投稿元:
レビューを見る
1,2章はクラウドの概要とそれを取り巻く状況
3章はマイクロソフト
4章はグーグル
5章はアップル
それぞれの戦略のレビュー
6章は日本での一般的な状況
2010年3月に出版されているが、マイクロソフトがもたついていることを除けば、今読んでも違和感、古さはない。マイクロソフトについての記述が少々楽観的であったか。
投稿元:
レビューを見る
クラウドを消費者目線で解説した本かな。
目に見える部分で、クラウドがどう進み各社がどのように戦略をとっているのか。
うーん、読んだ後の私の予想としては、今後は競合するより、住み分けが進むかなと。
Windows Azureって、今、どうなってるんだろ。
投稿元:
レビューを見る
(推薦者コメント)
「クラウド」は現代のインターネットの流行である。そのクラウドとは一体何か。そしてクラウドコンピューティングが提供するサービスの特質は何なのか。それぞれの企業はどうこの「雲」を掴んで利用するのか。それぞれの思惑を探る。
投稿元:
レビューを見る
読まなくても良かった。PaaSってか。現状観察からの中間報告。私たち日本人の
立ち位置。ふむ。ドメスティックに居直るか、ワイルドに開き直るか、フランクに
退くか。分からん。理屈抜きに、もっと現場を知らないと。
投稿元:
レビューを見る
この三社やアマゾン、セールスフォースなどを含めた、各社の強みや思想がわかり、今後の展開が非常に楽しみになった。
また、最初に「クラウド」やSaaS,PaaS,IaaSの語句の説明があり、読みやすかった。
投稿元:
レビューを見る
クラウドと3社の戦略、そして日本の対応の遅れについて記述した本。
分かりやすく各社の分析が書かれてたけど、真新しいことは特になく。
投稿元:
レビューを見る
業務と直結するテーマだったので手に取りました。
クラウドという説明に難解な題材でありながら知らない人でも(身近な例をふんだんに使って)とにかく分かりやすく説明してあります。読後には仮想化やクラウドの強み弱み、そしてアマゾン、MS、グーグルといった関連企業の戦略が、まさに「雲が晴れた」ように頭にフレームが出来た満足感が。良著なので他人にもどんどん薦めていきたいなと。
Memo
●クラウドの話
・必要なときだけたくさん借りていらなくなったら減らしたいニーズで仮想マシン/クラウドの登場に
→CPU使用率が80%を超えたから自動でマシンを追加することも出来る
→電源、通信機器、空冷、災害対策は相手まかせにできる。
・ハードは壊れるものだし長時間使わないこともある(=無駄)。
真に必要なものはサービスでありサービスの効率化がクラウドに。
・クラウド運営側は自社コンピュータ上で顧客が業務を行うので各種統計がダイレクトに取得できる
・クラウドのベースはハードウェアの地位低下。ハードを自社で持つ意識も弱まっている。
・クラウドモデルとはご指名制をなくす試み。どの水でも良いという考え=位置透過性(どこで処理しても同じ)
・といってもネットワークが遮断されれば業務が止まるリスクがある。
●アマゾンやMSやグーグル
・どの層のサービスか示す言葉としてSaaS PaaS IaaS(イアース=インフラストラクチャアズアサービス)
IaaSの主要企業はアマゾン(EC2)で小売システムで空きが出るシステムを売っている
・無料OSは安いが技術者がいなかったり、技術者の教育費用がかさむケースもある→MSOS残存の理由
・クラウドは銀行預金。オンプレミスはたんす預金。
・MSは「お金を全て銀行にあずけるのは不安でしょう」とあおり、
たんす預金の必要性を説いてから銀行が優位な部分もあるのでそこはMSが創業するという。主戦場をずらすやり方。
・今まで使っていたMS上のソフトをそのままクラウドでも使える→MSアズールの強み
・携帯はMSは苦手。親父くさい。重要な機能の絞込みが下手で機能ゴテゴテになる。
・グーグルは情報の収集・整理マニア
・自PC業務は応答性が有利。ネット業務はメンテ、世界中から使える、不正コピー心配なしという利点が
●出遅れた日本
・日本企業が腐心するのは、ルールが与えられたときにその中で最高を目指すこと。ルールを作ろうとは思わない。
・日本はモノや規範を大事にする傾向が強い。ハード離れが遅く出遅れに。
・コンピュータやネットワークはうろんな産業だという認識がいまだに存在。
旧ルールからの攻撃も受ける。薬品の通信販売原則禁止が良い例。
★旧ルールを墨守することは気持ちがいい。
何かきちんとしている気分が味わえるし面倒な思考からも逃れられる。
・日本はクラウドをあきらめてニッチな市場での戦いをすべき。
●話ネタ
・日本のデータセンタは高コスト体質.華美��豪華な設備。
ベルギーのグーグルデータセンタはコンテナにサーバが格納されて野ざらし
基本的に修理はしないし壊れたものははき。空調設備も無い
・ブラックベリー:欧米の代表的なスマホ オバマも愛用
・クラウドと接続する3スクリーンは。パソコン、携帯、テレビ。
投稿元:
レビューを見る
タイトルどおりアップル、グーグル、マイクロソフト、そしてちょっとだけアマゾンの各社がクラウドに対して、どのような戦略を持っているのかを解説した本です。
グーグルとMSの対照的な動き、課金システムとスマートフォンを制覇しようとするアップル。なかなかに刺激的な内容です。
それにしても日本企業には明るい材料もないし、制度・ルールといったインフラも欠けているんだと暗澹たる気分になりますね。
投稿元:
レビューを見る
Microsoft,Google,Appleがクラウドを牽引しようとしている3企業として書かれている。どれも何かで一山当てた企業で、潤沢な資源がある。
日本が追い付けていないといっても、それは仕方ない話だと思う。
基盤が無理なら、より上位レイヤーであるSaaSの部分でがんばればよいのではないか、とあったが、こちらもFacebookやInstagramなどなど、個人向けのWebアプリは外国企業に食いつぶされつつある感じがする。企業向けのWebアプリは詳しくないのでわからないが、どうなのだろう。
本書ではクラウドをめぐる企業間の駆け引きや思惑に言及してあって興味深かった。いつも社会から見て最適解をとっているわけではないことがよくわかる。
投稿元:
レビューを見る
iPod、iPhone購入者はiTunesを自分のパソコンにインストールし、iTunesストアで楽曲を購入する。
アップルは大多数のパソコンに自社のソフトを導入させ、さらに決済情報も取り込ませた。
→インターネット上での取引に抵抗をなくさせ、消費者を次のステップへいざなうことができるようになった。
微々たる金額だし、ポチッとするんでしょう。
本書の帯にある、「課金を制する企業がインターネットを制す」。
どの企業が覇権を握るのでしょうか。
投稿元:
レビューを見る
情報学研究者 岡嶋裕史氏が2010年に発表したクラウドに関する著作。10年前の本なので、クラウドの歴史と概要を知りたい人にはちょうど良いかもしれません。本書では、マイクロソフト、アップル、グーグルが取り上げられていますが、今ならアマゾンも比較対象となりますね。
投稿元:
レビューを見る
「クラウド」という概念は何となくわかっていたが、クラウドに対する三社および日本の企業の姿勢がわかって、大変興味深かった。
インターネットの用語などは普段詳しく説明されている書籍も読まないため、勉強になったし、より深く理解できるようになった。
日本のデーターセンタとグーグルのデータセンタの写真が、両者のスタンスを明確に表していて面白い。
IT業界に興味はあるけど知識はあまりない、iPhoneをなんとなく持っている人なんかが読んでみるとよいかも。
投稿元:
レビューを見る
三社間の争いとは?
→主な資源がクラウドにあるグーグルとオンプレミス、OSにあるマイクロソフト、アップルはマーケットプレイスを押さえている
今後はクラウド上を行き来する情報の流れと出入り口に関わることが重要
そして世界一、つまりルールブレイカーである必要がある
投稿元:
レビューを見る
クラウドについて知りたくて読書。
1章でクラウドの説明は改めて勉強になる。最終章を除きすべての章末にまとめがあるので分かりやすい構成。
マイクロソフトとグーグルの戦略の違いが興味深い。
今後は電子書籍の分野に注目か。
読書時間:約40分
投稿元:
レビューを見る
Apple、Google、Microsoftのクラウド戦略の概要を知ることができる。
簡単にクラウドの考え方を知るには、ちょうど良い気がした。
日本企業はお上品なので、ルールをぶっ壊すような勢いも必要という考えには、共感を覚える。