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『梅鼠』はじーばーがメインの話で構成されている。
ますび作品といえばじーばーである。
僕はますび作品の中で唯一『電氣ブラン』だけ所有していないので、そこから収録された『黄金虫』を新鮮な気持ちで読むことが出来た。
それ以外の作品は久々に読み返すものなのだけれど、やはり好きだ。
『桜東風』、『私と彼女と洞窟で』が特にお気に入り。
『私と彼女と洞窟で』の中で、主人公の女の子が泣いて謝るシーンがあるのだけれど、そこがとても好き。
「ああ、この子はそこで泣くことが出来るのだなぁ」と安心するのだ。
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須藤真澄さんのじいばあは良い!!っていうのは有川浩さんの「3匹のおっさん」で知った。
エレクトリカルパレード大爆笑させて頂きました。
そして今回帯でも有川さん絶賛されてらっしゃるし。
やっぱこむすめよりもこっちのほうが好み。
「昼と夜」
「私と彼女と洞窟で」
「今宵楽しや」
特にお気に入り。
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ファンタジックな老い(と死の間)。老いってこんな暖かいことばっかじゃない!と思いつつ、こんな妖精みたいなばあちゃんに、90くらいになったら、なってみたいかも。昔っぽい絵もファンタジック。
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『萌葱』よりこっち。不思議要素が割増。じじばばの隣にいる少女たちがより魅力的です。
「桜東風」が素晴らしかった。おりうさーん!
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年を取ることは悲しいことではない。私たちはいつまでも私たちのままでいられるよ。
死について、老いについて、抗い難い世界の摂理について綴る作業が、須藤真澄個人の願いではなく、先に旅立った愛するひとびとのための祈りになったからではないだろうか。