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中学生による狂言誘拐に新聞社が翻弄される話。
読んでる間はそこそこ楽しんでサクサク読み進んだんだけど・・・
結局、何が言いたかったの?って気分にさせられた。したたかな中学生の将来よりふがいない新聞社員のほうがよっぽど心配だったりするし。
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読み物としての誘拐ものはやはり好きだ。とくにこういった
トリッキーな設定のものであればある程心が躍る。
恐らく自分のこの誘拐もの(あくまでも架空の小説として)
が好きなのは、幼少時にテレビで見た「天国と地獄」の
面白さの印象が強烈すぎたからかもしれない...。今作にも
その作品が引き合いに出されて気が付いた。
決していい結末ではないし、ラストの犯人の取る行動は
やり過ぎな気もするし、それだけで作品の持っている
質をガラりと変えてしまうくらいの衝撃。必要読み終わって
考えてみると必要だったのかもしれないが、エンタメ作品
に寄った方向へ流さなかった作者の意思なのか、出版社の
意思なのか...。うーん。
でも、相当面白い作品だったことは間違いないっす。
ウルトラ一気読み。
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ここ最近の石持作品の中ではかなり良い方。相手の出方がわからない誘拐という舞台では、妄想論理も全く違和感を覚えない不思議。ただ文章表現の拙さやタイトルの出し方のそのまんまさがやたらと引っかかったのは残念。
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久しぶりにハードガバーの本を読もうと思って買ってみた作品です。
ミステリーなのですが、トリックはともかくとして勢いのある作品で、割と短時間で読了することが出来ました。
素晴らしい頭脳を持った名探偵が出てくるわけでもないし、初めから犯人は分かっているので、こちらに考えさせるというところはあまりなかったのですが、それなりに面白い作品だと思いました。
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もー「造花の蜜」みたいなグッタリ感だよ。
読ませるのに…。
でも、また新しいの出たら読んじゃうんだろうな。
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刑事コロンボと同じ倒叙ミステリ。倒叙であるが故に犯人や動機はすぐに明らかにされ、読者の関心は登場人物の心理描写に移ります。1人の天才が登場するいつものパターンで、最後に用意されたどんでん返しにも抜かりはありません。ただし、犯人を中学3年生と設定したところには疑問が残ります。あまりにも中学生離れした思考パターンに無理がありすぎです。
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小説なんだからと言われてしまえばそれまでだけどあまりにも周りの人間が犯人の思う壺すぎてむしろ面白い。
ラストの犯人の行動、違和感持つ人が多そう。
動機が一般人に理解しにくいとか、こういうのは他の石持作品でもあるんだけど
これこそがサイコパス的感じを出していてこの人の作品の魅力になっている気がする というか自分がこの人の作品を読み続けてしまう理由だと思っている
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誘拐ミステリ。最初から明かされているので言ってしまうと、狂言誘拐ネタ。でもこの計画、かなりのものですね。とっさにこんなのを考え付いちゃうとは、只者じゃありません。
トリックというよりも、誘拐犯が取引相手に仕掛ける心理戦が見事。でも考えようによっては、痛いところをついた非常に悪質な手口でもあって。こういうの、実際に起こらないよう願いたいです。
彼女の動機は、分からないでもないです。でもそこまで考えないとこの世の中は生きていけないのかなあ。そう思うと少し悲しいで寸。
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相変わらず、石持浅海さんは人の悪意を描くのがとんでもなく巧い。新聞社を、相手にした狂言誘拐。犯人は女子中学生。どうして狂言誘拐に手を初めることになったか、過去の作品よりもその部分をケアしていたので安心しました。ただ、全体的には雑やなぁと思いましたが。
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内容紹介
名門中学に通う栞は、友人とともに狂言誘拐を企て、秋津新聞社に身代金を要求した。新聞社とは無関係な一般市民の命を救うために、身代金は払われるのか? 矢継ぎ早に送られてくる脅迫メールの内容はエスカレートし、やがて、見るに耐えない写真が添付され……。取材と報道という武器を奪われ、警察に通報できない状況で新聞社が下した決断とは? 著者渾身の犯罪小説。
内容(「BOOK」データベースより)
昼どきの秋津新聞社投稿課に届いた一通のメール。添付ファイルに写るのは、拘束された女子中学生だった。その後、メールが届くたびに、彼女は服を剥ぎ取られていく。見ず知らずの少女を救うため、新聞社は身代金を支払うべきなのか?前代未聞の要求を前に、必死に活路を見いだそうとする元社会部記者の細川と犯人との息をもつかせぬ攻防が始まる。
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新聞社を相手取った、女子中学生の狂言誘拐。久しぶりの石持浅海の長編。
どんな事件が起きても、警察を登場させないのは相変わらずだけど、物語自体は雑な感じ。
最後にタイトルの意味が分かって、納得。
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昼どきの秋津新聞社投稿課に届いた一通のメール。添付ファイルに写るのは、拘束された女子中学生だった。その後、メールが届くたびに、彼女は服を剥ぎ取られていく。見ず知らずの少女を救うため、新聞社は身代金を支払うべきなのか?前代未聞の要求を前に、必死に活路を見いだそうとする元社会部記者の細川と犯人との息をもつかせぬ攻防が始まる。
半日の出来事で、面白かったです。
ただラストがいっきに行き過ぎて、ちょっと呆気なかったように思えました。
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それは一通のメールから始まった。秋津新聞社の投稿課に送られてきたそれには、【身代金要求の件】というタイトルが。いつものイタズラの類だろうと開いてみると、それにはとてもイタズラとは思えぬ、中学生が後ろ手に縛られ拘束されている写真が添付されていた。
犯人は最初からわかっていて、それはこの添付写真に映っている人物=中学生の狂言誘拐である。ということで、物語は新聞社VS中学生が描かれることになるのだが、脅迫の仕方や身代金やりとりの進め方などのアイデアはおもしろいものの、とにかく話に無理がありすぎる(--;)この中学生、両親&母親の不倫相手が死んでいるのを見た直後に、自分の奨学金目当てでその場でこの犯行を思いつく・・・あ・り・え・な・い!!いくら名門中学に通ってるからって・・・せめて高校生にしてくれ。(←そういう話でもない)。両親の無惨な姿を見た後にこんなに冷静沈着に行動できるこの中学生も、それに手をかす友達も、現実味がなさすぎて入りこめなかった。自分の陰部をさらけ出して写真に撮って送りつけるとか、心情的にも全く理解できない。秋津新聞社の痛いところをついて、警察に連絡できないように事を進めるそのアイデアはすごいと思うだけに、もったいない。あと、新聞社側で壊れていた鴨志田に関してはほんとどうでもいいし、ほっとけばいいのにと終始思ってしまった。
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作中の女子中学生が、湊かなえさんの「少女」や「告白」の女子学生に似ているように思えた。
自己中心的な心理、冷たい優秀さ、でも、壊れやすい。。。
独りよがりにならざるをえないのは、なんだろうなあ。
今、そういう人が多いような気がする。
(まあ、今しか知らないから、昔との比較は難しいかもしれない)
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石持 浅海さん好きだったのになぁ。私の方が変化してしまったからもう違うって思ってしまうのかな?なんか悲しいです。