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人外と人間との関係が、切ない。
「種が違う」にしても、やはり別れはお互いにつらいのではないか。
ミステリー部分よりも、そのことばかり考えてしまった。
妥当な結末かも知れない。だけど、感想を素直に言えばそれぞれのパートナーと一緒にいて欲しかったと思う。
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ちがう種だという前提でどれだけ優しく手料理うまくて頭がよくて顔がよくて気に入っているのに、「好き」ではないという人間2人の漠然とした前提が理解できなかった。
そこでほのかな恋心を抱いちゃうのが人間ってものじゃないのかい。うみー。
ほのぼの殺人(なんでほのぼのなのか)連作ミステリ。
もうすこし料理メインでもよかったなぁ。
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書名どおりの温かい話。
ギンちゃんとムーちゃんは、事件を解決しようとおもっているわけでなく、結果として解決してしまってる。天然系な探偵さんでしょうか。
最終話の温かい手は、ちょっとしんみりしてしまいました。人ではないので、感覚がちょっと怖いところもあるけれど、二人(?)とも優しくて、こんな謎の生命体なら傍にいてもいいなあと思いました。パートーナーには慣れないと思うのでお友達としてですが(笑)
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この作品は、座間味くんシリーズとなんか同じような匂いを感じる作品です。
作者の特徴として、ミステリーだけれど、必要以上に人が死なず、読んでいて、ソフトな感じで描かれていると思います。
それは、作品にも言えることではないでしょうか。
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宿主である人間の生命エネルギーを糧にする謎の生命体が探偵役という、一風変わったミステリ。美味しいご飯を作ってくれて、過剰に摂取したカロリーを吸い取ってくれるというのだから、ありがたい宇宙人(?)です。種が違っているわけですから恋愛対象にはなりませんが、人間に擬態しているんだから世間的には恋人として紹介できるし、宿主を探すのに便利なように人に好かれる容姿をしている、などなどポイント高いなーと思いつつ読んだのですが、ラストが悲しい。悲しいけど未来に続く力を感じさせてくれる物語でした。かなり好きな感じです。
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探偵役が人間ではないという奇妙な設定が「なぜ助手役は冷静か」の答えの一つになっている。
設定を飲み込んでしまえばあとは石持作品らしいリズム良い会話で楽しませてくれる。
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基本はミステリ。
探偵役が人間の姿を借りた未知の生命体。
彼らと人間との触れ合いも描いている。
読後はほんわか。
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今月読んだ「ガーディアン」と同じ作家さん。
連作になってます。
「きれいな魂が美味しいから」って理由で、
その魂の持ち主に降りかかる事件を
正義感や責任感が無く、冷静に理屈だけで
解決する謎の生命体のミステリー。
探偵役にもってこいかも。
謎の生命体を出しても、ミステリー部分には影響無しな
設定なので、良い味付け。
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なんとなく本屋で手にとって買った本です。初めて読む作者さんでした。
嫌いな話ではないんですが…かといって好きかと言われるとそれほどでも…と言うぐらいの感想です。
設定は面白いと思うんですが推理はちょっと首を傾げるところがありました。殺人まで犯すような理由?と言う動機だからかなあ…(その辺りコナン君も同じ感想を持ちますが…)
個人的にはギンちゃんもしくはむーちゃんと同居したい。そして私の過度にありあまる余剰カロリーを吸い取って頂きたい。が、魂がキレイじゃないからダメかしら… トホホ。
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ギンちゃんとムーちゃんは,一風変わった名探偵兄妹。実は彼らは、人の生命エネルギーを糧にする謎の生命体である。パートナーの「おいしい」ピュアな生命エネルギーが濁らないよう、殺人事件や騒動を鋭い観察で解決する。
相変わらず描かれている人間が優しいなあ。人間ではない謎の生命体という本格ミステリではタブーのような設定を、アンフェアにならずに使いこなしてるのが見事です。
事件の内容もなかなか本格してるし、ライトに読めるのに読み応えがあって満足できました。ミステリファンではなくても、暖かくてちょっぴり切ない読み物として楽しめるんではないでしょうか^^
石持作品は、本当に良心的というか・・・うん
苦手な人はいるかもしれないなあ
私は好きです^^
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摂取した生命を吸収する、何だかよく分からない生物AとB。
彼らと同居している人達の目線から、話が進んでいく短編集なのですが
同種族だけかと思ったら…兄妹でした、この分からない生物達。
事件に対して、の気になる一文から、すべて話は始ります。
一体その言葉はどこからのものなのか。
それはどう吐かれたものなのか。
事件内容は、ものすごくさっくり早いです。
むしろこの内容量でよくまぁここまで考えられるな、と。
必要なものしかないので、全ピース使いきれば
完璧に推理できるかとw
淡々と、人が死んでも消化したように進んでいくので
最後にはちょっと悲しいというか寂しいというか…。
握り合う姿を想像すると、切ない、というのが一番しっくりきました。
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私の側にもムーちゃんやギンちゃんいないかなぁ(笑)
なんて思う時点で魂が汚れてそうだけど・・
ほのぼのまったりな雰囲気の中での事件に次ぐ事件。
コ○ン君並にすいすいと謎を解いちゃうのは凄いけどどこまで行ってもいつまで経っても人間の立場では共感できない二人がちょっと寂しい。
人間を理解しようとしてるのは人間社会にとけ込むためなだけで。でもだからこそそんな二人が取った最後の行動が温かくて愛しいなぁ。
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連作短編集。
人死にが多い割には、どことなく「日常の謎」的な雰囲気で、さくさく読める。
でも基本的に一話完結なので、先が気になっちゃって一気読み! って感じにはならなかったな。
ラストが少し切ない。
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人間ではない生命体の名探偵。
一見ピュアなようで、実は人間的な感情が無いだけで冷淡な面も見せるという独特のキャラクターは他にはない個性的なものです。
石持氏の作品の中ではかなり異質な部類に入ると思いますが、微妙に中途半端な空気感が嫌いではないです。
ただ、ミステリーとしてはそんなに深いものではありませんでした。
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「なぜ他人の白衣を着たまま死んだのか」「なぜ痴漢は車内で刺されたのか」
「なぜ知人は突然失踪したのか」
など、提示された謎に関しては興味を惹かれました。
ただその行為(犯行)に至るまでの動機が弱く、事件が解決してもすっきりしません…。
また、ギンちゃん、ムーちゃんの選んだパートナーがどれだけ純粋な魂の持ち主なのか
よく伝わってこなかったのも残念です。