投稿元:
レビューを見る
既に人気作家さんとしての地位を確立されているんですね。
し、知らなかったです...。
この消失刑の基本的な部分は過去多くの人は形にして
発表したり、それこそ個人レベルの空想では誰もが一度は
想像した事ですよね。それを刑として空想した事は
一度もなかったので、そういった怖さはドラえもんで
言うところの「独裁者スイッチ」に似た恐怖を感じます。
設定が強引過ぎて不自然な部分が多過ぎる為、ファンタジー
のような小説として読み進めましたが、それでも設定と舞台の
生々しさが邪魔をして折り合いをつけるのが難しかった...。
主人公を突き動かす生への執着が別の目的に変わってから
物語りの色も空気も一変。個人的にはそこから先の展開には
気持ちがついて行けずに...惰性で文字を追う羽目に...。むー。
投稿元:
レビューを見る
これはかなりキツイ刑罰。新聞・テレビ・ラジオが駄目で、何もしてはいけないって、実刑よりツライんじゃないのかな。
投稿元:
レビューを見る
他人には見えない存在となって一切のコミュニケーション手段を断たれるという「消失刑」に処された主人公。その孤独や苦悩を書き連ねるだけであれば単なる三流SFに終わるんですが、展開は意外な方向に進みます。ただ、あの終わらせ方は物書きとして卑怯ではないかと。もうちょっと先まで話を続けて読者を安心させて欲しかった。
投稿元:
レビューを見る
梶尾真治の本にしては、いまいち捻りが無く良くなかった。損失刑の発想から話が進むが最後はどうなったの?のって感じ、本当は実刑で死んでいた何てありきたりの最後を期待したが、何も無く終ったのは筆者らしくない内容だった。
投稿元:
レビューを見る
実刑判決を受けた浅見克則は「懲役刑」と「消失刑」のどちらかを選べ、と言われる。消失刑だったら、ある程度の自由が与えられ、刑期をどのように過ごしてもかまわないらしい。いったい、どんな刑罰なのか?究極の孤独。僕は、いないも同然だった。それでも、彼女を救いたかった。
自分が「消失刑」だったら・・・。とか、ちょっと考えた。
私だったら、何とかやっていけると思う!
投稿元:
レビューを見る
カジシンの新作なのだが、できばえにがっかり。
周りから見えなくさせられる、光学迷彩のようなものをつけさせられた主人公の話。
刑罰でつけさせられているが、この消失刑と実際の刑が見合ってないし、道具の細部へのツメが甘すぎ。
そのために、現実離れしすぎて、リアリティが無かった。
投稿元:
レビューを見る
途中までは面白く読めたけど、犯罪組織があまりにずさんで無理やり終わらせた感が否めない。
なんかホームレス襲撃事件とか全部がバラバラで、いったい何が言いたかったの?という感じ。
投稿元:
レビューを見る
人との繋がりを機械的に絶たれてしまうという消失刑。なんだかこの作者の作品の中ではちょっと殺伐としてたかなぁ。悪女に対しての扱いがひどすぎ。最後のシーンについても、私としては違うシーンを期待していたのに…
投稿元:
レビューを見る
読み出したら止まらなかったです。
何で急にこんな展開に???
って部分もあったけれど、急に展開が変わってからも
??を拭い去って読み進めたら物語の中にしっかりと
戻れたのでまぁよしと思いました。
新しい刑罰の試験的執行に参加した男性が主人公です。
で、結局最終的にこの人はどうなったっていうのが
知りたいところですが、続編でも出るのでしょうか?
そんな終わり方です。
あれでめでたしめでたしだったら、
いくら物語の展開自体にははまったと言えどもちょっと・・・
って感じです。
投稿元:
レビューを見る
透明人間となる消失刑。カジシンらしく発想はオリジナリティに欠けるが、うまく料理している。甘く、優しく、ただし弱い。まぁ、SFで娯楽作品だから、これでいいんだろうなぁ。それでも孤独と世相を反映した犯罪など頷かせるテーマも含む。熊本の人には、情景も浮かぶだろうし。まぁ、出来たら、もう少しハッピーエンドにして欲しかった(笑)
投稿元:
レビューを見る
タイトル通りの内容でした
ちょっと切なかったですけどね
見つからないまま「なにかある」感じでずーっとなのかなぁと
あぁー
投稿元:
レビューを見る
此処に確かに存在するのに、誰にも見えず誰とも話せない--そんな”消失刑”があったら、というお話。よく考えたら非常に切ない刑罰ですよね…こんな経験をしたら確かに人間性も変わるでしょう。
設定としては面白いんですが、どうもいまひとつ主人公の切羽詰った感情が胸に迫ってこなかったのは、細切れに読んでたからなのか…? ☆3.5
投稿元:
レビューを見る
人から認識されなくなる刑、それが消失刑。
見えないだけでは、と思いきや、思った以上に恐ろしい刑。
自由と引き換えに失ったものは、かなり大きいです。
刑期までどのように過ごすのか。
それが綴られていくのかと思いきや…途中(?)から現実味が薄く…。
それまでは、どれほど孤独で辛いものか
分かりやすく想像しやすくでしたが
後半のあれは…どうなのでしょう?
希望、はありそうですけど、あのまま、ですか??
それをいうなら、刑自体が現実味がないですけどw
これは凶悪犯罪者に服役させると、それはそれで大変かと。
いやでも刑期が長いので、それまでにやつれてる??
しかし、モニターとはいえ、一体建物と人は
どこへ行ったのでしょう?
輪っかの具合は??
その辺りが気になります。
投稿元:
レビューを見る
新規開拓作家だったのだが。。。
あんまり、好みではなかった。
着想自体は自分の好むところなのだが、
結局この刑がどこに向かうのか、
というところが描かれていてほしかったのだが。
主人公の個人の掘り下げに向かってしまったが、
「いや別にそれいいから」という感じ。
とはいえ、最後まで息をつかせず読みきらせる筆力はある。
投稿元:
レビューを見る
浅見克則は,懲役刑の代わりに試験運用中の消失刑を選択する。
行動の自由はあるが,他人からは見えず,他人に話しかけたり
手紙を書いたり,テレビを見たりすることはできないという。
読みやすいが,
主人公が刑罰を受ける原因が,飲んで他人を殴って半死半生にした,
というのは共感できないし,起こる出来事もやや唐突。