んだ提言であると思うし、今の代表の構造的欠陥?のような本質を言い当てたような気もする。
ぜひ本書を手にとって見て欲しい。
もうW杯までそれほど日はないのだ。
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サッカー少年だった小学生時代、木村和司を中心とする日本代表が韓国、中国に負ける度に、TVの前でがっかりしていたけれど、本書を読み、負けるべく負けたことを知る。日本代表チームの混迷の歴史を読みとく1冊。
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読みやすく面白かった。適度なレベルだったのでマニア以外は充分楽しめる良書。マニアにはもの足りないかも。
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日本サッカーの80年代以降がざっとわかる。
まったくの初心者にはおすすめできないけど、少しサッカーに詳しくなって戦術とかに興味出てきた人には面白いと思う。
監督の個性の違いとかね。
南アフリカの後だったら岡田監督の評価は全然変わって書かれていたと思うけどね。
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日本代表システム進化論とあるが、進化論にふさわしい一連の文脈が無いことを改めて認識。内容的には毒にも薬にもならない本。
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木村和司世代〜中田ヒデ世代までの日本代表のシステム解説。
自分的には知っている内容がおおかったが、ディープすぎない内容でスラスラよめるし、そうだったそうだったと懐かしく感じた。
ハッとしたフレーズは
オフト時代の「コンパクト」「アイコンタクト」「トライアングル」のキーフレーズ。基本で分かりきっていることでも、単語(言葉)にすることで、初めて具体性をもつということ。意識することで、分かっていると思っていることが、さらに深く認識することができる。これらのキーワードは”ベーシック”ではなくて”ディテイル”であることを指導したという部分は、深いと思う。
あと、玉がまわせると敵がチェースしなくなってくるというのも、サッカーが意識ゲームであることの証左であって面白い。
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ちまたでは布陣論の杉山氏の名前が有名ではあるが、戦術の歴史を紐解くのは、西部氏の方が得意で、氏の良さがでた日本代表論。
丹念なインタビューを重ねながら、当時の日本代表のスキル、問題と相手と考えながらどのようなシステムが選ばれ、その利点と弱点を分析している。山口氏の発言、名良橋氏などの発言で、どのようなレベルであったのかよくわかる。
図面にして布陣を考えるのも良いが、歴史の中での検討も時には必要ではないかと思う良書であった。
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[要旨]
それぞれの時代のサッカー日本代表チームは、どのような考えの下に作られてきたのか―。代表チームをシステムという観点でとらえ、80年代から現在までの変遷をたどる。歴代の日本代表監督が採用してきたシステムを、当時の監督、選手へのインタビューをまじえて検証し、日本代表の未来形をあぶり出す。
[目次]
第1章 ワールドカップまでの遠かった“あと一歩”(1984〜1985);
第2章 フル代表、最後の五輪への挑戦(1986〜1987);
第3章 若手の抜擢と3‐5‐2(1988〜1991);
第4章 ハンス・オフトの夜明け(1992〜1993);
第5章 モダンサッカー(1994〜1997);
第6章 ワールドカップの洗礼(1997〜1998);
第7章 ベスト16への冒険(1998〜2002)
第8章 ジーコ監督と断層(2002〜2006);
第9章 日本化(2006〜2007);
第10章 南アフリカに挑む(2007〜2010)
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にわかファンを脱却すべく、南アフリカ大会以来ことある毎にサッカーに関する本を読んでいます。たぶんこの興味はしばらく何年もかけて続くと思います。
今年はワールドカップイヤー。
ということで、サッカー日本代表の変遷を辿ってみようかと思って本書を手にしてみました。本書は1984年(昭和59年)から2010年(平成22年)の南アフリカ大会直前までをまとめたもの。29年間の日本代表の歴史を新書サイズにまとめるというのはそもそも無理があるが、そのためだとは思うけれど、証言している関係者の数があまりに少なすぎると思うのは私だけだろうか。著者のバックボーンには他の選手の取材もあるのだろうけれど、それにしても少ないような気がする。私のようなまだまだライトなファンならこれでも満足できる内容だけど、コアなファンにとってはあまり内容のある本ではないかも。
私はこの本の前に、遠藤保仁選手の『信頼する力』を読んでいたのですが、遠藤選手が感じてきたトルシエ監督像、ジーコ監督像と本書の印象とが若干違っていて、選手のタイプによって合う合わないとかがあるんだなぁと思って、やはりサッカーって奥が深いなと思いました。4年に一度のワールドカップだからこそ、各選手のピークやチームとしての縁などが交錯する。そういった流れというものを感じることはできたけど。
ライトなファンには☆3、コアなファンにとっては☆2といったところでしょうか。
書評ブログ『本でもって』内のレビュー
http://genpou.jugem.jp/?eid=58
その他の関連本
◎『心を整える』長谷部誠著
http://genpou.jugem.jp/?eid=47
◎『上昇思考』長友佑都著
http://genpou.jugem.jp/?eid=54
◎『観察眼』遠藤保仁・今野泰幸著
http://genpou.jugem.jp/?eid=36
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アマチュア最後の時代から、プロ黎明期を経て、現在まで。。。それぞれの代表チームのコンセプトとメンバー・戦術について、当時の監督・コーチやプレイヤーのコメントを交えて紹介されている。
これまでの代表チームの変遷を戦術を中心に見るなら、お勧めの1冊。