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死相学探偵シリーズ第3巻。今回はアゾート殺人を連想させる連続猟奇殺人事件もの。
理想の女性を求めてかなりエグいオカルトチックな儀式が行われるけど、今までのようなホラー要素はないミステリーになってた。
個人的な好みだけど、十三の呪より四隅の魔、四隅の魔より今回の話というように、巻を追うごとに面白くなってる。
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アゾートですよアゾート。某御大の作品を…!! ラストの怒濤の推理に満足満足。シリーズ通した黒幕の陰がチラリとでてきたり、1巻毎に成長する主人公、そして僕にゃんかわいいよ...。
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タイトルに気になる作品の多い作家さんでしたが今回初読みのためライトテイストから入りました。が、ちともの足りず。シリーズ物なので楽しみつつ次回は長編にも触手を伸ばしてみようと思います。
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死相学探偵シリーズ第3弾。今回は複数の女性から、それぞれ好みのパーツを集め、理想の女性を完成させる呪術・六蠱の軀。
1作目、2作目に比べるとオカルト色は薄めで、どちらかと言うと現実的な恐さ。
有力な手掛かりが出ないままで、次巻に続くのかなと思ってたら、ラスト30ページで怒涛の謎解きショー。段々それらしくなってる俊一郎の探偵ぶりに、子どもを見守ってる親のような気持ちになってしまった。
1作目から名前だけの存在だった黒術師が徐々に実体を伴ってきて、身近に迫ってきてる感じ。さて、次作ではどんな形で出てくるか。
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弦矢俊一郎シリーズの3作目です。
角川ホラー文庫ということですが、
特に怖いということはありません。
怖さで言うと当事者目線で話が進む前作の方が上だと思います。
女性の体の一部を除いて焼くという猟奇殺人が続けて起こり、
ネット上の犯行声明文から、
どうやら「六蠱の躯」という呪法が目的らしいと分かります。
この呪法は女性の各部位を寄せ集めて理想の女性を作り出すというもの。
じゃあ誰がどういう基準で被害者女性を選び出すのか、
という犯人探しになるのですが。
俊一郎の祖母ちゃんも言ってますが、
こういう犯人探しは警察の機動力しかないので、
死相学探偵の特技があんまり活きてこないです。
「愛染様」としてその筋では有名な祖母ちゃんの威光で、
警察組織に妙にあっさり話が通るし。
猟奇殺人も生きたまま焼かれるという相当酷いものですが、
それにしてはさらっと書かれているような・・・。
全体的にあっさりとした印象を受けました。
ちらほら名前が上ってくる「黒術師」は名前が出て来ただけ。
これはまだまだ続くということでしょうか。
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「死相」をヒントに事件を解決していく「死相学探偵」シリーズ3巻目。
理想の女性を作り出す呪術「六蠱の躯」という呪術のために、体の一部分以外を生きたまま焼くという残忍な連続殺人事件が発生する。
犯人は「理想の女」を追い求める男性(もしくは女性愛者)と見せかけて、「理想の身体」のみを求めている女性であるというミスリーディングと、死相の変化を上手く絡ませている。
尚、被害者の動きを止めるのに薬草などが使われているものの、呪術要素は被害者を殺した後「理想の身体」を作るために使われるので、あくまで被害者は犯人が物理的に殺している。そのため、比較的ホラー(オカルト)要素は少なめなように思える。
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死相学探偵シリーズ第三作目。「六蠱の軀」という儀式をめぐる猟奇連続殺人の謎に弦矢俊一郎が挑む。恐怖描写は少なく、サイコサスペンス的な本格ミステリ。意外な犯人にも驚愕。
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今回も一気読み。死相学探偵シリーズの第三弾。
今回、犯人はミスリードされてしまったぜ。
死相がミステリーの謎解きに効果的に所与条件として使われている。
そしてシリーズ全体を通して出てきそうな人物もすこし登場する。
あとは、俊一郎が苦労しながら少しずつ成長していく感じが、なんだか良い。
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女性の身体ばかり連続殺人犯。彼の目的は果たして。
悪くはないのだけれど、今ひとつ衝撃が薄い。テンポよくサクサクと進むのはいいけれど、衝撃が今ひとつ薄い。確かにトリックは「おっ」と思わせてはくれるものの、そこまで響かなかった。