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日本のサッカーがいかに海外から遠いかがわかった。しかしながらその差は既にこの本で明らかになっているのだから、近い将来、海外のトップチームに勝てる日がくるんだろうと思ってたりもする。
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それぞれの監督が、とても丁寧に戦術的なセオリーから一つひとつのプレーを細かくレビューし紐解く構成となっている。代表の現状を認識できるだけでなく、サッカーの見方を整理するうえでも参考になる一冊。
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サッカーが文化ってこういうことか、と、戦術バカのイタリア人のすごさを実感。
<後日補足>
その後、この本で徹底的に批判された岡田ジャパンであるが、本番(2010年W杯南ア大会)直前に(というか本番ぶっつけで)、戦術・システムの大転換を行い16強という結果を出す。そして後任監督が(たぶん、代表、Jリーグで初めての)イタリア人のザッケローニさん。そういう意味で、この本、おもろいと思う。
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これは面白かった。こういう分析本を待っていた。一気読みしました。日本代表の7試合をイタリア人監督5名が徹底分析したもの。昨年か一昨年の『Number』でイタリア人の戦術オタクの代表や浦和レッズなどのゲーム分析がやたら面白かったので、本書にも同じ匂いを感じ購入しました。
果たしてその結果は、ディフェンスのセオリーがまったく出来ていないというもの。それを極めて具体的に示している。オビに「サッカーの見方が劇的に変わる「具体的」戦術論」と書かれていますが、正しくその通り。これからは、「ああ、あのディフェンスの位置取りが間違っている」「時間稼ぎの守備ができていない」などと判断できるようになりますね。
現在の日本代表のサッカーを見ていると、何かが根本的にダメなんじゃないかと感じているのですが、それが何なのかわからず――例えば、先日の東アジア選手権での闘莉王の上がりをみると「もう岡田ジャパンはダメだ」と絶望的な気分になっていました。セットプレイ以外で闘莉王が上がるということは、闘莉王自身がこのままの戦い方・攻め方を諦めているということですからね。かといって、そのプレイがなぜ嫌いなのか説明できなかったのでイライラしていたわけです。
そこで本書。読んで、やはり「きちんとした守備」は美しいということ、そして闘莉王の上がりはそれを壊すものだから嫌なのだということがわかりました。
いままでのサッカーの戦術本のなかでナンバー1ですね。すごい勉強になりました。ただ、岡田監督は本書で書かれていることを知った上で、今の新しい戦術を構築しているのではないか、という気がしましたが。また、本書はあくまでもイタリアの考え方であって、他の国の考え方も知りたいものです。
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デイアゴナーレ(三角形)、スカラトゥーラ(上下左右動)という、それぞれ基本的な配置、動きを元に守備の連動を説明している。
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W杯では望外の成績を収めた日本代表であるが、この本を読んでからもう一度試合を見ると、根本的な欠陥は改善されておらず今回の成績が本当にまぐれに近かったことが実感できる。
選手は世界レベルに近づいたけど、監督はまだまだというのが日本の立ち位置なんだろうね。
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W杯終わったあとに読むのもなかなか一興。
結局、本番で岡田ジャパンが戦術的な守備が出来ていたかというとそうでもないが、以前よりはムダな走りを減らして戦っていたことは確か。
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南アフリカW杯での岡田ジャパンの予想外の健闘は、逆にこの本の内容の正しさを示唆しているといえよう。
この本では、ディアゴナーレなどの基本戦術が日本代表に欠落していると主張している。また、前線での非効率なチェイシングがどれだけバランスを崩しているかについて述べている。
岡田ジャパンは明らかにW杯直前で戦い方を変えた。チェイシングが得意でない本田選手をトップに置いた結果、前線での非効率なチェイシングが減ったのである。
現在の日本代表はこのような戦術ミスを犯しているようにはみえないが、アマチュアチームにおいては未だに散見される。自分のチームがいまいち勝てないと感じているアマチュアプレーヤーや監督の方々にも手に取ってほしい一冊である。
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岡田ジャパンの戦いがよく分析されている一冊だった。イタリアのデイアゴナーレ(三角形)、スカラトゥーラ(上下左右動)といった考え方がわかる。サッカーに興味がある人は面白いと思う。
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基本批判的に岡田サッカーを語ります。しかもイタリア人監督が。内容も少し専門的で難しいかもしれません。
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岡田ジャパンの戦術を、イタリアの戦術家に分析して指摘してもらう本。
どの分析に当たったイタリア人も真摯にこの仕事を受けとめて、すべての問題はユース(育成時)の戦術理解に問題があるのではないかと述べている。
サッカーはいろいろな要素があるが、日本人はどうしてもテクニックを披露することに弱い。その意味では、戦略を見直し、戦術力を高めることは重要だと思う。
ちなみにこの後、イタリア人監督 ザッケローニが日本代表監督についた。
イタリア仕込みの戦術を日本に伝えてくれることを願う。
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岡田ジャパン(ちと古い)の守備的弱点をイタリア人の現役監督が分析。要約すると、ムダなプレスをするな、ポジショニングをしっかり、とのこと。セオリーを守れと。
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日本人の真面目さがサッカーをよわくしているという現実。考え方を変えればもっと強くなるのだそうだ。ヒーローを作るのではなく強くなって欲しい。
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読み物としても面白い「ゾーンプレスとは」の本
基本守備戦術の本です。
イタリアに住んでサッカーに超密着取材をしている宮崎隆司さんの本。
Nunberやサッカー批評にも記事を書いている方です。
南アフリカワールドカップ直前に、それまでの日本代表の試合をイタリアの監督5人に分析をしてもらったという内容。
イタリア人らしくというか、凄く守備に関する戦術内容が多い。
「決定的戦術ミス」というタイトルですが、
「ちゃんとゾーンプレスが出来ていない」というのがテーマです。
サッカーブログで有名ならいかーるとさんが紹介していたので、
読んでみましたがかなり面白かったです。
守備時のポジショニングの仕方、考え方について多くページがついやしてあり、しかもそれはイタリアでは、ジュニアユースの年代から徹底的に教えて行くものとのこと。
読んですっきりしたのが、以前からフル代表の妙に突っ込む守備については、かなり違和感があったのですが、やっぱりおかしいよね、という事でした。
僕は個人的にもハイプレスなサッカーが好きなタイプではありますが、あんなに走ってチェイスする代表が、プレスがかかってる感じがしないのは、連動問題大きいですよね。
日本全体の守備の基準がしっかりと出来てくれば、連携をとる期間もそんなにとれないフル代表ももっと強くなるんでしょうね。