紙の本
club indigoシリーズ 第四弾『Dカラ―バケーション』
2010/05/20 09:28
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『インディゴの夜』、『チョコレートビースト』、『ホワイトクロウ』に続く「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに」フリーライター・高原晶の一言から生まれた、渋谷のホストクラブ〈club indigo〉シリーズ第4弾。
ドラマも録画してまで見続けた大好きなシリーズが故、ハードカバーで購入。しかし、購入してよかったーっ!!! だって本書には憂夜さんの秘密が描かれているのだもの(わたしは憂夜さんファンです)。
風営法の改正に合わせて二部制になったインディゴ。二部と呼ばれるカフェ風のインディゴ(昼間に営業)のメンバーはどこか冷めていて、「何気に」上から目線。「何気に」心の熱いジョン太をはじめとする一部のホストメンバーたちとの間には明らかな溝が…。しかし一度事件に巻き込まれると、一部も二部も関係なく、西へ東へと奔走するメンバーたち。インディゴに変化が訪れても、ホスト探偵団は健在なり!
二部制となったことで新しいメンバーが増え、これまでとはちょっと違った雰囲気。ジョン太は気に入らないらしいけれど、わたしは二部のメンバーもなかなか個性的で好き。「何気に」上から目線って、最近多いよねぇ…なんて、晶の突っ込みに賛同してしまう。
「何気に」上から目線の二部ホスト手塚くんは、晶がよかれと思ったフォローにいちいち語彙の訂正を試みるし、そういう細かな拘りが鼻につくのだけれど、まぁ、それも笑いのひとつ。
久しぶりにカリスマホストの空也も登場し、晶のために動いてくれるし、なぎさママは43万円のマリン(犬)を連れて今回も鼻息が荒い。憂夜さんはこれまで以上に「お茶」に凝って薄茶を点てる始末(しかもいつ点てたのかわからないところがスゴイ)。
いきなり抹茶を出された晶の心の声は…
―――いつの間に? どこで? そして茶道の心得まで? 勢いよく振り向き、目が合うと憂夜さんはにっこりと微笑み返した。優美だが質問はもちろん、お茶を飲み残すことも許されなさそうな空気がびんびんと伝わってくる。
晶のこういう心の声が、とっても好き。
表題作で憂夜さんは開店以来初めて休暇をとる。憂夜さん不在の間に彼に関する秘密がすこーしだけわかりそうになるのだけれど、最終的には彼の謎は更に深まった感もあり。あぁやっぱり、謎は謎のまま、このままでいてほしいかも。そしてそれが、このシリーズが長く続くために必要なことでもあるのかもしれない。
『Dカラ―バケーション』収録作品
・7days活劇
・サクラサンライズ
・一剋
・Dカラ―バケーション
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連ドラにもなった人気シリーズの第4弾! 晴れて新規開店した
club indigo。新たな新人ホストも入り混じってさらに大所帯に
なっています。新人の草食系の今時ホストくん、いいキャラ
してますねー。人をイラっとさせる事に長けてますw。
その新人が活躍する「サクラサンライズ」が一番
お気に入り。ベタな展開ですが、新人くんの
ツンデレっぷりに少しだけ萌えましたw。やっぱり
ギャップって大切なのね。
表題作では憂夜さんのミステリアスな部分にようやく
踏み込んだストーリー。それでも憂夜さんはあくまでも
憂夜然としています。どんどんこの人のキャラが
異質になってきています。
全体的にコメディ感が増えてきて当初のタッチと作風が
変わってきてますが...まぁ面白いからいいのか。
でも今までミステリ・フロンティアで刊行していたのに
人気になって、急にハードカバーでの刊行は解せない。
棚に並べた時の高揚感を返してくれw!
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インディゴ、第4弾。派手な装丁だな、おい。
今回も巻き起こるどたばた騒動。そしてますます深まる憂夜さんの謎(笑)
サブタイがかっこいいよなあ、いつも。
「いつの間に?どこで?そして茶道の心得まで?」
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この装丁最高!「ワカマツカオリ」さんっていう人が描いているらしい。check!既刊のシリーズも、彼女に描いてほしいな~。と思ったら文庫版はそうなってた!欲しいっ!!
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待望のインデイゴシリーズ最新刊。
風営法の改正に合わせ営業形態を変更させたクラブインディゴ。若手ホスト、手塚くんがなまいきでちょっといらだちます。手塚くんが引き起こす事件、そして渋谷刑事豆柴が事件に巻き込まれ、ついについにの憂夜さんの過去が明るみにでる。
どれもおもしろかったけど憂夜さんの過去の話が好きです。その話しにだけエルドラドの空也が出てきますし、本来のインディゴっぽくて好き。
「何も話さないのは、できるだけ長くあなたと一緒にいたいから。」
が、深すぎて、じんと残ります。
あとスイーツ刑事、早乙女も好きです。
おもしろかったー。
もっともっと続いて欲しいです
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インディゴの新刊!
やっと読めましたー。
ドラマ化する前から大好きな作品!
*7days活劇
*サクラサンライズ
*一剋
*Dカラーバケーション
風営法の改正に合わせ、営業形態を変更させた『club indigo』
二部制にし、新しく入った昼の部の若手ホストたちに振り回されながら事件に巻き込まれていきます。
今回は3巻と違ってindigoメンバーがフルで出てくるので面白かったです!
やっぱり個人目線より、こういう感じが私は好きです。
そしてみなさん!!
ついに来ましたよ!!!
憂夜さんの過去が!!
3巻のレビューで「4巻ではぜひ!」と書いてたのですごく嬉しいです。
ただ、曖昧なまま終わってしましましたね....
でもこのくらい謎に包まれている憂夜さんが好きです!!
しかも台詞が…!!!
鼻血出る寸前でした。
かっこよすぎます!
ちなみにドラマの憂夜さんのイメージが私のイメージと違ってショックでしたw
ドラマ化したから登場人物のイメージがわからなくなってしましましたね~。
個人的にはやっぱり原作の方が好きだなーと改めて実感しました。
そんな感じで憂夜さん大好きな私は表題作が一番印象に残りました。
この話だけ空也さんが出てきます!
5巻も楽しみにしてます!
『何も話さないのは、できるだけあなたと一緒にいたいからです』
…憂夜さんかっこよすぎ!
2010.041
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表題のDカラーバケーションが一番印象に残ったかな。
新人ホストくんには、イラッときてしまって、なじめず・・・。
ま、好き嫌いはしかたないよね。
私も『何も話さないのは、できるだけあなたと一緒にいたいからです。』 の科白には、やられてしまいました♪
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前回店舗改装中の話でしたが、今回は改装も終わって新しく2部構成になったクラブ・インディゴ。
1部のトップは相変わらずアフロのジョン太。2部は新顔で今回の話から活躍です。
持ち込まれる厄介事はさまざま。いつもは敵視している刑事さんのピンチも救えば、開店以来始めて休暇をとった敏腕マネージャーの留守中の危機だとか。
オーナーの主人公は変わらず昭和くさい女全開で笑えます。
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ドラマ化の影響ですっかり有名になりましたね。
ソフトカバーからハードカバーへ…。
表紙は相変わらず素敵。
「サクラサンライズ」が好きやな。
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風営法の改正に合わせ、営業形態を変更させたclub indigo。カジュアルなカフェ風の二部を設け、若手ホストが接客を担当するようになる。他者に興味を持たないイマドキな若手ホストはトラブルを運んでくるし、渋谷警察署の豆柴は殺人事件に巻き込まれるし、開店以来一度も休んだことのない憂夜が突然休暇を取れば厄介で大きな問題が巻き起こる―。愛すべきホストクラブに集う、一風変わったホスト探偵団の活躍を描く、シリーズ最高傑作登場。
《ブックデータベース より》
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うーん、前の作品に比べてあんまりわくわく感なかったなぁ。
憂夜さんは魅力的でミステリアスなキャラクターだけど、なんだかなぁ。
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ドラマ化、舞台化されたこのシリーズ。早くも四作目です。読みやすいライトミステリ。手塚をはじめとした第二部の新人ホストや豆柴の相棒早乙女など新キャラも多く、その分古参のホストたちの出番が少なくなった印象があります。
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シリーズ最新作。
前3作読んだ時に「映像化される前提で書いているようだ」と思ったら
案の定ドラマ&舞台化(どっちも見てないけど)。
今作もノベライズを読んでいるようなライト感。
サクサク読めて面白いけどね。
読んでて脳内映像化。
なぎさママはもうマツコ・デラックス以外考えられない。
【図書館・初読・8/31読了】
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新キャラ登場で何とか息を吹き返したって所でしょうか。少なくとも前作の「ホワイトクロウ」よりはずっと完成度が高いように思いました。この調子でがんばってください(笑。
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<内容>二部制に営業形態を変え、新メンバーも加わったclub indigo。憂夜からの突然の休暇願、その間のおかしな客が、indigoに事件をもたらす。ますます冴えを見せる、シリーズ第四弾。