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駆逐艦野郎の従軍記。大型艦とまた違った、艦内の日常。中小企業か家内工業の社員の雰囲気。著者はもう故人ではあるが、面白い読み物をのこされた。帝国海軍に300隻近い駆逐艦があったとは、知らなかった。韋駄天「空母翔鶴」の逃げ足。(駆逐艦よりスピ-ドが速い。)駆逐艦の居住区が、仕官は兵員室の下にあって、水面下で波の舷側をたたく音がハンマ-で鉄板をたたくのと、すこしもかわらない音がするらしい。とか、知らなかった事が満載・
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駆逐艦野郎、を体言する本。スマートネイビーとはかけ離れた世界ながらも、その生き生きとした暮らしっぷりは読んでいて気持ちが良い。
史実と違う部分が散見されるも、それは筆者の価値観であろうか当時の情報規制の賜物なのであろうか。
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太平洋戦争は駆逐艦の戦い……最近強くそう思うようになってきたので、改めて駆逐艦乗りの視点で書かれた本書は、興味深かった。
軍隊や戦争はポジティブなことばかりではないが、ネガティブなことばかりでもないという当たり前のことも改めて実感した。
敵の評価や、作戦に対する鋭い指摘もあって、やはり日本軍の中にあっても末端で直接戦闘に参加したベテランの軍人は合理的だったのだろう。
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駆逐艦野郎。おもしろかったです。漢字が少ない、句読点が多く文章がぶつ切り。それでもおもしろい。文章が生き生きして、戦艦や空母などの大艦の乗り組みの方の文章とはまた違う味わい。
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男臭い荒っぽい語り口。最後のドラム缶輸送、内地に転勤、司令の空母への移動辺りが泣かせる。陸奥爆沈の真相?や宮様の長男の話しなど細かいエピソードもいい感じに読ませてくれる。