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沢村凛ばりのファンタジー。中盤までは文句なしのデキで期待したんですけど、終盤はやっつけ仕事的で細かなアラが目立ってがっかり。終盤をリライトしてもう一度読ませていただきたい。
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鍛え抜かれた体と心を持ち、過酷な修行の末に英雄の称号を許されたタンラ。そして、最も天に近いといわれる峰の精霊・ジュンガ。途方もない試練を乗り越え盟約を結んだ二人は、世界の中心に位置する高原を守り、人々の尊崇を受けながら日々を過ごしていた。だがある時、タンラは強大な力を持つ光の術師によって心を壊されてしまう。
いきなり、主人公の心があっけなく壊されるという展開にびっくり。
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いつもの軽さがなくて,重くて暗くて,権謀術数が渦巻いていて,読んでいて辛い~自分を迎えてに来てくれた英雄タンラと共に戦う喜びに満ちていた精霊・ジュンガはタンラが光の術師・コンバ・ルドに出会ってから元気をなくしたことに不満を抱いている。大総官王ダンジェ・サブの治める三リン国は妖魔の攻撃を凌ぎきっているが,大総官王が最後の脱皮を試みるべく引き籠もると,その兄チャオトンが宰相となって周囲の藩国からの救援要請に応えるが精一杯で,人の血と竜王の血を交える相手に選んだのが甥のシェンルンで,妻のファムは一日で一年成長する子を産んで,その子と共に妖魔退治に転戦する日々を送り,救世主との呼び声も高い。ソノ「ジュエルを呼び戻すと第四のリン国を作る勅許が与え,西の地に追いやられた。母はゴンバ・ルドに捕らえられたため,息子に付き従うのは父のシェンルンだ。タンラとジュンガの許に現れたのはミトという少女で,ジュエルの妻になるのだという。ジュエルが大きな力を得るためには配偶が必要だと考えたチャオトンは,豊かになった西リン国に民を引き連れて出向き,ミトを先行させたが,ジュエルは国をチャオトンに委ねて行方不明となる。ファムからの手紙でタンラは荒野となったあばら屋を目指し,ジュエルらを発見するが,光の術師を倒さねばならないと考えたジュエルは南に向かう。光の術師は,その光で,その場にいる人々や精霊の真の姿を見せて萎えさせ,ジュエルからも憤怒の魂を抜き取って最後の脱皮を試みるが,ジュンガが勇の光を取り戻し,脱皮に失敗したゴンバ・ルドは骸に化す。父母の犠牲で三面六臂の姿となったジュエルは,ミトに妻になるには更なる修行が必要だと告げて姿を消す~読むのが苦しい。誰が主人公なのか分からない。ジュンガ?ジュエル?ゴンバ・ルド?・・・いやイライラしながら読んだもんだ。いつもの仁木さんに戻って欲しい。変換ミスが一カ所,p158の最後の行「三リンの赤を貴重とした」は「基調」の間違いだろう。編集の校正が拙いって事だ
装丁も軽くできなくて苦しいところだ
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ごめんなさい。
全部読んでも、何か中途半端感が拭えず・・。
設定や舞台など、面白くない訳ではないだけに、ちと残念。
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中盤はすっごく面白かったんだけど、最後がちょっと残念というか、え、コレで終わらせるの?みたいな。とりあえず、ジュンガは可愛い。けど、あんまりにも献身的過ぎるのも切ない。
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高原の国に巻き起こる権力者・勇者・精霊たちの物語。どこの書店でも平積みされていたので期待して読んだのだが、う~ん……という感じ。展開が早くてついていけない、十分な説明のないまま登場人物が変容することに違和感がある、結末が中途半端、等等。世界設定が緻密なのに惜しい気がする。
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仁木氏の小説はハズレがないので安心して読めた。
全てを明らかにするでなく、完全なハッピーエンドでもなくかなりわたし好みだった。
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ファンタジーなんだと思うけど、プロローグの世界観の説明の時点で何度読んでも意味が分からなかった。つまらない本を読んでしまった。と五右衛門風につぶやいてみる。ため息。
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鍛え抜かれた体と心を持ち、過酷な修行の末に英雄の称号を許されたタンラ。そして、最も天に近いといわれる峰の精霊・ジュンガ。途方もない試練を乗り越え盟約を結んだ二人は、世界の中心に位置する高原を守り、人々の尊崇を受けながら日々を過ごしていた。だがある時、タンラは強大な力を持つ光の術師によって心を壊されてしまう。折しも高原は、次々と現れる妖魔と旱魃に襲われ、過去に例のない大災厄の中にあった。タンラとジュンガは、壊れかけた絆を修復できぬまま、高原を救うための旅に出るが…。ファンタジーノベルの新たなる到達点(「BOOK」データベースより)
うーん、いったい誰が主人公だったのか?
同じファンタジーノベルでも、『千里伝』の方が面白かったかな。
仁木さんのお話って、毎回何かが足りないような気がする・・・。
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ファンタジーRPGのあらすじみたいな話だった。
主人公がいない、あるいは主人公ばかりいるといった感じか。
あらすじだからキャラクターは記号の状態で大雑把な設定しかされていないような。セリフも決められた事を言ってるだけのようだ。
一人はものすごい促成栽培で大人になってしまった。違和感ありまくりで感情移入もなにもできやしない。
なんか大事な事っぽいのにさらっと2行ほどで飛ばされてる事のなんと多いことか。まぁあらすじだから仕方ないか。
最後になって突然「アナタ何イイダスンデスカ」みたいな事を言って玉砕していく人がいたりでどれもこれも唐突すぎる。
一つ一つのエピソード、登場人物の書き込み、それらをきちんとやっていたら大長編にでもなれただろうに、残念すぎる。
あと、名前が違ってた部分が最低2箇所はあった。ちゃんと校正してるのか?と思った。
図書館で借りた本なので★ふたつ。自分で買ってたら★ひとつしかあげられない。これの続編出たら怒るね。それなら最初からちゃんと書き込め、と。
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山々にはそれぞれ精霊がいて、試練を乗り越えた英雄や賢者のみが精霊たちと契約を結んで、その加護を得ることができる……、何とも好みの設定なんですが、主人公(だよね?)のタンラはお話の冒頭、敵役の光の術師に“魂の美しい部分”を奪われてしまい、すっかりひねくれ者になってしまいます。
相棒がいつか元に戻ってくれると信じてつき従う精霊ジュンガがけなげでかわいそう。
それにしてもタンのひねくれっぷりと異ったら『千里伝』の千里といい勝負です。
仁木さん、『僕僕先生』のようなお話も書けるのに、『千里伝』と『高原王記』はちょっと暗い感じがしますね。
まぁ、明るいばっかりが良いわけではありませんけど、主人公がひねくれていると読むのがつらかったりしますからね。
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英雄タンラは、光の術師に心を壊されてしまう。彼と生死を共にしてきた精霊ジュンガは、彼の心を取り戻そうとするが…。
長いお話の続きみたいな雰囲気でした。5巻完結の本の3巻目みたいな。
タンラは心を壊された後の方が人間っぽく感じます。英雄の時は人の頭上から物事を見ていたのが、今は足元から見ているので。偉そうとかじゃないんですが。
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誰が主役なんでしょうかね。
元英雄とその精霊がメインを張り続けるのじゃダメだったんでしょうかね……。
何というかよくも悪くも生々しいエンドだったように思います。
いや、ファンタジーなんですけれど。
ファンタジーならもうちょっと夢を…!と思うのは英雄とかそういう文字につられたからなんでしょうね。
そして著者が仁木さんだから と作者読みをしたものの、
なかなかすべてがすべて面白く感じるというわけではないものですね。
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なんだか続編が(少なくとも作者の頭の中には)ありそうな雰囲気だった。決着のついてない話が転がっている。エピソードを詰め込みまくりで誰が主人公なのかややボケてる。1冊では書ききれない感じだった。そのせいか、文章の流れがちょっと雑。前後のつながりが分かりにくかったり、いきなり何ヶ月も経ってたり、キャラの名前を別のキャラと間違えるミスも犯している。(これが一番イヤだ。読んでて混乱するし、仕事の雑さを感じてしまう)
世界観やストーリー自体はまあまあ面白かった。美しい魂を奪われてシニカルな性格になってしまった引退英雄・タンラと、彼に元通りに戻って欲しいと思いつつもなんだかんだでそれなりに仲良くやってるジュンガのコンビはよかった。ミトはお約束の押しの強い猪突猛進系女子だけど、よくよく考えてみるとちょっとキモい(笑)ジュエルは、もうちょっと肉体・頭脳と精神年齢とのギャップがあったほうが好みだったかな。
しかし一番はシェンルン父さんだったな……。最後はかっこよかったけど……。
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僕僕先生シリーズの仁木さん作品、ということで読んでみました。
…つらい。楽しくない面白くないつらい…。読むのやめたかった…。
英雄が悪い術師に心(精神?)を壊され、ヤサグレた悪い兄ちゃんに。
一緒にいる精霊が健気でカワイソウ。救いがあるんだかないんだか…。