等身大のストーリーがいい
2015/10/16 09:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マツゲン - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生の主人公が、亡くなった探偵の父親の依頼を引き継いで人探しをする。
なかなかミステリーとしては面白そうな設定です。
しかし若き探偵の華麗な推理譚のはじまりはじまりというわけではなく、そもそも主人公は探偵になるつもりもなく、依頼もしぶしぶ引き受けた形であるのです。
とはいえ主人公はまじめに調べます。愛車の自転車にまたがり、名古屋の街を巡り小さな手がかりから一つ一つ調べていくうちに真実に近づいていくのです。
派手なアクションや複雑な謎などはありませんが、主人公の目いっぱいの等身大のストーリーがいいです。
投稿元:
レビューを見る
「狩野俊介」、「新宿少年探偵団」に次ぐ太田さんの少年探偵もの。
やはりジュブナイル系がハマっているのか、読んでてもしっくりくる。
「甘くない」甘栗くん。ゆえに地の文が「私」なのかもしれんけどなぁ…。
変にハードボイルド然としなくても良い気がしたり。
周囲の面々の人間っぽさで中和されてるから、まいっか。
太田作品+ミギー氏の装丁で買ってみたけど、まずまずで良かった。
続編『甘栗と戦車とシロノワール』も読んでみよう。
投稿元:
レビューを見る
借本。表紙の絵の雰囲気が見覚えあるなーって思ったら、古時計の秘密/キャロリン・キーンと同じ方でした。
ふんわりした表紙と一転して、アメリカンハードボイルドな口調の落差にクスリ。そして典型的な巻き込まれ形主人公なのでした。
うーん、ライトミステリ。
投稿元:
レビューを見る
・淡々というか、あっさりと終わる
・話自体は簡単で、あまりミステリーを読まない私でもわかりやすかったです
・甘栗くんツンデレ?
・幼なじみとの関連性は、ある種の人々にウケが良さそう
・なんとなく続編読みたいかも、というなんともいえない印象
・最後の謎は、他の小説でそのネタを見たことがあってピンと来てしまいました。気付かない方が絶対面白い
投稿元:
レビューを見る
カバー買いというかタイトル買いというかあらすじ買いしました。
要は、衝動買い。
おそらく自分は「高校生探偵」というフレーズに弱い気がしました。
人探しものって初めて読んだんですが、面白ですね。
しかしこの主人公、やる気があるのかないのか……妙に現実的な感じで却って面白いキャラだと思いました。
名古屋が舞台の話しで、何度か行ったことあるので馴染みがありました。
ご当地ものの小説って馴染みある場所だと面白いですね。
続巻の「~と戦車とシロノワール」も読みたい。
早く文庫化しないかなー。
投稿元:
レビューを見る
主人公が冷めているというか達観しているというか…
大人になってからこのころを思い出すと、
ああああ。黒歴史ぃぃl!!!!とか思いそうな生活をしているなぁと思わなくもない。
久しぶりに死なないミステリーを読んだけれど、面白かった。
偶然なのか才能なのか、情報集めがさくさくといく。
読みやすくて良い。
投稿元:
レビューを見る
最初は甘栗くんのキャラに馴染めず背伸びしてる感じがしんどかったけど、だんだん慣れてきたのかかわいく思えてきた。内容はちゃんとミステリで楽しかった。甘栗くんは高校に戻るのかしらん?次は絵を描くシーンとかあったらいいな。ころとか名古屋名物も食べたくなる。3
投稿元:
レビューを見る
父親の突然の死によって、天涯孤独になってしまった少年が主人公。全てに対し超クールに対処しつつ、探偵であった父が最後に受けていた少女からの依頼を引き継ぎ、東奔西走するお話です。
失踪した母親の捜索依頼は、いろいろな因果が絡みつつ、次第に大きな事件に展開します。
主人公が超クールなので、感情移入しにくい面はありますが、大人と子供の狭間で揺れる葛藤、無力感、そんなところからちらりと熱さが覗き見えたりして、後読感は意外にさわやかでした。
投稿元:
レビューを見る
久々にジャケ買いというやつです。
テンポの良いストーリー展開、魅力的で愛しい登場人物たち、関わって行く過程での主人公の心の移り変わり。実際に自分がそこにいて、主人公と共に行動しているような気分を味わえました。こういう主人公私は好きだし、楽しかったけど、好み分かれそうなかんじですね。
ところで、最後のオチというかなんですが、デジャブ? みたいなのをかんじてその通りにいっちゃったので個人的にそれがなかったらもっと楽しかったのにと残念。はて、なんの作品だったろうか…。
投稿元:
レビューを見る
表紙がツボったから借りてみた。
始めてみる人だけど、竹岡美穂さんみたいな感じが好き。
内容は、、、ようわからん。
行動描写が多いくせに、たまにある心情描写はザ・黒歴史☆
いいけどさ。
ミステリとしてはあんまりだし、ジュブナイルにしても成長が見られない。
好みでないのかな・・・
投稿元:
レビューを見る
ふんわりというか、あったかいというか そんな本の雰囲気に誘われて購入。
名古屋が舞台のおはなし。
登場人物はここを通ったのかなぁなんて楽しめて、
本を読んでいる時は自分も冒険しているみたい。
投稿元:
レビューを見る
名古屋が舞台の小説。
「笹島」「中川区」「本山」「御器所」…知った土地の名前と実際の光景が連想されて面白い。
ストーリー自体は割と一辺倒な印象を受けるけれど、少年ミステリーだとこれ位なのかしら?。
この本の特徴でもある、豆知識のように詰め込まれている名古屋文化。それらが若干押し付けがましく感じるのは、私がどっぷりその文化に浸かってる人間だからですね。
主人公が出来る子で、大変ストイック。
投稿元:
レビューを見る
表紙とタイトルに惹かれて。まさか、名古屋が舞台だったなんて思いもしなかったので、嬉しいです。地元だと、作中に出てくる場所を思い浮かべて読めるのでニヤニヤしてました。『みのりや』ってあそこだな、とか。
甘栗くんが、半ば強引に人探しをさせられつつも、奮闘する姿は応援したくなります。人探しをさせたエルムちゃんも、幼いながらも強い意志を持った女の子でよかった。
********
最後の残りわずかなページでもやもやが吹っ飛びました。釈然としなかったのは、そういうことだったのかと。
投稿元:
レビューを見る
「「仕事仕事って、何の仕事さ?」直哉の問いかけに、私は言った。「決まってるだろ、俺の仕事だよ」私は、ジャイアントのペダルを踏み込んだ。」
お勧めされて読んだ1冊。
名古屋が舞台と言いますから、これは私のための本(笑)
と思ってはり切って読んだ1冊。
面白かったー。
あっという間に読めてしまったけれど、最大の謎(?)については最後、おぉぉぉ!!と思ってしまいました。
この著者さん、初めてお名前を拝見したのだけれど、これから色々読んでみたいな、と思わせてくれたのです。
まずは、この続編をね♪
【6/28読了・初読・市立図書館】
投稿元:
レビューを見る
タイトルに惹かれて読んでみました。
高校生の探偵と小学生の女の子の依頼人。
面白そうでしょ。
舞台だけあって名古屋のコトがいろいろとかかれてますよ。