紙の本
バラケすぎだが・・・
2016/02/23 15:30
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投稿者:QFO - この投稿者のレビュー一覧を見る
水木サンの自伝のような内容になっているが、そこら中の作品を寄せ集めたため一貫性はあまりないのではないか?
まあ貧乏時代のエピソード集という事であれば楽しめるのではないかと思います。
ちょっと時系列的に分かりにくいのはしかたないかな。
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つげ義春や池上遼一が水木さんの所でアシしてたのは知らなかった
題材が下宿経営、紙芝居、貸本、各貧乏時代からまんべんなく集められていて水木さん個人をネタにした漫画に親しむのにちょうど良い一冊
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色んなところに載っていた短編を寄せ集めたにすぎづ、特に目新しい話はない。
特におもしろかった話が中心に載っていて既読であったがつい買って読んでしまった。。水木さんの本はこうして結構買ってしまう本が多い
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昭和の人たち、特に高度経済成長期初期の人たちは、未来の日本をどのように見ていたんだろうか。モノにあふれ、いつでも好きなものを食べ、少しの労働で好きに生きることができる世界だったのだろうか。手塚治虫の「鉄腕アトム」のようにすでにロボットが作られ人間と共存するような世界だったのか。少なくとも未来に希望を抱き、懸命に働いたのだろう。
しかし、今を見てみよう。特に、世界的に忙しい人間たちを。いわゆるグローバル企業のCEOを考えてみよう。朝から、パワーブレックファストと称して、会議をしながらの食事。世界中を回る飛行機内でオンライン会議。着いた先で、顧客と食事をしながらの商談。再び飛行機に乗り、別の場所へ。それを続け、わずか2~3時間の睡眠。そして、自身の口座には使う時間も大してないにも関わらず、平均的サラリーマンが生涯に稼ぐ額の賃金が1年も経たずに振り込まれる。どこに個性があろうか。株主に責め立てられ、政府やマスコミに自身の企業の利益のためにロビー活動。同じように会議、会議、会議。働けば働くほど、仕事が増える。気付けば体を壊して引退へ。
誰もが同じようにマッチ箱のようなマンションの一室に住み、同じテレビを見て、同じ箇所で笑う。同じ時間に朝食を取り、同じように奥さんと口づけを交わし、仕事へ。誰もが同じ小型の新聞を読み、特に同じ箇所に視点が釘づけになる。そんな機械になったかのような2001年の人々。25歳にてすでに老衰と診断される老人が語る、会社での仕事。
これが、1969年6月25日のビッグコミックに載った(らしい)「2001年現世の旅」という作品である。水木しげるは全く異なる視点から、いや今から見れば冷静な、正確な目で世の中を見ていた。
特に印象に残ったのがこれだった。
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朝の連ドラ「ゲゲゲの女房」で再度注目されている水木先生の自伝的短編を集めた文庫本。過去に出版され既に絶版で読めなくなった本に収録されていた短編も入っているので、水木先生の自伝が好きで、収録されている作品で呼んだことのないものがある人にはおすすめ。特に池上遼一やつげ義春など、当時の水木プロのアシスタントだった有名漫画家も登場します。
この文庫は当時のアシスタントであった池上遼一を描いた「漫画狂の詩=池上遼一伝=」が読みたくて買いました。おそらく今手に入る書籍ではこの本にしか収録されていないと思う。この短編、師匠の水木しげるが弟子(アシスタント)の池上遼一について描くという珍しい形式になっている。30ページほどの短編作品。
その他では、他の本にも収録されているが「ドブ川に死す」が物悲しくて俺は好き。水木先生はよく言うと太っ腹、悪く言うとマネージメント脳力があまりないらしく、水木プロのアシスタントはまるで働かない人間、そもそも絵がかけない人間、性格的に問題のある人間もアシスタントとして多数出入していたらしく、その中の問題児を描いた作品。
うぬぼれ屋でコミュニケーション能力がなく、他の人といさかいばかり起こす問題アシスタントが、水木プロを追い出されて他の漫画家に師事するが、そこでもなじめずそのうちルンペンになり、最後には睡眠薬を飲んで寝てるうちにドブ川にはまって事故死、誰も彼の死を顧みない、という暗い作品。誰も顧みなかった彼を思い出し、作品にして残してあげた水木先生の優しさを感じる。
なお、水木先生の自伝といえば、長編の「僕の一生はゲゲゲの楽園だ」(文庫版は「完全版水木しげる伝」)があるが、このゲゲゲの楽園は実は部分的に他の短編からページを編集して借用しているところが多くあり、この本に収録されている短編からの切り貼りも多い。
収録作品一覧:
落第王 昭和49年
突撃!悪魔くん 昭和48年
さびしい人 昭和44年
街の詩人たち 昭和48年
ドブ川に死す 昭和48年
なめちゃん 昭和50年
わが退魔戦記 昭和45年
残暑 昭和44年
国際ギャング団 昭和44年
漫画狂の詩 昭和50年
招かれた三人 昭和46年
2001年 現世の旅 昭和44年
貸本末期の紳士たち 平成9年
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水木しげる氏の自伝的漫画。
NHK朝の連続ドラマ「ゲゲゲの女房」よりも、かなり壮絶かつ過激な内容。
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貧乏のドン底みたいな漫画家の自伝風短編集。
戦争が終わっても生き延びる人間の強さと執念が感じられる。
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なめちゃんの話が面白い。
つげ義春の姿が見えるのも嬉しい。
・落第王
・突撃!悪魔くん
・さびしい人
・街の詩人たち
・ドブ川に死す
・なめちゃん
・わが退魔戦記
・残暑
・国際ギャング団
・漫画狂の詩
・招かれた三人
・2001年現世の旅
・貸本末期の紳士たち