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ワンダラーの献身的な人間愛にめちゃくちゃ感動しました!
どんなにされても、侵略者である立場を忘れず、
人間を守ろうとする姿はむしろ男前とさえ思えます。
そして、イアン!!当初ワンダを憎んでいたはずの彼が、
次第にワンダ自身に惹かれて行くのがとてもキュンときます。
でも、ワンダはメラニーの元の感情故に、ジャレドが気になる。
二つの魂を持つせいで、同時に別の男性を好きになることもありそう。。。
どうなるのかどきどきして三巻に続く!!
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無事に生き残った人間たちが暮らすコロニーへたどり着いたワンダラーとメラニー。しかし、ソウルであるワンダラーは信用してもらえるはずもなく、様々な人間に命を狙われる。唯一味方になってくれたのはジェブと弟のジェイミー。しかしジェイミーやジャレドを命がけで守ろうとするワンダラーの姿は、少しずつではあったがコロニーの人間の心を溶かしていく。そしてついにジャレドがメラニーの存在を認め、メラニーは舞い上がるが、ワンダラーの心は晴れない。そしてワンダラーを憎むカイルの弟イアンの心情に変化が起こる。
勝気なメラニーに対して乱暴が嫌いで善良なワンダラーにどうしても肩入れしてしまいます。最初は怖かったけど、イアンいい人だなーと思う。ワンダの生きていく権利を心から信じて認めてあげている存在って、とても大切だと思う。メラニーにとってはジャレドが一番なんだろうけれど、イアンの素晴らしさも分かってあげて欲しいかも。でも一人の身体の中で二人がいるわけで、大変な事態ですよね。よくここまで我慢できると思う。捕獲者の追跡も心配だし、これからの皆の関係がどうなるのか気になります。
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(2010.10.19読了)(2010.10.07入手)
ソウルと呼ばれる地球外生物が、地球にやってきて人類のほとんどに寄生し寄生した宿主の意識を封じ込め、宿主になり変って生活しているようです。
争いや嘘の好きな人類になり変り、平和で穏やかな世界を作り上げているようです。
メラニーという女性に寄生したワンダラーと呼ばれるソウルの女性形の物語第2巻は、ソウルに寄生されていないコロニーでの話の続きです。
コロニーの主催者ジェブは、ワンダラーをコロニーの住民たちになじませようと、住民たちと一緒に畑で働かせたり、食事時には、ソウルについての話をいろいろ話させます。
ソウルの増殖は、生殖によるのではなく、ハチやアリの女王のような「マザー」の細胞分裂によって増えるとのことです。(245頁)新しいソウルは、「マザー」の記憶の断片を受け継ぐ。
ワンダラーは、幾つかの星を巡って地球にやってきた。
コロニーには、医者もいるので、メラニーに寄生しているワンダラーを麻酔をかけて、手術で引き剥がすということもできそうなのですが、そのような話は出てきません。
メラニーは、元恋人のジャレドに近寄りたいのですが、ワンダラーがジャレドと親しくなるのは、いやなようで、話がややこしくて困ります。
メラニーとワンダラーは、同じ体に同居しているわけですから、メラニーがジャレドに近づけば、ワンダラーも近づくわけですから。
一緒のコロニーで生活するうちに、ジャレドにもワンダラーのかげにメラニーの意識もあるらしいということに気がついてくるので、ワンダラーを敵とだけ見ていた目も変わっていきます。
イアンという男性が、ワンダラーを好きになって、ワンダラーをあれこれと面倒をみるようになるので、ちょっとした三角関係みたいな話にもなってきます。
ワンダラーは、イアンもジャレドも好きなようです。メラニーは、ジャレドが好きなのですが、ワンダラーとジャレドが仲良くなるのは困ります。ワンダラーがイアンを好きになるのは構わないのかもしれないのですが、身体は、メラニーのものですから、ワンダラーがイアンと仲良くなるということは、メラニーの身体にイアンが接触してくることになるので、ややこしくなります。
コロニーの住民のすべてが、ワンダラーを受け入れたわけではなく、イアンの兄弟のカイルは、ワンダラーを敵と見て、すきをうかがっていました。
ワンダラーが一人になったところを見計らって、カイルがワンダラーを襲います。
ワンダラーは抵抗して、もののはずみで、カイルが気絶してしまい、さらに足場の岩が崩れて、カイルが転落してしまいそうになるのですが、ワンダラーは自分を殺そうとした、カイルを助けてしまいます。駆けつけたイアンに対しても、ワンダラーは、襲われたことは言わず、転んだだけというのです。ソウルは、まったくの平和愛好者のようです。
ジャレド達は、ときどき外に出て、食糧や必要なものを調達してきます。
ジャレドにジェイミーもついていったのですが、帰って来たジェイミーは、怪我をしていました。ジャレド達も一緒に帰って来たというのですが、どうやら何かあったようですが、ワンダラーには、知らせたくないよう���す。いったい何があったのでしょう。
●オリジン(78頁)
ソウルの生まれ故郷は、「オリジン」よ。
ソウルが宿主をもたずに長期間生きられる唯一の惑星だ。「オリジン」では宿主もすごくきれいで、翼みたいなものと、たくさんの触手と大きい銀色の目がある。
●ソウルの寿命は(80頁)
「寿命はない。健康な宿主がいる限り永遠に生きられる」
●地球でのソウル(86頁)
ソウルはこの惑星でどう機能しているのか。カネも流通させず、仕事への報酬もなく、どうして社会が崩壊しないのか。
(2010年10月19日・記)
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10月21日読了。パラノーマル・ロマンスのシリーズ第2巻、「ソウル」たちへの抵抗勢力たる人類たちに徐々に受け入れられていくワンダ=メラニー。彼女に敵意を抱くメンバーにより生命の危機にさらされるも、やがて彼女への愛を告白する男性が現れ・・・。第1巻では異星人の描写・世界観の軽さが気になったが、要は「一つの身体に二人の精神、二人の男性への想いに引き裂かれる」というありえないシチュエーションを具現化するためにSF的世界を持ち出しただけのこと、あまり深く考えず登場人物を現代人だと思って読むようにすると、なるほど「愛しているのにつれない攻撃的な男性」と「気がつくといつも側にいてつつみこんでくれる穏やかな男性」の間で悩む健気なヒロイン、とはド定番の安心感のある恋愛ストーリーだったのだと気づかされる。狭い空間での人物たちのやり取りがメインの巻だっただけに、最終巻でどうオチをつけるのか。楽しみ。
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「また起こっているのだ。わたしが知るべきではないこと。知らないほうが幸せだ、とイアンが思っていること。うなじのあたりがゾクゾクした。もしかしたら、本当に知りたくないかも。」
人間のコミュニティに入り、そこで様々な経験をするワンダ。
とにかく、この2巻では、希望と絶望とがくるくると。
メラニーの恋人ジャレド、メラニーの弟ジェイミー、コミュニティの長ジェブ、コミュニティメンバーのイアン。
と、小さいコミュニティながらも、そこで起こる出来事に同じ出来事は1つとないのです。
この2巻になると、登場人物たちの個性というものが非常に明確になってきます。
そして、メラニーとワンダも性格が大きく違うということに気付かされました。
それが、二人がうまくやれるようになった原因の1つでもあるのかなぁ。
徐々に人間のコミュニティに溶け込むことができそうなワンダ。
それでも、やはりワンダに対しての抵抗はあったりして、
そこがなんだか、辛くなってしまいます。
そして、どうしても、自分が人間側だったら・・!?と考えます。
不思議と、ワンダたち、『ソウル』の側ではなく、人間の方で考えているのが、また不思議なのです。
徐々に明かされる秘密。
一体これはどんなラストに向かうのかなぁ、、と考えながら、ワンダとメラニー、そして、出てくる優しい人達がどうか幸せでありますように。と思わずにはいられない、流れなのでした。
【10/21読了・初読・個人蔵書】
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ワンダラーとメラニーは過酷な旅の末、対抗勢力が集まるコロニーに辿り着く。しかし、コロニーのメンバーのほとんどが歓迎ではなく敵対していた。コロニーで生活していくうちに少しずつ理解者が増え、受け入れられてきた。
読み進めていくと、どんどん面白くなっていく。
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苛酷な砂漠の旅を経て、ようやく抵抗者の集落にたどり着いたワンダラーとメラニー。
だが侵略者ソウルに乗っ取られた銀色の目をしたメラニーのに身体は歓迎されず、敵意と不信を向けられ、命も危うくなる。
メラニーの恋人だったジャレドに「それ」と呼ばれて苦しむワンダラー。ジャレドを求めて奥深くで泣き叫ぶメラニーの心。
寄生されていない人間のコロニーを築いたジェブは、ワンダラーに興味を持ち、話を聞きたがる。
メラニーの弟ジェイミーを心から愛するようになったワンダラー。
ワンダと呼ばれるようになり、しだいにコロニーの住人も警戒を解いていく。
ジャレドはワンダの中にメラニーがまだ生きていることに気づき始める。
普通は記憶は融合するが、人格は消えてしまうものらしい。メラニーは強靱な意志を持った個性で、弱いソウルなら逆に消滅したかも知れない。
だがいぜんとして最も敵意を燃やしていたカイルは隙を見てワンダを襲う。洞窟で危うく殺されかけながら、ワンダは急流に落ちそうになったカイルを助ける。
カイルの弟イアンは、ワンダに好意を抱くようになっていた。
一方、ソウルのシーカーはいまだにワンダラーを探していた…
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人類が寄生型エイリアン「ソウル」に制圧され尽くした世界。その一人であるワンダラー(ワンダ)はメラニーという女性の体に寄生したが、消し去るはずの彼女の意識が消えなかった。逆にその強い意志に引き摺られる形で、ワンダはメラニーの恋人と弟の足跡を追い、生き残った彼らの住むアジトへと辿り着いた…。
終末世界系恋愛SFファンタジー、第2巻。1巻が殆ど導入編だったため、2巻で大きくストーリーが展開すると思って読んだら、驚くべきことに舞台は数十名の人間たちが潜む「アジト」から一歩も出ない。しかし、いやだからこそ、ワンダと人間達が織り成す衝突と交流や、彼ら全員の抱く愛憎と葛藤が、非常に面白い。
恋人のジャレドや弟のジェイミーを含むアジトの人間は、メラニーの意思が生き残っていることなど知る由もない。逆に、彼らの殆どはメラニーを奪ったワンダを憎み、アジトへと来た理由を怪しみ、直ちに殺すべしと血を滾らせる。しかし、ジェイミーや味とのリーダーである「変人」ジェブなど一部の人間は、直感的にメラニーの意思を嗅ぎ取るとともに、ワンダ自身をも尊重し、彼女を守り続ける。そして、彼女の優しさや誠実さは、他のアジト住人の心も徐々に融かしていく。一方、人間という種を「野蛮で危険な生物」と半ば見下していたワンダは、アジトでの交流を通じ、人間を決して邪悪なだけではない、美しく愛しい生物であると認識していく。
こうした変化を決定的とするキーパーソンが、カイルとイアンの兄弟だ。最後までワンダを殺そうとしていたカイルへワンダが取った行動、最初からワンダへ肯定的に接し続けたイアンが彼女へ打ち明けた思い。決して相入れるはずのない2つの種が分かり合う象徴として描かれたこの兄弟のどちらにも、私はとても好感を覚えた。
で、残り1冊でどの地点へ着地させるのか、この物語はいい意味で先が読めない。第3巻が楽しみ。
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1巻を読了してから、やっと2巻に手を出した。
深く考えながら読んではいけない作品。
登場人物が意味不明なんだから、文章をさらさら読むべきと学習。
3巻もあるんだよね・・・。
休憩を入れて読みます。
'11.07.10読書完了
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1巻より随分読みやすかったです!
設定も理解がやっとできたので
楽しく読むことができました。
ワンダの優しさに気づいた
イアンやジャレドとの関係や
絆ができてきたメラニーとの友情が
やっと良いものになってきて
人間がワンダを受け入れるようになったことが読んでいて気持ちのいいものでした。
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宇宙寄生物のワンダの目を通して、人間の感情の豊かさ、心の優しさを再認識させてくれる。が、ワンダ(メラニー)とジャレドに大きな変化がなくガッカリ。3巻に期待!!!(私はやっぱり甘甘ベタベタのトワイライトのノリが大好きなのね)
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いやー、普通に、オンナノコ的にきゅんと揺れ動きますなあ。
ちょっと展開や気持ちの動きがハーレクインな気もするけどね。でも読んでてワンダの気持ちにうるうるっとくるところが大きいです。少女マンガ読んでる感覚にも似てるか。
楽しいし、続き楽しみだよ!
わたしはイアン派かな!
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だんだんと受け入れてもらえるようになったね!
しかし一人の体に二つのソウルがあるのは辛いねえ。
イアンの方が好ましく感じる。ジェイミーは目にいれてもいたくないね。
どう幕をひくんだろう。みんな幸せになれればいいのにねえ。
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トワイライトが大好きだから、同じ作者ということで読んでみた.
トワイライトもだけど、始めはそんなに?って感じなんだけど途中からものすごく展開が気になってわくわくする作品だった。
さいごはどうするんだろう・・・って感じ。
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だんだん面白くなってきた。
ワンダも徐々に受け入れられ、コロニーの仲間として他の人たちからも見られるようにはなってきてはいるのだが…。
ホストのメラニーを感じてしまうが為に、自分は人間ではないと思い知らされるのは辛いだろうな。
ジャレドへの恋心もワンダの本心なのか、メラニーの影響なのかわからず苦しんでいるワンダには同情する。