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光媒の花 みんなのレビュー

第23回山本周五郎賞 受賞作品

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みんなのレビュー255件

みんなの評価3.8

評価内訳

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紙の本

第23回山本周五郎賞受賞作、もっといい作品があったんじゃないかな、なんて思います。悪くはないんです、でも道尾ならもっといい作品が書ける、私はそう思うんです。それに、一か所、話の繋がりが他の話ほどすっきりしていないし・・・

2010/10/27 20:26

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

先日、勤め先の近くの書店を覗いたら、最新文学賞受賞者特集のコーナーがあって、第23回山本周五郎賞受賞作として『光媒の花』が飾ってありました。私がこの本を読んだ時は、受賞前、直木賞の候補にもなっていなかったので、結果に驚いた次第。何故って、読んだ時、そんなに感心しなかったからです。無論、構成は面白いな、と思いましたが、疑問も抱いた次第。

で、突然、カバーのお話。使われている写真は誰のものなんでしょうか。単に写真ではなくて、絵と写真の合成だと思うんですが・・・。それと各章の扉の絵、写真の加工ではここまでシャープな線は出ないと思うので、ペン画か何かだと思うのですが、製作者についての表記がありません。全てが装丁の片岡忠彦の手になるものであれば、それはそれで凄いのですが、はっきりしておいてほしかったな、と。

ちなみに私がカバーを写真と絵の合成だと思ったのは、カバー周辺を飾る影となっている草花の感じが各章の扉のペン画の雰囲気に近いからで、扉のほうも写真のCG処理、というのであれば当然、カバーも同じ手法を用いたもの、となるはずです。とはいえ、このカバーの地の色となる黄色と黒を混ぜたような色、多分30年に一度咲くという竹の花のイメージだと思うのですが、個人的には好きな色ではありません。ここは純粋にデザインで決めてもよかったのではないでしょうか。

で、各章の説明になります。目次の順に初出とともに紹介すれば

第一章 隠れ鬼(「小説すばる」2007年4月号):30年前に自殺した父から遠沢印章店を継いだ息子が思い出すのは、毎年夏を家族で過ごした長野の別荘で中学生のとき出会った女性のこと・・・

第二章 虫送り(「小説すばる」2007年10月号):仕事に出かけた母親が帰ってくるまでの時間、小学二年生で二歳違いの妹と二人で虫取りに出かけるようになった僕は、いつものように川向こうの闇に見える懐中電灯にむかって合図をすると・・・

第三章 冬の蝶(「小説すばる」2008年9月号):自分の犯したことは決して悪いことではない、そう思った私が思い出すのは、昆虫採集と研究に夢中だった中学二年生のとき、夕暮れの河原で出会い口を利くようになった同級生のサチのこと・・・

第四章 春の蝶(「小説すばる」2008年10月号):隣の部屋で暮らしている老人の家で起きた盗難事件。そのことがきっかけで話をするようになった老人が盗まれたのは一千万円を越える貯金で、その時家にいたのは聴覚が不自由になって幼稚園に行けなくなった孫娘・・・

第五章 風媒花(「小説すばる」2009年1月号):父の死をきっかけに急に張り切りだした母親のことが嫌いになった自分と、そのことを知って気遣う姉。そんな姉が入院した。詳細は不明だが食堂にポリープが出来たらしい。入院は長引き、姉はみるみる痩せて・・・

第六章 遠い光(「小説すばる」2009年3月号):初めて担任になったクラスの子の母親が再婚して姓が変わることになったことに気遣う私。でも周囲の子供たちは案外簡単にそれを受け入れ、当の少女も口数は相変わらず少ないものの平然としていたのに・・・

となります。案外、独立性の強い連作なので、第一章と第二章の繋がりがよくわかりません。竹の花、というキーワードだけのような気がします。そういう意味ではこれを第六章にして、「虫送り」から始めたほうが良かったのではないでしょうか。或いは、もう一度手を入れたほうがもっと良くなると思うのですが。私が冒頭で構成は面白けれど疑問を抱いた、というのはこの部分です。勘違いだったら、教えて欲しいな、って思います。

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2010/04/17 21:19

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