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う〜ん、やっぱりトシのせいか高校生の眩しすぎる青春&恋愛物語だったので、残念ながら読了しても最後まで感情移入できませんでした。きっと、この年代の読者さんが読むとハマると思いますが、主人公「栞」にもイマイチぴんとこなかったですし、主人公が想いをよせる「月島」には正直、苦手意識しか生まれず、マトモなのは同級生ながら2つ年上の「青山」君ぐらいかなと。同級生「貴子」さんへの手作り結婚式の部分はとても爽やかな場面でしたが、他はズルズルとテーマがつかみきれず、オッサンには残念ながらストライク作品ではなかったです。
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綺麗な表現に淡い気持ち、読みやすくて、そしてなんとも言えない私の中の感情が絶妙な言葉で表現されていてとても共感した。久しぶりにこんな素敵な本に出会った。
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八月六日生まれてきぱき系な高二の栞の日常的青春。普段と違う装いで知らない駅で降り探索する趣味の最中に再会した片恋相手。甘えん坊モテ美少女や理系ハスキー少女との絶妙な三人友情。留年同級生な一児の母の人妻、ジャズ喫茶のサックス少年との交流。多角形的恋模様にも不思議とチャラさがなく全体が落ち着いた眩しさ。
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「眼鏡で変装して、ダーツの当たった山手線の駅で降りてブラついてみる。」これが、栞(高2)の休日の密かな趣味。そこで1年ぶりに再会したかつての同級生、月島耕也と縁が切れなくて…。
同じもの同じ感じ方しているのに…。強烈に惹かれ合って解かり合える何かがあるのに、彼女という立場にはなれない。恋愛関係になれないのなら、手が届かないのなら、一緒に居る意味なんて無い。自分は恋愛に振り回されるキャラでは無いのだと、理性で割り切りたい。
それなのに、一緒に居ないと欠乏症になる。
そんな栞のもどかしさと切なさが、痛いくらいに伝わってきた。だからこそ、「思いはままならなくても、得るものはある。無駄にはならない」のくだりが染みたし、ラストは全ての女子達の良い所が見えて、グっときた。
青山くんの方が絶対に心穏やかな恋愛が出来るのに、耕也みたいなタイプに惹かれてしまう不思議。強烈な引力を感じるうちは、それでいいんだと思う。
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10年近く前の作品とは思えないほど古さを感じさせない。
解説が新海誠さんなのと、高校生男女のすれちがいはなんとなく「君の名は。」感がある。
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トーキョー・クロスロード(ポプラ文庫ピュアフル)
著作者:濱野京子
発行者:ポプラ社
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
極上の青春小説
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ボーイミーツガールの青春もの.瑞々しい感性で高校生の友情や恋愛を描いている.登場人物もみんなそれぞれ個性があるが,ぶつかり合いながらも認め合って,それは主人公のモリの人柄もあるだろうが,とてもいい読後感であった.ダーツで行き先を決めてうろうろする遊び,とっても面白そうなのでやってみたくなった.
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力のある物語ではなく、するするっと身のうちに入り込むような小説です。
力強さはないのに、脳内に情景が絶えず流れてきます。
全編とおして知らない街を歩く心細さとかすかな高揚に満ちていました。
淡々と日々を過ごす栞と、つかみどころのない元同級生・耕也。
客観的にみると耕也がけっこう悪い男です。これ社会人とかだったらただゲスいと思うのですが、高校生だから淡い切なさになっています。
耕也が本能として惹かれる相手は亜子なんでしょうけど、理性として惹かれる相手は栞なんだと思います。
今作は栞と耕也のその理性のやりとりが心地よく、東京の街と相まって独特な雰囲気となっていました。
いくらでもすれ違い、一生道が交わらないでも日々を過ごせる大都会東京の中で、2人の道が遠ざかったり近づいて行ったりする様がもどかしく切なく、最後は淡い感動がありました。
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青春を感じます。
友達に頼られるタイプの人はなかなか自分が出せず、この主人公のように悩んでる人、多いんだろうなと想います。
若いときは特に。
読む前は地味な内容かなと想っていたけどだんだん引き寄せられます。
登場人物もそれぞれキャラクターがあって、好感を持てます。
ドラマとかになっても面白いかも。
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高校生の頃に友だちに貸してもらって読んだんだけど2人でキャーキャー言って読んだ気がする
山手線に憧れたなぁ
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女子高生が主人公のお話
舞台は東京
青春小説でした
登場人物たちがみんなよくて
物語を盛り上げてくれました
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――
丁度山手線目白駅で読了したのは、偶然。
初見の作家さん読んでみよう週間です。というわけでこちら。そういう意味で新鮮、というのもあったけれど、読み進めていくうちによりあざやかな、爽やかな印象になっていったのは、誰もが持つ青春の色をそっと呼び起こしてくれるからなのかしら。
単なる青春ド真ん中、とは違う色。
序盤、どちらかと云うとマイナスイメージに描かれる所謂普通の同級生たちが、それぞれ成長して最後に主人公の背中を押してくれる。それぞれがそれぞれの場所で、という自立と、自立しながら互いを尊重する矜持と。そのあたり、この作品のテーマを体現してるのは俊一さんなのかもしれない。
そういう転換が出来るのも、それぞれのキャラクタがしっかりと編まれているからなんだろうな。高校生らしい、あの根拠の無い自分らしさ、というか。
簡単に愚かしいと断じるのもそれはそれで良いし、そういうちぐはぐさ、不安定さを特権と見るのもいいし、未だに抱えてる爆弾に火が点いてもいいし、それはもう、青春なんだからお好きにどうぞ、である。
しっかし月島くんのバックストーリィとか全然書かれなかったけど、これ世の女子たちはまぁこういうの居るよね、って感じで済むの? ならいいんですけど。小説の中でなら許されるのか? あーはん。
あまあまなところも含めて、とてもよく纏まっていて良かったです。
☆3.7
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読んだままに…
何気ない日々の中にある。
最後がたまらなく好き!
あの描写?映像は、今でも記憶に残ってる
大好きな作品。