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これからのIT関連をクラウドを中心として広く浅く書かれているけど、それ以上でもそれ以下でもない。
最新刊だが新しい情報を得られるわけでもなく、既存の情報を再構成した感じで、少なくとももう2つ、3つ関連書籍を読まないと本当に表面をさらっとなでただけで終わってしまう。今までそういった本を読んできた人にはあまり向かない。
ただ、逆に言えば分かりやすいので、新書ならではの入門書だと思う。
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自分の知らない所でこんな戦いが起きていたのか…
各社の思惑はそんな所にあったのか…
日本はなんて遅れた国なんだ…
というのが、本書を読んでの正直な感想。
ITと接する機会は増えつつあるものの、
ITの本質を知ろうと思うことはなかった。
しかし、本気でこの世を生きていこうと思うのであれば、
今後もITの波に乗っていかなければならない。
それには、自分で使用してみるのが一番。
Google ChromeやIphone4
いろいろ試しています。(現在進行形)
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もう少し技術よりの話が展開されると期待していました。でも、クラウドを知らない人にとっては、よい本かもしれません。
分かりやすくするために例えを多用しているのでしょうが、逆に冗長になっている印象を受けました。
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タイトルに携帯端末戦争と書いてあるが、携帯端末というよりもクラウドが中心。新書にして出すよりも雑誌レベルの内容。だって、こんな本、半年もしたら内容陳腐化しちゃうし、すでにもう古いよって内容が多い。
クラウドのベースにあるのは、HWの地位低下。
HWの運用は、運用して利益が出せるような超大規模組織に任せておけばよい。
HWは壊れるものだし、長期間使わないこともある。我々が真に必要としているものはサービスである。
マイクロソフトの今後の戦略は、SW+サービス。
もう携帯ではマイクロソフトの時代ではない。
グーグルにとって、クラウドは手段であって、目的でない。
グーグルの目標は世界中の情報を整理することらしい。よくわからない。
インターネット上での課金はグーグル、マイクロソフトの弱点。アップルが一番強い。
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アズールって名前は聞くけど一体なんなの?って感じでクラウドに関するマイクロソフトの知識がゼロだったけど、最近の動向がよくわかりました。なるほど。
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各社の事をあまり詳しくない状況で読み、
難しい部分もありましたが、それぞれの戦略や考え方などが、
ある程度理解できました。
この本をきっかけに、色々興味を持つことができました。
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クラウドサービスの競争関係が知りたい方は、読んでみるといいです。但し、既知のことも多いので詳しい人には物足りないかも。
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図書館で借りて読んだ。
オンプレミス(今までのコンピュータの使用法)のマイクロソフトと、クラウドのグーグルとの対立や、みごとな課金システムとしてItunesをつくったアップルの関係や強みや弱みがわかりやすく勉強になった。
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2010年3月なのでまだ1年しかかってないのだけれど、情報の鮮度がずいぶん失われている。この世界の早さを感じざるを得ない。
クラウドコンピューティングは日立のCMではないけれど、よくわからない、まさしく雲をつかむような話だったのは数年前。光通信に無線LANが気軽に利用でき、今ではPCを出来る限りダウンサイジングしたうえでネットの先のサーバーで全てを処理する、そんな世界が姿を現してきている。
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読書時点で少し前の著作になるのだが、このジャンルでは週刊誌レベルの情報でないと追いつかない。多分、書いている人たちも時間に追われてヒーヒーだろう。日々情報が差し替わっていくのだから。
アップル・グーグル・マイクロソフトを「クラウド御三家」的に書いている。マイクロソフトのクラウド戦略は初めて読んだが、当然、なんの手も打っていない訳がないですわね。
SaaS PaaS IaaS (SaaSしか変換されない)の基本概念も勉強する必要あり。クラウドへの懐疑も押さえるべきか。
多少アップル寄りではあるが、アップルの弱点も抑えているので、良い。
言葉の使い方も適正であり、好感が持てる。ただ、全体的に一般向けではなく、多少難解である。
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amazonの代わりにMSが取り上げられていたので購入。
amazon全然でてこないのかな?と思ったけど、ちょこちょこと説明されてた。
MSとGoogleの企業理念は全くの正反対という説明がなるほどな。と思った。
この本が書かれてから丸1年立っているのだが、勢力図的にはまだまだ各社がにらみ合ってる状態で、市場としてはカオス。だが、この市場に喧嘩を打って出る日本企業は・・・・・いない。
NEC、富士通、東芝、パナソニック、日立・・・どこかいかないのかな?
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① クラウドの類型
クラウドを用いたサービスはIaaS型、PaaS型、SaaS型に分類することができる。三者の違いはハードウェア、プラットホーム、ソフトウェアのどこまで提供するかである。IaaSとは仮想的なハードウェアの演算能力のみを、PaaSはハードウェアとプラットホームを、SaaSは三つの要素を全て提供するものである。プラットホームとはiマーケットプレイスのことを指す事もあるが、アプリケーションの実行環境としてOSを指す事も多い。IaaSの主力企業はアマゾンでEC2やS3のサービスを提供している。PaaSは競争が激しいがやはりOSを牛耳っていたマイクロソフトがウィンドーズアズールで注目を集めた。SaaSはNCで扱ったような音楽管理サービスなどが挙げられている。
② マイクロソフトの戦略
クラウドの形式の普及により、なにも企業が自分ですべてのタスクを消化しうるような処理能力の高いパソコンをそろえておく必要はなくなった。そのかわりにクラウドで仮想化したハードウェアを用いればよいためである。このように企業はクラウドによって処理能力の最適化をはかることができるので効率化が予測される。しかしこの傾向はマイクロソフトのこれまでの儲け方とは対立するかもしれない。マイクロソフトはオンプレミス的なパソコンの使われ方を基盤に覇権を築いてきたためだ。ちなみにオンプレミスとは「構内の」という意味であるが、パソコンに関して用いられるときは「構内にハードウェアの設備をそろえてシステムを運営する」という形態を指し、クラウドの対義語のように使われる。こうした状況の下でマイクロソフトが打ち出した基本戦略は、既存のソフトとの連動性を武器にクラウドも補足的に展開することである。またこの本が出版された当時はZuneなどの情報端末にも力をいれていたが、現在結局iPodの牙城を崩すには至っていないのでこれが何等かの影を落とすのかもしれない。
③ アップルの戦略
本書が出版された当時はアップルとクラウドの連関性は明確に意識されていたわけではないそうだ。本書ではアップルのサービスに関してデザインと機能の一体性・連続性を大きな強みとして見ている。例えばiTunes Music StoreとApp store は別の機能であるがユーザーがApp store を使う際にはiTunes Music Store の一部であるかのように感じることができる。同様にMobile me のサービスもパソコンの中でデータの管理との同一線上にオンラインストレージサービスが位置づけられている。このサービスの連続性はライトユーザーにとっての訴求力という面でも評価できる。このような状況を踏まえれば現在話題になっているアップルの音楽クラウドサービスがiTunesの路線のうえに出現するであろうことも納得できる。しかしそう考えるとなおさらこのサービスが課金というのは整合性を妨げ強い向かい風となってしまうようにも感じられる。
本書は非常によくまとまっていてクラウドにまつわるプレーヤーの状況を俯瞰できる。しかしこの業界では二年、三年もたてば大きく情勢は変わってしまうのでなるべく新しい本を読むことも重要に感じた。次は「未来型サバイバル音楽論」でも読んでみようかと思う。
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一口にクラウド戦略といっても、アップル,グーグル,マイクロソフトではその目的と手段が全く異なることがよく理解できる。マイクロソフトは過去のオンプレミスで蓄積した資源の活用を目的として、そこにクラウドをスパイスとして取り込もうとしている。グーグルは、世界中の情報の掌握を目的とし、情報をクラウド上に集めようとしている。つまり、オンプレミスに情報を残そうとするマイクロソフトと、クラウドに情報を移行させようとするグーグルは対立関係にある。一方でアップルは、iPhoneの使い勝手をよくしようとしていたら情報のほとんどをクラウドに移行していた、という具合であり、iTunesを中心としたクラウド周辺の生態系を掌握することで、iPhoneを代表とするハードの販売を強固にしている。
いずれにもいえることは、自ら既存のルールを破り、新しいルールの上で自らが儲かる仕組みを構築しようとしているところである。日本企業も与えられたルール内だけで頑張るのではなく、ルールブレイカとなることを厭っていてはならない。
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クラウドコンピューティングの説明を行い、その上で主要3社のそれぞれのクラウド戦略などの総合的な戦略を紹介している。
マイクロソフトが事実上 デファクト・スタンダードになっているWindowsを基本に戦略を立てているのに対して、グーグルはデーターの動きから、OS分野に出て行こうとしているのと、開いている”窓”を占めていることを考えている。アップルは、スマホやタブレットで覇権を狙っている。
新書だけあって、深い技術論よりも、サービス・概念から、今後の世の中の変化を予想している本だった。
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クラウドコンピューティングについて基礎的なことを説明した本。
それ以上でも以下でもない感じ。
クラウドコンピューティングでセールスフォース・ドットコムを扱っていないのは理由がよくわからない。